商品レビュー:SONY FE24-70mm/F2.8 GM

こんにちは、カメラのナニワ西梅田店スタッフSです。

今回はFE24-70/F2.8 GMを使用したレビューを書いていこうと思います。

24-70/2.8というスペックなのでいわゆる大三元ってやつですね。

2016年の春に発売されたレンズなので既にレビューは沢山書かれています。

なので詳細なスペックは少し端折らせて頂きます。お許しを……。

GMにはほぼほぼ搭載されている非球面XAレンズの効果により色収差や輪線ボケ、色にじみを徹底的に抑制して高画質とボケを両立しています。

僕がSONYに乗り換えるキッカケにもなって、今でも2年間ずっとお世話になりっぱなしのレンズなので少し気合を入れてレビューしていきます。

こうして見ると一番使ってますね・・・ほんと

使用したカメラはα7Ⅱとα7Ⅲです。それではどうぞ。

いつも通り拡大できますが今回は結構抑え目の画質にしています。

SONYα7Ⅱ+SONY FE24-70mm/F2.8 GM/35mm/F8/SS 1/250/ISO 400

SONYα7Ⅱ+SONY FE24-70mm/F2.8 GM/28mm/F8/SS 1/100/ISO 500

東京駅から歩いて10分くらいにある有名スポット東京国際フォーラムです。

GMレンズを手にした瞬間「絶対にここの写真撮ったるぞ!!!」と意気込んでいた
記憶がいまでも鮮明に残っています。

撮影したのは冬の朝、始発の新幹線に乗って友達と会う前に時間があったので観光がてらに撮りました。

なんかもう意味がわからないくらいバッキバキです。えげつないほどシャープ。

初めて自分が手にした大三元なのでその描写力の良さで重さを忘れる程です。SONYα7Ⅱ+FE24-70mm/F2.8 GM/24mm/F7.1/SS 1/80/ISO 640

SONYα7Ⅱ+FE24-70mm/F2.8 GM/30mm/F6.3/SS 1/125/ISO 800

絞ると本当にえげつないくらい写るレンズです、ほんと。

ガラスとか石畳の床がこれだけ映えてくれると普段から持ち歩きたくなるようなワクワク感が出てくると思います。

新しい世界を見せてくれてバリバリ撮っていきたくなるような描写だなぁと思います。でも重いんですよねこのレンズ。

レンズボディと組み合わせると約1.7kgあるので使っていく度に筋トレができます。

SONYα7Ⅱ+FE24-70mm/F2.8GM/27mm/F5.6/SS 1/100/ISO800

撮って出しの色は面白みのない色をしていることが多いですがそれが功を奏して
編集しやすい色味なんじゃないかな、と思います。

ハニトーのパンのカリカリ感と粉砂糖のふんわりした感じがちゃんと出ててとても美味しそうです。

SONYα7Ⅲ+FE24-70mm/F2.8GM/50mm/F2.8/SS 1/125/ISO320

最短撮影距離は38cmなので少しテーブルフォトには使いづらい印象があります。

このシフォンケーキは自分で作ったやつですが、解放で撮ったのもあってGM特有のボケのおかげでふわふわふかふかな感じが一層増している感じがしているんじゃないかなと思います。

こびり付いた薄い生地の気泡の跡もえげつないくらいディティールを出してくれています。バニラの粒も見えますね。

SONYα7Ⅱ+FE24-70mm/F2.8GM/35mm/F4/SS 1/60/ISO 2000

SONYα7Ⅱ+FE24-70mm/F2.8GM/32mm/F5.6/SS 1/40/ISO 4000

こちらの2枚は北海道で撮ったパフェとジンギスカンです。

濃厚な牛乳を使ったパフェって少しだけ黄色いですよね。その感じと少しだけ溶けた感じと特有の凸凹が見えてて「これはソフトクリーム」と誰にでもわかる感じ、普通に凄いのでは……?

ジンギスカンの写真もボケているとはいえ焼いている煙が綺麗に階調されているんじゃないかなと思います。ピント面のお肉のテカテカ感もGOODですね。

SONYα7RⅢ+FE24-70mm/F2.8GM/30mm/F4/SS 1/50/ISO 1000

SONYα7Ⅲ+FE24-70mm/F2.8GM/41mm/F4/SS 1/60/ISO 400

2枚連続でパフェが続きましたが、1枚目のパフェは佐賀県の佐賀駅にあるうふふというお店で食べられます。

常時120種類位パフェを取り扱っているという何日かけて通えばコンプリートできるのかわからないお店です。

白玉団子のぷるぷるもちもち感と器が冷えてるって感じがしっかりわかります。

2枚目は・・・鳥取県の倉吉市のティールームダイアナというお店で食べられます。

味はお察しください。ソフトクリームではなく生クリームとわかる描写の差をちゃんと出してくれるし美味しそうに写してしまうのがこのレンズです。

あ、ちなみにこのちくわ常温なのでアイスクリームと見事なマリアージュがご堪能して頂けます。興味ある方お店の方まではどうぞ。

SONYα7Ⅲ+FE24-70mm/F2.8GM/70mm/F5.6/SS 1/40/ISO 1600

ちょっと題材が変わりまして、次は水族館の写真になります。

これは海遊館のピラルクです。テレ端で撮ったのですがなんていうんですかね鱗とか顔の凸凹とかめちゃくちゃ緻密に描写しているのに背景は綺麗にボケてくれてより一層ピラルクの存在感が前に出ている写真ですね。

水族館って暗いのでこういう明るいレンズが大活躍してくれると思います。

SONYα7Ⅲ+FE24-70mm/F2.8GM/70mm/F4/SS 1/50 ISO 1000

アデリーペンギンです。この時存在こそは知っていたのですが生きているアデリーを見るのは初めてで撮って拡大したときに少し驚きました。

白いのは目ではなくて人間のまぶたみたいなもので中に目があります。

いや~デフォルメされてたり映像だとわからないことが多いのでこういう発見が見つかったりするのも面白いなぁと思います。毛の描写すごい。

SONYα7Ⅲ+FE24-70mm/F2.8GM/70mm/F4/SS 1/50 ISO 800

水族館の癒し枠の1つゴマフアザラシです。

いや気持ちよさそうだなコイツ毛1本1本に加えて強化アクリルの細かい傷まで写してくれています。

ここ上のフロアと繋がっていてて上の人の顔がたまに水の屈折でとんでもない顔になって映り込んだりするので写真を撮るとたまに奇跡の1ショットが写っていたりします。めちゃくちゃ笑えるのでおすすめです。

SONYα7Ⅱ+FE24-70mm/F2.8GM/70mm/F4/SS 1/4000 ISO 6400

描写テストの為に撮った大阪駅のあの水がバシャバシャ落ちてくるあそこです。

非球面XAレンズのお陰で色収差が除去されているお陰で綺麗な水の透明感と水が弾けた瞬間を捉えているんじゃないかなと思います。

ボケも綺麗に玉状になってて円形絞りの効果が出ていると思います。

と、作例は以上になります。

使用した感想になりますが描写がすごい!それに尽きます。

AFもリングドライブSSMのおかげで動作が静かなのに加えて動作時の振動も抑えられているため、撮影により集中できるかと思います。

ただ、色味は可も無く不可も無くといった無難な発色で「RAW現像を前提」とした描写色なんじゃないかなと思います。実際全部Lrで編集していますしね。

作例に逆光耐性を確認する写真がないかとおもわれがちですが、ハニトーの写真が見事に逆光で上の雪見大福みたいなお餅が真っ白になっていました。

ですがコーティングとRAW出力のお陰で完全な白飛びはしておらずディティールもちゃんと表現できていて凄いなと思います。

レンズ単体で1kg近くあり、値段も全くお気軽にとはいかないレンズですが値段以上の価値があるレンズなんじゃないかな、と使っていて思いました。

今でも頼りになる最高の相棒です!自信をもってお勧めできるレンズです。