【最強の】GRⅢ【スナップシューター】

今回のブログの本題はコレです。

アンリ・カルティエ=ブレッソン。またはソール・ライターに学ぶスナップ写真

とかそんな感じです。

どうも。レモン社池袋店のわちゃわちゃしてる方。春山です('ω')ノ


ブレッソンもソールライターも好きなんですよ。

ブレッソンの幾何学的な写真も、ソールライターのあの色彩感覚も。両方とも自分にはないし、見る力とか探す力を貰えると言うか、何というか。

あ、ここまでブレッソンとかソールライターの名前を挙げときながら、殆ど本文には関係ないです。
最後の方にちょろっと出てきます(笑)

と、言う事で今回は物欲に負けてGRⅢを購入してしまいました。


ちなみに、今回のブログの趣旨は、GR使ったら写欲が復活したよ!
だから私と同じ悩みの人はGR買うと幸せになれるかもよ!

と言うブログです。

さて、閑話休題。
実は2005年のGR Digital以来のGRシリーズの購入です。


↓弊社にあるGRⅢ。ブログの最後に商品情報は載せます!

2005年発売のGR Digitalを買ったのは、今は無き渋谷のさくらや…。
当時はちょっとマイナーな格闘技のカポ〇ィラをやっていた関係でAFが早くてシャッター速度が速いカメラください!って言ったらGR digitalをお勧めされて買ったのを覚えています。その当時は分かってなかったけど、今思えばさくらやの店員さん超ナイスチョイス。

で、それ以来のGRシリーズ。超楽しい

もう一回言いますね。超楽しい


そして、ここからが本題。
私は普段ポートレートの人です。こーんなかーんじー。
人撮るのって楽しいじゃないですか、基本スタンスは写真を通じてコミュニケーションしてるって感じで。

まぁ、スタジオでガチガチライティングもやるけど、基本的には地明かりを使って撮影するのが好きです。

ただ、問題点は気合入れないと撮れないんです。楽しいけど疲れるし、スケジューリングとか納品の事とか考えたらちゃんとやらなきゃ…!みたいになってしまうんです。

あと、単純に私がポートレート撮る時のカメラがフジフィルムのX-T2とXF56/1.2 Rなので、正直ポートレート撮るぞ!!って時じゃないと持ち出すの面倒なのもあります。

もっと言うと、それ以前はニコンのD800Eを使ってました。今考えると総重量10キロ超えとか普通にやってました。すごいぞ私!

そしてそれプラス、ライトスタンド2本、クリップオン2台、ディフューザーその他諸々…。

で、結果どうなるかって言うと、写真は本来楽しい筈なのに、いちいち予定を調整して~。とか、持っていくの面倒だなぁ。ってなって、徐々に写真から離れて行っちゃうんです。
で、そうなるとより撮影から遠のいてしまう…。と。

そこで考えました。機材をミニマルにしていけば、結果としてカメラを持ち歩くのが苦じゃなくなり、写真を撮る機会も増えるんじゃあないかと。

あと、レンズ交換式とかズームレンズだと、どのレンズを持っていくか悩んだり、レンズによっては重厚長大になってしまって結果持ち歩かない。面倒くさい。あぁ、あのレンズを持ってきてれば。なんて言う精神衛生上よくない事も起こりえます。

そして、段々と写真を撮るのが面倒になる。と言う事で!!!!!そんな状況を回避するためにスナップシューターと名高いGRⅢの購入に踏み切りました。


結論から言うと、買って大正解

物理的なメリットとデメリットだけ簡単にと。

メリット
①ポケットに入る
 →今の時期は上着のポッケに入るし、入れようと思ったらパンツのポッケにもたぶん入ります。それくらい小さい
②機動が早い
 →体感ですが、フラッグシップ機と変わらないか、下手すると早いくらい。です。ポケットから出して電源入れたから構えるまでには立ち上がってます。
③設定関連の保存が秀逸
 →これはちょっと体感部分もありますが、パラメーター動かせるところが多いし、それぞれユーザー設定に保存が出来ます。普段マニュアルしか使わないけど、AvとかTvとかもスナップだといいなぁ。と感じます。
④手振れ補正が付いてる
 →これは説明不要だと思います。スローシャッターも結構雑にやっても案外平気。こいつすごいぞ…!
⑤NDフィルター付き
 →これ地味に便利です。日中のスローシャッターには必須。


デメリット
①電池の減りが早い
 →GR2だとカタログスペック320枚なのに、GRⅢだと200枚。この辺は無線機能とか手振れ補正とかとトレードオフだったんでしょう。でもバッテリー小さいからまだ予備持って行っても苦じゃない。
②焦点距離が固定
 →一応デメリットに入れておきます。たまーに長いのが欲しくなる…。とはいえ、デジタルクロップが出来るので、35mmと50mmも対応できます。

あれ?ほとんどデメリット無いじゃない…!!!

とは言え、やっぱり電池の減りは一日遊び倒すと厳しいので、2本はあった方が良いと思います。


と、言う事でここからは作例と言うか、こんな感じで楽しんでます。と言う写真達です。
基本的にGRⅢでのみで、RAW現像とか全くしてません。いわゆる撮って出しです。
あと楽しいからハードモノトーンが多いです。めっちゃ楽しい


さっそくハードモノトーンです。
富士フイルムのXシリーズにもモノクロでアクロスが有りますが、それよりもフィルムっぽさが有る気はします。
独特の粒状間が楽しいのと、モノクロで撮影しとけば上手く見えるマジックにハマっておりますちなみに、スナップを基本撮らないのですが、頑張ってブレッソンを目指してみました。ブレッソンへの道のりは遠い…。

↓の写真もブレッソンを意識しました。意識したからと言って近づいてるとは限らないッ…!

からのカラーです。確かポジフィルム調で撮影したかと。
青のグラデーションがめっちゃキレイ…。そりゃーカメラ女子も空とネコとラテアートばっかり撮るわ…。



そしてこちらが換算28mmの微妙に歪むけど気にならない程度のパースの付き方です。
手前は結構ぐわっとくるけど、遠景はしゅっと(伝われ)
でも、これだとポートレートはやっぱり厳しいから割り切りで考えるべきですね。

同じく↓こちらも手前がぐわっとしてます。
この辺りから普段使わない28mmがだんだん楽しくなってた気がします。


スナップって言ったら俯瞰で人物動いてるよね。って思って撮ったやつ。
そんなにスナップ撮ったことないけど、写真を撮る時に見るポイントがいつもと違って撮っても楽しいです。これも機動力のあるGRⅢのおかげ…!



とはいえ、モノクロだけじゃなくてカラーも問題ないです。
こういう場所だと普段はカメラ出すのも面倒だなぁ。って思ったりするけど、サっと出してパっと撮れるってのがここまで自由なのか。と。


スナップを撮る時に光とか色とかを探して撮るのですが、なんとなく移動中もそれを探したり、気になる物があったらすぐ撮れるって言うのが楽しい。と言う事を再発見しました。

出来ることが少ないからこそ、その中でどうしようか考えるし、コンデジだし。と言うある種気楽さも免罪符になってシャッターが止まりません。

なんならそのままWi-Fiで転送してインスタにUPなんて事も出来るので、パソコン使わなくて済むのも推しポイントです。

画角で言えばiPhoneと変わらないお馴染みの画角だけれど、GRⅢの方が遥かに撮りたい!と思える手軽さです。


~総評~

まず、出来ない事がある。と言うのがここまで自由なのか。と実感しました。
ファインダーも無いし、光学ズームも無いし、開放2.8だからそこまでボケたり明るいわけでも無いし。
でも、だからこそ気楽に撮れるし、いい意味で諦めもつきます。
休日はバイクで移動することが多いのですが、移動中に「あっ!」って思ったら取り合えずバイク降りてポケットからカメラ出して…と気軽にできます。
これがレンズ交換式だとまず面倒で絶対にしない。
そう言う意味では、レンズ交換式では出来ない撮影が出来る。とも言えるかもしれません。
すこし言葉遊びの様になってしまいますが、今回GRⅢで撮影した写真は一眼レフでは撮れません。
それは、私自身そもそも一眼レフだとここまで気軽に持ち歩かないし、面倒だから「取り合えず撮る」をしないからです。
そういった意味では、今回の写真はGRⅢだからこそ撮れた写真だとも言えます。

交換レンズ式のカメラを持ち出すと、良い写真撮りたい。と言う欲が邪魔をしてしまう事ってありませんか?せっかくカメラ持ってきたのに。みたいな。
GRⅢだと別に失敗してもいいや。とか、ブレてても荒れてても「まぁコンデジのお遊びよ(センサーはAPS-Cだけど)」と精神的に安心感もあります。

出来ることが極端に少ないからこそ、写真に自由に向き合える感じがします。

誰に見せる必要も無く、誰かの為に撮るわけじゃなく、気軽に気の向くままに向き合う事も出来るし、ブレッソンの様に街中で一瞬のタイミングをじっと待つことも出来るし、ソールライターの様に色彩を探して歩いても辛くないサイズ感。

もちろん、Wi-Fiがあるからいい写真が取れたらその場でネットにUPも出来ます。
カメラ内RAW現像も秀逸でいじれるパラメーターも豊富。

気軽に使おうと思えばとことん気軽に。本腰をいれてもちゃんと答えてくれる。そんな二面性を持ったカメラは珍しいかもしれません。


GRⅢ めっちゃおすすめです。


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