【新連載】動画しようぜ!「どうしよ!」vol.1【カメラワーク編】

どうもカメラのナニワの阿部です。

ここ数年、動画の盛り上がりが半端ないと思いませんか!?

YouTuberが登場したり、Twitterでも面白い動画がバズったり、動画に強いデジタルカメラが各社からどんどん発売されてきて、フォトグラファーは動画もできて当たり前みたいな、暗黙のプレッシャーを感じている世の中です。

そんな世間の雰囲気と反して「私は写真しか撮らない」と頑なに動画撮影を拒んでいたわけですが、カメラの販売をする以上知っておく必要があります。

いや、違いますね。私は「写真」にこだわっていたというより、「動画」の彼のことは気になっているけど、単に彼のことをよく知らないから、彼とこれまで付き合うことができなかったのではないかと最近気づいたわけです。

でも、私と同じように動画は気になるけど手が出せないという方たくさんいると思うんですよね。

なぜって動画を始めるに当たって「壁」が存在するから。

4K?HD?フレームレートってなんじゃ…とか、ジンバル?ってやついるんじゃないの?とか、編集どうするのとか、新たな知識、新たな機材が必要になってきます。

それでも私はその壁を越えて動画を撮れるようになりたい!彼のことを知って、彼と仲良くなりたい!

そんな動画初心者の私が調べたこと、教えてもらったことを公開し、一緒に動画を勉強していこう!詳しい方がいれば教えてもらおう!

そんな企画が

動画しようぜ!略して 「どうしよ!」

でございます。


【基本のカメラワークを覚えよう!】

今回の目標はとにかく撮ってみる!です。

設定は?機材は?とか色々ありますが、まずは気にせずやってみましょう。

~初めてデジタルカメラを触ったとき、とりあえずオートで色々撮った、あの時の気持ちを思い出して~

ただ、今回は基本のカメラの動かし方を覚えたいと思います。

動画におけるカメラワークにはそれぞれ専門用語があり、解説本などでも当たり前のように専門用語で書かれてるので、これを覚えておかないとややこしいんですよ!

カメラワークの種類はたくさんあるのですが、とりわけカメラを動かすとなるとこの4つが基本になると思います。

1.フィクス

2.パン/ティルト

3.トラック

4.ドリー/ドリー・イン/ドリー・アウト


1.フィクス

カメラの動かし方その①「フィクス」はまさに基本中の基本、「カメラを動かさない」ことです。

要は三脚などに立てて固定撮影するのですが、これが意外とバカにできない。

被写体がもともと動いている場合ではカメラも動くと画に集中できなくなる場合があるので、絶対にマスターしておきたいカメラワーク。

逆に、被写体が全く動かない場合はフィクスで撮るとただの静止画になってしまうので要注意!

以下作例です。あれですよ、動画初心者の撮影ですからね!お手柔らかに!(保険)

※音が出ます


一つ目の例は三脚を使って撮影しましたが、二つ目と三つ目は手持ちで撮影していることに気づきましたでしょうか?

手ブレは少しありますが、目を凝らさないとわからないレベルに落ち着いているんじゃないかなと思います。

実は以前手ブレを(なるべく)抑えるテクニックを教えて頂きまして。

その名も「ストラップ三点保持」!

写真のようにストラップを首とカメラでピーンと張って保持する方法です。

コツとしては、なるべく上半身を動かさないこと。

上半身を固定し、動くときは下半身を使ってカメラの向きを動かしましょう。

カメラかレンズ、せめてどちらかでも手振れ補正付きのものを使用した方が良いと思います。

今回は他の動画も全て「手持ち&ストラップ三点保持」で撮影しております。


2.パン/ティルト

カメラを振って撮影する方法が2種類あります。

「パン」は広さに重点を置いた撮影方法で、カメラを左右に振ることで広く撮影することができます。

広大な景色を撮るときなどに有効です。

手持ちで撮影する場合は、先に終わり位置に体の正面を先に向けて置き、スタート位置まで体をひねって撮影するとブレにくいそうです!


「ティルト」は高さに重点を置いた撮影方法で、カメラを上下に振ることで縦の広がりを表現できます。

高い建物や細長い像のほか、人物の全身を撮影するのにも有効です。

下から上をティルトアップ、上から下をティルトダウンといいます。

下から上か、上から下かだけでもかなり印象が変わりますので色々試してみてください。



3.トラック

動く被写体にカメラを追随させて撮影する方法です。

カメラ自体が動くので、流動感があるダイナミックな画を撮影することができます。

今回は歩く女性に合わせて追いかけてみました。


ちょっとPVっぽくて楽しい。


4.ドリー/ドリー・イン/ドリー・アウト

「ドリー」とは台車のことで、カメラを台車に乗せてなめらかに水平移動させる撮影のことを言いますが、台車を使わなくても「ドリー」といいます。

その中でも、だんだん被写体に向かってカメラを近づけていく撮影を「ドリー・イン」、被写体からカメラが遠ざかっていく撮影を「ドリー・アウト」といいます。


途中ピントが失敗していますが、近づいたり離れたりすることで臨場感が生まれていると思います。


動画、なかなかどうして楽しい

いかがでしたでしょうか。

動画を撮るにはいろんな機材が必要なイメージがありましたが、手持ち+ストラップ三点保持でもそこそこ撮れましたね。さすがにぬるぬるとまではいきませんが。

今回は失敗もありましたが、「こんな感じに撮れるんだ」となかなか楽しかったので、動画を撮影したことがない方もとりあえず撮ってみて一度楽しんでみましょう。

「どうしよ!」最終回には動画撮影めちゃくちゃうまくなってたらいいなあ……。

次回の「どうしよ!」は、「動画の形式…多すぎ!?編」(仮)

カメラのナニワ心斎橋店 阿部


▼シリーズ一覧

動画の形式とシャッタースピードをマスターしよう「どうしよ!」vol.2
初めての動画編集ソフトは何がいい?【Shotcut】を使ってみよう「どうしよ!」vol.3

今回の目標はとにかく撮ってみる!です。

設定は?機材は?とか色々ありますが、まずは気にせずやってみましょう。

~初めてデジタルカメラを触ったとき、とりあえずオートで色々撮った、あの時の気持ちを思い出して~

ただ、今回は基本のカメラの動かし方を覚えたいと思います。

動画におけるカメラワークにはそれぞれ専門用語があり、解説本などでも当たり前のように専門用語で書かれてるので、これを覚えておかないとややこしいんですよ!

カメラワークの種類はたくさんあるのですが、とりわけカメラを動かすとなるとこの4つが基本になると思います。

1.フィクス

2.パン/ティルト

3.トラック

4.ドリー/ドリー・イン/ドリー・アウト


1.フィクス

カメラの動かし方その①「フィクス」はまさに基本中の基本、「カメラを動かさない」ことです。

要は三脚などに立てて固定撮影するのですが、これが意外とバカにできない。

被写体がもともと動いている場合ではカメラも動くと画に集中できなくなる場合があるので、絶対にマスターしておきたいカメラワーク。

逆に、被写体が全く動かない場合はフィクスで撮るとただの静止画になってしまうので要注意!

以下作例です。あれですよ、動画初心者の撮影ですからね!お手柔らかに!(保険)

※音が出ます


一つ目の例は三脚を使って撮影しましたが、二つ目と三つ目は手持ちで撮影していることに気づきましたでしょうか?

手ブレは少しありますが、目を凝らさないとわからないレベルに落ち着いているんじゃないかなと思います。

実は以前手ブレを(なるべく)抑えるテクニックを教えて頂きまして。

その名も「ストラップ三点保持」!

写真のようにストラップを首とカメラでピーンと張って保持する方法です。

コツとしては、なるべく上半身を動かさないこと。

上半身を固定し、動くときは下半身を使ってカメラの向きを動かしましょう。

カメラかレンズ、せめてどちらかでも手振れ補正付きのものを使用した方が良いと思います。

今回は他の動画も全て「手持ち&ストラップ三点保持」で撮影しております。


2.パン/ティルト

カメラを振って撮影する方法が2種類あります。

「パン」は広さに重点を置いた撮影方法で、カメラを左右に振ることで広く撮影することができます。

広大な景色を撮るときなどに有効です。

手持ちで撮影する場合は、先に終わり位置に体の正面を先に向けて置き、スタート位置まで体をひねって撮影するとブレにくいそうです!


「ティルト」は高さに重点を置いた撮影方法で、カメラを上下に振ることで縦の広がりを表現できます。

高い建物や細長い像のほか、人物の全身を撮影するのにも有効です。

下から上をティルトアップ、上から下をティルトダウンといいます。

下から上か、上から下かだけでもかなり印象が変わりますので色々試してみてください。



3.トラック

動く被写体にカメラを追随させて撮影する方法です。

カメラ自体が動くので、流動感があるダイナミックな画を撮影することができます。

今回は歩く女性に合わせて追いかけてみました。


ちょっとPVっぽくて楽しい。


4.ドリー/ドリー・イン/ドリー・アウト

「ドリー」とは台車のことで、カメラを台車に乗せてなめらかに水平移動させる撮影のことを言いますが、台車を使わなくても「ドリー」といいます。

その中でも、だんだん被写体に向かってカメラを近づけていく撮影を「ドリー・イン」、被写体からカメラが遠ざかっていく撮影を「ドリー・アウト」といいます。


途中ピントが失敗していますが、近づいたり離れたりすることで臨場感が生まれていると思います。


動画、なかなかどうして楽しい

いかがでしたでしょうか。

動画を撮るにはいろんな機材が必要なイメージがありましたが、手持ち+ストラップ三点保持でもそこそこ撮れましたね。さすがにぬるぬるとまではいきませんが。

今回は失敗もありましたが、「こんな感じに撮れるんだ」となかなか楽しかったので、動画を撮影したことがない方もとりあえず撮ってみて一度楽しんでみましょう。

「どうしよ!」最終回には動画撮影めちゃくちゃうまくなってたらいいなあ……。

次回の「どうしよ!」は、「動画の形式…多すぎ!?編」(仮)

カメラのナニワ心斎橋店 阿部


▼シリーズ一覧

動画の形式とシャッタースピードをマスターしよう「どうしよ!」vol.2
初めての動画編集ソフトは何がいい?【Shotcut】を使ってみよう「どうしよ!」vol.3