皆さま こんにちは。カメラのナニワ 心斎橋本店 猫のストラップをコツコツ探すカメラ担当 見崎です。
令和2年を迎え、皆さまはどのようにお過ごしでしょうか。
カメラメーカーのホームぺージでは、ニコン・キヤノンが早速、ボディ・交換レンズの新製品の発表がありました。ニコン・キヤノンユーザーの皆さまはオリンピックイヤーの令和2年は、新製品のマメな確認は欠かせませんね。
さて、APS-C一眼レフカメラの使用時、ペンタックス₍リコー₎をメイン機材にしている見崎は、正月からペンタックスK-30・K-rで愛猫を収めています。
使用レンズは、申し訳ございませんが流行りのスーパータクマー₍Super-Takumar₎55mm f1.8ではありません。
マウントアダプターKでオールドレンズを楽しむファンは既に多数いらっしゃいますので敢えて、今回はペンタックスレンズの最高峰★₍スター₎シリーズ【smc PENTAX-DA★ 55mm F1.4 SDM】のスペックについて、自宅の愛猫を被写体にしてご紹介していきます。
1.平成21年₍2009年₎発売の中望遠レンズ
階調の幅広さ・深みのある色再現性で高い評価を受けてきたsmc PENTAX-FA43mm F1.9 Limitedと購入比較をする場面に遭遇しますが、今回のレンズの製品名に「DA」の記号があるように、APS-Cサイズデジタル一眼レフ用₍フルサイズ84.5mm相当 画角28.6度₎の小型軽量設計シリーズの中望遠レンズになります。
現在、ニコン・キヤノンのAPS-Cフォーマット₍DX・EF-S₎専用の50mm・55mm単焦点レンズはラインアップしていませんが、ペンタックスは11年前には製品化していました。
平成21年₍2009年₎のペンタックスの新製品と言えば、デジタル一眼レフ「K-7」交換レンズには「smc PENTAX-DA18-55mmF3.5-5.6AL WR」他がありました。
ペンタックス初のミラーレス一眼「Q」はさらに2年後、平成23年₍2011年₎まで待つことになります。
2.エアロ・ブライト・コーティングの採用
ペンタックスのオールドレンズファンであれば、smc PENTAX・・・とレンズリングに書かれたマルチコーティングをご存知でしょう。
エアロ・ブライト・コーティングとは、従来のマルチコーティングの上に均一な空隙を有するシリカエアロゲル層をコーティング。
屈折率の低い空気を取り込むことで、ゴーストやフレアの大幅な軽減を計っています。
ペンタックスの現行レンズには、フィルムカメラ時代の方式の「ボディ内モーター」が多数残っていますが、当レンズは、レンズ内モーター「SDM」となっています。
尚、ペンタックスのレンズ内モーターの名称は①SDM₍超音波モーター₎ ②DC₍直流モーター₎ ③HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR REに搭載しているPLM₍パルスモーター₎の3種類です。
レンズ内モーターの種類によっては、オートフォーカスに制限があるカメラボディに違いがあります。ご留意くださいませ。
4.安心できるスーパープロテクトコーティング
レンズの表面₍前面 第1面₎には撥水性・撥油性の強いコーティング「SPコーティング」を施しています。
雨天時の撮影で付いた水滴・誤って付けた指紋など油脂の汚れも簡単に落とすことができます。
5.DAスター★レンズは最高品質の証
APS-Cサイズのフォーマットをもつデジタル一眼レフカメラの特性と小型化を考慮して、ペンタックスで最新の光学設計により開放絞り値から高い解像力とコントラストを発揮する高性能レンズに、DAスターの名称が使われています。
50年以上前のスーパータクマー₍Super-Takumar₎レンズと比較すると、同じメーカーのレンズの味とは思えませんが、数値的₍MTF曲線₎だけでレンズの優劣を判断するのでなく、見た時の感性・に伝わる「味」を重要視する設計は不変であります。
令和元年9月のPENTAX ミーティング 100周年スペシャルにおいて、令和2年中にPENTAX APS-Cのフォーマットの最高級一眼レフカメラの発売を予告しました。
具体的なスペックの公表を楽しみに待ちましょう。
カメラのナニワ心斎橋本店では、ペンタックス・リコー製品の新製品は勿論、中古カメラ・フィルムカメラ・現像・証明写真撮影まで各種お取り扱いしています。
皆様、お誘い合わせのうえ、ご来店くださいませ。
■撮影場所:自宅
■使用カメラ PENTAX K-r
■露出モード プログラムシフト ISO感度₍400-1600₎AUTO設定
■モデル協力:アリアさん・ズマロンくん・アイちゃん・リコくん・モコちゃん・ライちゃん