淡いクセ玉 Summar 5cm f2 レビュー!

今年も早いもので、もう12月になりますね。。
そろそろダウンを着ようかなと思っております、神戸元町店スタッフの山下です。

今回はライカLマウント(L39 スクリューマウント) 「Summar 5cm f2」をご紹介
いたします!!

Summar 5cm f2は、1933年に発売された現在86歳のレンズとなります。
こちらのレンズですが、柔らかい材質を使用されているようで、レンズ前面に拭き傷が
多く見られます。また、経年劣化といいましょうか、レンズ内にクモリが発生している
個体も多いレンズです。(傷なし、クモリなしのパーフェクトSummarを山下は拝見したことがないので誰かお見せください。。)
しかし、傷、クモリのあるSummarの特徴といいましょうか、ソフトフォーカスのような写りは、ハマるととても綺麗な描写をしてくれます。
特にフレアが特徴的で、優しく温かい雰囲気を出してくれます。

あまり文章を書くとお詳しいライカ使いの皆様からおしかりをうけそうですので、、
作例を載せていきましょう!

※使用カメラはGXR  MOUNT A12のAPS-Cセンサーになりますので、75mm相当の画角になります。

GXR MOUNT A12 Summar 5cm f2  1/200  F2.2  ISO200

全体に靄がかかったような描写ですが、ピント面はシャープです。
露出補正をしてハイキー調にするときれいな描写になりそうですね。
























GXR MOUNT A12 Summar 5cm f2  1/34  F4.5  ISO1600

キレのあるレンズだとこの描写はできないだろうなと、モニターを見ながら思ったカットです。光が拡散していくような淡い描写がなんともたまりません!
パーフェクトSummarだとどんな描写をするのでしょうか、見てみたいですねぇ


GXR MOUNT A12 Summar 5cm f2  1/1070  F3.2  ISO1600

屋台の提灯がヒトダマのように見えたので、思わず撮影しました。
開放での撮影だと画面全体にフレアが広がりすぎるのですが、約1段絞ることでフレアも少なくなり、締りもある描写になります。発光している被写体との相性がよいですね。

GXR MOUNT A12 Summar 5cm f2  1/500  F2  ISO800

開放での口径食が見たくて撮影しました。レモン状の口径食ですね。


GXR MOUNT A12 Summar 5cm f2  1/1070  F2.2  ISO1000

大阪MBSのらいよんチャンのイルミネーションを撮影。怪しい雰囲気が出てますね。
見づらいですが、後ろのボケに注目していただくと、グルグル状のボケが発生しております。わかりやすいカットを用意できなかったので、後日アップできればと思います、、

今回は作例、以上となります。

次は作例を多めに入れますので、またのご視聴おねがいいたします!