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安くて良く写るフィルムカメラ Nikomat FTN【猫撮影レビュー】

皆さま こんにちは。 カメラのナニワ 心斎橋本店カメラ担当 春の外猫の撮影が待ち遠しい見崎です。

皆さま、お気づきでしょうか? 2020年2月22日は、「ニャオニャオ ニャンニャンニャンデー」だそうです。

猫の日は昭和62年に制定された語呂合わせによる記念日になりますが、猫と一緒に暮らせる幸せを感謝する機会にしましょう。

さて、今回のブログは、令和元年に「ニコンFマウント誕生60周年」を迎え、再び、注目を浴びているニコンのフィルム一眼レフカメラの中から、安くて良く写るフィルムカメラ「Nikomat FTN」のスペックについて、休日と就寝前に撮影した作例と共に振り返ってみましょう。

 

1.発売は1967年(昭和42年)
Nikomat FTN NIKKOR-S AUTO 50mm/f1.4 マニュアル露出 モデル/ズマロン

 

日本高度経済成長(1954年~1973年₎時期に発売されたので景気も良く大量に生産されました。

そのため中古市場でもよく見かけることができる機種の1台になります。

 

1967年(昭和42年)発売当時の現金正価は、ボディのみで32.500円 50mm/f2付きで46.000円でした。

 

参考として、1967年(昭和42年)の公務員高卒初任給は18.400円 タクシー初乗り100円/2km かけそば70円/1杯 煙草(ハイライト)70円/1箱 

 

Nikomat FTN NIKKOR-S AUTO 50mm/f1.4 マニュアル露出 モデル/RICO

 

2.ファインダー倍率は0.86倍

Nikomat FTN NIKKOR-S AUTO 50mm/f1.4 マニュアル露出 モデル/アリア

 

 

 

現行の各メーカーのデジタル一眼レフカメラのファインダー倍率(50mm使用時)は、

■ニコン D850/0.75倍  D780/0.7倍

■キヤノン EOS5D Mark IV/0.71倍  EOS 6D Mark II/0.71倍

■ペンタックス K-1 Mark II/0.70倍

と高級機種でも0.8倍に届かないスペックです。

Nikomat FTN NIKKOR-S AUTO 50mm/f1.4 マニュアル露出 モデル/アリア

 

因みにニコマートFTNが登場した頃、一眼レフカメラのファインダー倍率(50mm使用時)は、

■ニコン ニコマートFTN/0.86倍

■キヤノン FTQL/0.9倍 ぺリックス/0.9倍

■ペンタックス SP/0.89倍 SL/0.89倍 

■ミノルタ SR-T101/0.9倍

■フジ ※フジカST701/0.96倍 ※55mm使用時

と現行機種を圧倒する大きくて見やすいファインダーです。

ニコマートFTNのファインダースクリーンは、中心部がギザギザになっているマイクロマットでしたが、後に上下のズレを合致させるるスプリットマット(Jマット)も用意されました。

Nikomat FTN NIKKOR-S AUTO 50mm/f1.4 マニュアル露出 モデル/ズマロン

 

3.露出計は 代用電池で使用可

Nikomat FTN NIKKOR-S AUTO 50mm/f1.4 マニュアル露出 モデル/ぶーやん

 

説明書記載の電池は水銀電池MR-9ですが、1995年に生産完了になっています。

ニコンサービスセンターの案内による代用電池として、関東カメラサービスから発売している「MR-9型電圧変換アダプター」とボタン電池SR-43*1個の組み合わせで、露出計を作動させること方法があります。

MR-9型電圧変換アダプターは、カメラのナニワ心斎橋本店でもお取り扱いしています。

JAN/4589413230014 税込み価格/2.982円

Nikomat FTN NIKKOR-S AUTO 50mm/f1.4 マニュアル露出 モデル/もこ

 

4.ボディと一緒にオススメしたい50mmf/1.4シリーズ

Nikomat FTN NIKKOR-S AUTO 50mm/f1.4 マニュアル露出

 

初めてフィルムカメラを始める時、ボディと一緒に購入するものは、交換レンズです。

交換レンズは広角レンズ(焦点距離35mm以下) 標準レンズ(同50mm前後) 望遠レンズ(同85mm以上) その他にマクロレンズ、ズームレンズなど何十種類もあります。

その中から、オススメしたいのが、オールドレンズ Nikkor Auto 50mmf/1.4です。

流通量も多く、現行品のAi Nikkor 50mmf/1.4Sの定価60.500円の1/5~1/3の価格で入手できるのが財布に優しいところ。

開放絞り値f1.4クラスであれば、高感度ISO400フィルムと組み合わせると、手ブレを軽減させる場面が多々あります。

また開放絞り値が明るいレンズだと、シビアなピント合わせもやり易くなります。

カメラのナニワ 心斎橋本店なら f1.4 f2  f2.8など開放絞りの異なる様々なオールドレンズでご確認してただく事も可能です。

Nikomat FTN NIKKOR-S AUTO 50mm/f1.4 マニュアル露出  モデル/ズマロン・アリア

 

5.故障の少ない機械式シャッター

Nikomat FTN NIKKOR-S AUTO 50mm/f1.4  モデル/ライ・アリア

 

かつて、ニコンサービスセンターで勤務していた頃、20年以上経過したフィルム一眼レフカメラの修理の依頼が度々ありました。

例えば、フラッグシップである「F4」は調整・修理は2008年(平成20年)で終了。 保守部品が枯渇しており、基盤で張り巡らされたカメラ内部を解体して復元する事は極めて難しくお断りせさる得ない状況でした。

しかしながら、「F&ニッコール オーバーホール(MF旧製品メンテナンス)」ではニコマートFT・FTN・FSが修理不能でお返しをした記憶がない位、調整と整備で使えるようになっていました。

因みに、ニコンサービスセンターでは、ニコンF フォトミックT・フォトミックTN・ニコマートELの露出計の部品交換がほぼ困難という事も知っていたので、私のニコン マニュアルフォーカス一眼レフのメイン機種は、ニコマートFTN(FT)にしています。

Nikomat FTN NIKKOR-S AUTO 50mm/f1.4  モデル/EYE

 

最後にフィルム現像サービスについて

カメラのナニワ 心斎橋本店プリント工房では、35mmカラーネガフィルムの即日仕上がりを受け付けしています。

 

■現像代金/フィルム1本につき 

660円(税込み)

 

■フィルムデータCD化+インデックスプリント

550円(税込み)  ※別途、フィルム現像代頂戴します。

 

■フィルムデータのスマートフォンへ転送+フィルムデータCD化+インデックスプリント

713円(税込み)  ※別途、フィルム現像代頂戴します。

 

Nikomat FTN NIKKOR-S AUTO 50mm/f1.4 マニュアル露出  モデル/もこ

 

尚、嬉しいことに、リコーオートハーフ、オリンパス ペンシリーズの《35mmハーフ判カラーネガフィルム》でも、デジタルデータ化の受付しています。

心斎橋・日本橋・難波へお越しの際は、是非とも当店をご利用くださいませ。

 

フィルム現像及びプリントサービスに関するお問い合わせ電話番号は、

■カメラのナニワ 心斎橋本店プリント工房 

電話06-6281-4116

営業時間/平日・土曜10時30分~20時00分 日曜・祝日10時30分~19時00分

 

■モデル協力 見崎家の愛猫

■撮影機材 Nikomat FTN NIKKOR-S AUTO 50mm/f1.4

■フィルム 富士フィルム 業務用フィルムISO400

 

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