(壮大なイントロダクション)
時は遡り、2019年9月20日
富士フイルムが、あるカメラの開発発表を行ったことで全世界のフォトグラファーは大きな衝撃を受けた。
そのカメラの名は…
富士フイルムイメージングプラザ大阪へ行ってきました!
こんにちは!カメラのナニワ心斎橋店の阿部です。
私は富士フイルムユーザーで以前から心斎橋にあった富士フイルム大阪サービスステーションによく行っていました!
当日返却であればカメラやレンズを無料でレンタルできるので、よくお借りしたものです。
この富士フイルム大阪サービスステーションが「富士フイルムイメージングプラザ大阪」と名前を変えて難波に移転オープンしたとのことで、遊びに行ってきました♪
まず入ると一番に目に入るのが富士フイルム最新のカメラたち。
なんと、発売前のX-Pro3が先行展示されているではありませんか!
こちらは是非触りまくってみたい。触りまくった感想は最後に載せます!
富士フイルムのカメラに触れられる「タッチ&トライ」は以前からありましたが、心斎橋ではショーケースの中に機材が入っていました。
こちらではこのようにオープンで展示されていますので、誰でも気軽にカメラを試すことができるようになりました!
堂々とした佇まいのGFX100。1億200万画素を誇る最高機種も気軽にタッチ&トライ!
もちろんレンズも豊富にあります♪
なかなかお目にかからないXマウントシネレンズや
カールツァイスのXマウント用レンズも展示されるようになりました。
また、販売では富士フイルムのカメラにピッタリなバッグやアクセサリーを扱うORIENTAL HOBBIESの商品が追加されました。
軽量ボディな中判カメラ、GFX50Rもレンタルできるようになっております。
通路にはプロジェクターのFP-Z5000が数台設置されていました。
FP-Z5000は従来のプロジェクターとは違い、75cmという至近距離からも大画面投写が可能です!また、レンズシフト機能が搭載されており、スクリーンからずらしたところへ設置し、プレゼンターの影を出さずに画面の前でプレゼンするといった使い方もできます。限られたスペースで使用できる超優秀プロジェクター!
こちらでは今後窓の外に向けて投写し、外からプロジェクターの映像を見られるようにする予定だとか。楽しみですね!
セミナールームのほかにスタジオも新たに追加され、ライティングも含めたより実践的なセミナーであったり、様々なことに活用する予定とのこと。
また、これまであったギャラリーに加え、FUJIFILM Xシリーズで撮影された写真を中心に展示する「Xギャラリー」ができました。
現在Xギャラリーでは13名のプロ写真家がX-Pro3で撮影した写真が展示されている「Pure Photography」が11月13日まで開催されております。
展示写真を撮ることはできませんでしたが、見ごたえ抜群で、極上の写真を楽しむことができますので、イメージングプラザ大阪に来た際はぜひご覧になってください。
出展写真家 : 内田ユキオ、鬼澤礼門、織作峰子、笠井爾示、操上和美、高桑正義、高橋俊充、立木義浩、七咲友梨、HASEO、藤里一郎、宮澤正明、森山大道
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発売前のX-Pro3を触ってみた!
さて、では最後に話題沸騰のX-Pro3ちゃんを触らせてもらいましょうか…
(2019年11月04日現在、先行展示されているのはブラックのみ。DRシルバーとDRブラックは展示されていません。)
追記:11月13日よりDRシルバーの展示も始まったそうです!
隠された液晶。その意味とは…
一見、外観はX-Pro1、X-Pro2と続く伝統的なデザインを維持しているように見えます。
フィルムカメラライクのダイヤル、OVFとEVFのハイブリッドレンジファインダー式であることも変わっていません。
しかし、X-Pro3の発表で世間が湧いたのはなんといっても裏側のこの部分でしょう。
背面液晶がない…!?
いえ、背面液晶がなくなったわけではないんです。
格納されていて、このように下側にのみチルトさせることができます。
つまり、普段は液晶が隠されて、簡単には見れない仕様になっています。
一体なぜこんな仕様になったのか…というと「撮影に集中してもらうため」だそうです。
デジタルカメラの時代の到来とともに、「撮影して、現像に出して、ようやくどのように撮れているかわかる」という撮影スタイルから、「撮影して、液晶でうまく撮れているか確認する」というスタイルに変わりました。
それによって確かに失敗は減りました。しかし、よく考えると液晶で確認している間はシャッターチャンスをどんどん逃しているわけです。
また、液晶で見ることによって安心してしまうということもあると思います。
確認できない分、一枚一枚に対して構図や露出をもっと追い込むことができるとのことです。
このカメラでの基本スタイルは、なるべく液晶では確認せず、とにかく集中して撮って、帰って確認する、ということが推奨されていると思います。
「フォトグラファーよ、もっと写真を撮れ」
この隠し液晶スタイルには富士フイルムからこのようなメッセージが込められていると思うんですね。
便利な世の中に、あえて液晶を確認しないという制約を作る。
昔偉い人が言いました。「芸術は制約によって生まれるのだ」と。
とはいえ、X-Pro3は電子ファインダーが有機ELになってかなり綺麗になったので、ファインダー内だけでも設定変更や写真の確認などを完結することができ、より効率が上がると思いました。また、動画やローアングル撮影に便利なチルト液晶はきっちり残して、懐古主義なだけのカメラじゃないぞ!ということがよくわかりました。
富士フイルムの遊び心が垣間見えるサブ液晶
もう一つ外観で気になったのは背面の小さな液晶。
(実在のフィルム「ベルビア」ではありえない設定も)
こちらはサブ液晶となっていて、今使用しているフィルムシミュレーションが一目でわかる仕様になっています。
フィルムカメラ時代、今何のフィルムを装填しているかわかるように箱の一部を切り取ってメモホルダーに差し込んでいましたが、まさにそのオマージュで、懐かしさを感じるデザイン。
ずーっと背面を眺めていても飽きない…!
そして触っていて気付いたのが、X-Pro3を使うとこれまでの富士フイルム製カメラと比べて、「今どのフィルムシミュレーションで撮影しているか」をより意識して撮影できるということです。
単なる遊び心かと思ったら、「撮影に集中してもらう」というコンセプトがここにも現れています。恐ろしい子…
X-Proシリーズは常に撮影の新しい価値観を生み出してくれます。
昔偉い人が言いました。「X-ProのProとはプロフェッショナルではなく『前へ』という意味である」と。
シャッタースピード、F値などの撮影設定を表示するモードもあります。
その他の特徴
ここからは富士フイルムイメージングプラザ大阪のスタッフさんから聞いたお話です。
・新フィルムシミュレーション「CLASSIC Neg.」は、カラーネガフィルム「SUPERIA」をイメージしている
普段フィルムカメラで撮影をされている方も馴染みやすいのではないでしょうか。早くCLASSIC Neg.で実際に撮ってみたい!
・「カラークロームエフェクト」に「カラークロームブルー」が追加
例えば、青空や青い海なんかを撮影する際、階調豊かな青を表現できます。青以外は変えずに撮影できるのが凄いポイント!
・チタン外装は人間の手で成形される
今回天面と底面で強くて変形しにくいチタンが使用されていますが、実際にカメラにチタンを使うのはかなり難しいことで、最後は一台一台人の手が加えられて仕上げられているのだとか!この努力があってこそ軽くて傷つきにくいボディができあがっているんですね。
ずっと付き合える相棒になるカメラ。
私も「撮影する度に液晶で確認する」スタイルの世代なので、実際に触ってみて最初は少し戸惑いました。
しかし、慣れてくると操作感はかなり良く、次々と撮りたい気持ちにさせられます。また、小型軽量でかつ丈夫なボディ、見た目の愛らしさも相まって、このカメラと共にずっと旅に出たいような、そんな感覚になりました。
もうシンプルにめっちゃ欲しいです。ほんと。
X-Pro3を手に思わずニヤケが出ている私です。
そんなFUJIFILM X-Pro3が、なんとカメラのナニワ心斎橋店でも先行展示されることになりました!
11月8日から展示スタート!
発売前のX-Pro3を触ってみたい!
そんな方は富士フイルムイメージングプラザ大阪でじっくりお話を聴くも良し、当店で私と語り合うのも良しです。
レッツ タッチ&トライ!
「FUJIFILM X-Pro3」
ブラック 2019年11月28日(木)発売予定
DRブラック/DRシルバー 2019年12月中旬 発売予定
品薄となることが予想されますので、お早目のご予約を!
心斎橋店の阿部でした!
富士フイルムイメージングプラザ大阪 |
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