さてさて、今回はオールドニッコール・・・いや、まえだにしては最近のレンズかも
ニコンAI25-50/4S
今から見れば広角ズームでもこのミリ数ってのは物足りないかと思います。
しかししかし、AIニッコール登場時の40年近く前となれば話は別かも。
最近でこそ画質向上目的で主流となった印象の「レトロフォーカス」型を採用しているレンズはまた増えてきていますが、今回ご紹介のこのレンズも同じ。
当時としては高価格そして直後に訪れたオートフォーカス時代の影響で消えていったレンズですがまえだ写真の世界にのめり込むきっかけになったのがこのレンズ。
まえだ使っていたレンズは酷使の果てに修理不能となってしまったのですが今回・、、久々に手にする機会がありましたのでレビューしたいと思います。
まずは広角25mm側から
今のレンズとは違い周辺部の歪みやピン流れは見られますが、当時のレンズと思えばなかなかな描写かも
標準50mm側では・・・
開放f4ということで深度は深めですが、スナップにはイイかも
このレンズ、スナップ用には結構使えるミリ数ですがもうひとつのポイント、近接はどうか
普通に近寄っては近接60cmとあってそんなに寄れた感じはしませんが、比較的奥側に被写体を置いたらよい感じにはなるはず
そう、こんな感じに
いい具合にボケて良く写ります。
はじめにも言いましたが、今となっては何ら珍しくないミリ数のレンズ。
しかししかし!
2mから60cmまでの刻みは細かく深い被写界深度を活かしただけでなく開放F4でも意外と浅い深度で、ボケ味を活かした事も出来る設計者の方の「撮る楽しみ」を考えられた作りが感じられる興味深い1本です。
まえだ、若い時に使っていた時にはそう深く考えず「広角から標準まで使いやすいなあー」程度にしか思っていませんでしたが、改めていま見てみると深い味わいのあるレンズです。
またこんな感じで、オールドニッコールを今も楽しめるという所をお伝えできればと思います!