今回は1995年に発売されたコンパクトフィルムカメラ、ライカ Minilux(ミニルックス)についてご紹介をします。
ライカといえばレンジファインダー!というイメージが強いと思いますが、こちらはオートフォーカスの高級コンパクトカメラになります。そのような位置付けをされるようにCONTAX Tシリーズのような高級感のあるシャンパンゴールドの外観には高級コンパクトカメラには珍しい40mmの高性能な単焦点レンズが付いています。
外観は主にチタン外装で、ダイヤルなどの操作系もシンプルにまとまっています。
露出はフルオートか絞り優先AEになっています。
レンズの構成は「Summarit 40mm F2.4(4群6枚)」です。
40mmという標準域で使いやすく、F2.4と明るく設計されています。
では、実際に使用してみたので写真をご覧ください。
なんでもない自販機たちをパシャリ。隅々まで解像していると思います。オートプログラム+オートフォーカスにすると何も難しいことを考えず気軽に撮影できますね。
花壇に咲いている花を前ボケに入れて撮影。開放から1絞りしてf4にしました。とても素直なボケで色のりがいいですね。
続いて水面に浮かぶ落葉です。水のつやつやした質感と透明感、見事に表現されています。
玉ボケチェック用に撮影した一枚。周辺がレモン形になっていますが、目立った二重線ボケは見られず良いボケ感だと思います。本当は開放で撮りたかったのですが、シャッタースピードが1/500秒までしか設定できず泣く泣くf4に。。。撮影日は晴れだった為このような場面が数回ありました。せっかく明るいレンズが付いているのですから1/1000秒は欲しいところです。
実際に使用すると、シャッタースピード以外にも不満点はあります。一つはファインダー視野率が85%であることです。今回は視野率のことなんて頭にないまま撮影したので仕方がないですが、結構視差が大きいです。例えば上の写真は本当は靴まで写すつもりはなかったのですが、写ってしまいました。先ほど紹介した花壇を前ボケに入れた写真も同様に写真下の土は入れないつもりでした。これは慣れが解決してくれるので練習が必要です。
二つ目は露出補正についてです。EVボタンを長押ししてからポチポチ変えていくのですがとてもめんどくさい。「0→+0.5→+1.0 …+2.0→-2.0→-1.5→…-0.5→0」とループしていくので+0.5→-0.5に変更したい場合めちゃくちゃポチポチしないといけません。
ストロボも同様にポチポチ変えていくスタイルです。一番使うストロボなしモードは6回もポチポチ。
なんと、電源をオフにすると設定もリセットされるので毎回設定する必要があります。
最後に良い点ですが、AFの精度がかなりいいことです。今回フィルム1本分撮影してピン外しがとても少ない。自分の合わせたいところにピシャっと合わせてくれます。撮影するジャンルによりますが街スナップであれば十分なAF性能だと思います。
写りに関しては見ればわかるようにコンパクトと思えないくらい素晴らしいです。
使用フィルム:FUJIFILM C200
難点も目立つカメラですが見た目もよく写りも申し分なく、「ライカ」のロゴもばっちり目立ってかっこいいカメラです。気軽に持ち歩き街散策のアイテムにいかがですか?
商品名:Leica minilux
中古ランク:B
商品状態:外観スレキズ有り・レンズホコリ有り
税込:68800円(2019/12/23現在)
お問合せPLU番号:2222240016247
お問合せはタカチホカメラ府内店 又は
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