オリンパス PEN EE-2とは?
1968年にオリンパスから発売した、"初心者、機械操作が苦手"な女性向けに作られた自動露出のハーフサイズカメラです。
オリンパス様の公式な商品ページではこう紹介されています。
発売年月:1968年5月
「オリンパスペンEES-2」のレンズを28mm F3.5とし、固定焦点にしたカメラです。価格は11,000円(ケース付)。
オリンパス様の公式なページはこちら。
《目次》
- 特徴
- フィルムの装填
- 撮影時の注意点
- フィルムの取り出し
- 作例
《特徴》
①35mmフィルムの半分のサイズで倍量(36枚撮りなら72枚)撮れる!
②自動露出により、複雑な操作なく写真が撮れる!(暗いところではシャッターを切れない制御装置が付いています)
③固定焦点でピント合わせの必要なし!
④普通に構えて縦位置になる!
④小さくて持ち歩きに最適! ! それでは早速、オリンパス PEN EE-2の使い方を画像付きでご紹介しようと思います。
《フィルムの装填》
カメラ左下部分につまみを下に引くと
裏蓋が開きます。
巻き戻しクランクを上に引き上げフィルムをセットし、再び巻き戻しクランクを下げ元に戻す。
フィルムのベロ(先端)を巻き上げスプールの溝に差し込み、巻き上げ→※シャッターを切る動作を2回ほど繰り返し、
フィルムのパーフォレーション(上下の穴)がしっかりマガジンに噛み合うようセットする
裏蓋を閉め、再び巻き上げ→※シャッターを切る動作を繰り返し、
フィルムカウンターの数字を 1にする。
レンズ基部のダイヤルを回してフィルム感度(ASA)を設定したら撮影スタート!
《撮影時の注意点》
ファインダーを覗いた状態
※露出不足(暗すぎて写らない)時は、ファインダー内に赤いプラ板が表示され、シャッターが切れません。 被写体を明るくするか、アンダー(暗く写っても良い)なら、いちどカメラを動かし、シャッターが切れる明るさの所で半押ししてから被写体にカメラを戻し、画角を決めてシャッターを押して下さい。
焦点距離は固定ですが、近付きすぎるとボケてしまいます。被写体との距離は、
(ISO400の場合)最低でも約2.5m以上取ってください!
《フィルムの取り出し》
フィルムをすべて取り終えると、巻き上げが出来ない状態になり、シャッターが切れなくなります。
カメラ底部分にある巻き戻し用ボタンを押し込む
巻き戻しクランクを起こし、右に回転し、手応えが軽くなるまでフィルムを巻き取ります。
先の要領で裏蓋を開け、巻き戻しクランクを上に引き上げ、フィルムを取り出しま す。
《作例》
フィルムを半分にする形になるので、普通に構えて撮ると縦位置になります!
連続で撮ると、こんな写真も撮れます。
オリンパス PEN EE-2は、女性の手にもしっくりくるコンパクトサイズ。 気軽に持ち歩けて、良い被写体に出会った時、いつでもサッと撮影することができます!
使用感としては、被写体をレンズを覗くと目で見たよりも気持ち小さめに写り込みます。町歩き撮影をしていて、細い道でこれ以上後ろに下がれない!被写体が画面に入りきらない!というストレスも少ないように感じました。
撮った写真は、プリントはもちろん、お近くのカメラ屋さん、電気量販店で現像・ プリント、データ化も可能です。
同じく、ハーフサイズカメラのオリンパス PEN EE-3ついてもこちらから見られますので、ぜひチェックしてみてくださいね!
みなさんも、デジタル・ケータイとは一味違ったフィルムカメラの写りを是非楽しんでみてはいかがでしょうか?