こんにちは、鹿児島天文館店の吉冨です。
重さ199gと航空法の法規制を受けないドローン「Mavic Mini(マヴィック・ミニ)」
今回は、そんな軽量のドローンでどこまでの写真撮影が出来るのか実機紹介とともに紹介します。
1.手の平に収まるコンパクトなサイズ感
大きさも重さも手のひらに収まるスマホサイズです。カバンやポケットに入るので気軽に持ち運ぶことが出来ます。
Mavicシリーズの特徴でもある折り畳み式のボディで飛行の際には足を広げます。
バッテリーは本体から取りだし充電器にさして充電も出来ますし、直接microUSBを本体に差し込んで本体充電することもできます。
また、外出時にバッテリーがなくなったときもモバイルバッテリーから本体充電ができるようになっています。
機体本体の重さは変わらないもののバッテリーの重さは、日本仕様で50g・海外仕様で100gと仕様に違いがあります。
日本国内では200g以下が規制対象外の重量ですが、海外では250g以下が規制対象のラインになっているので国に合わせてバッテリー容量を変えることで各国の法律の規制を受けない重量になるように設計されています。
飛行時間は、メーカー公称値で18分ですが、実際は風の強い場合で10分ほど、風の弱い場合で13分~15分ほどのフライトを楽しむことができます。
送信機は、Mavic Air・Mavic2シリーズと同様にスティック部分の取り外しができるようになっているので、コンパクトに持ち運ぶことができます。
操縦には必須のコントローラーを含めても、これほどコンパクトに収まります。
ほとんど、スマホと同じくらいのサイズ感です。
2.スペック
センサー |
1/2.3インチ1200万画素CMOSセンサー |
画角 | 35mm版換算24mm相当/開放F2.8レンズ |
動画 | 最大2K/30fps(ビットレート最大40Mbps) |
最大飛行時間 | 18分 |
飛行速度 | 最大13m/秒 |
最大伝送距離 | 2Km |
3.驚きの軽さ「199g」
200gというのがドローンにとって大きな分かれ目の重量で200g以上が無人航空機・200g未満が模型航空機と分類されます。
無人航空機は航空法が適用されるため人口集中地区などで飛行させるためには国土交通省への申請が必要になります。
ですが、Mavic Miniは200g以下の為、該当地区を飛行させる場合でも航空法の申請をする必要がありません。
そのため、申請なしで人口密集地域でも気軽にフライトを楽しむことができます(注*)
(注*)航空法の制限は受けませんが条例や小型無人機等飛行禁止法などの法律「空港の周辺」「重要文化財の周辺」「他者の土地の上空」「条例で禁止されてる公園」など許可・申請がないと飛ばせない場所も多いため飛行させる場合には必ず確認が必要です。安全性を確認したうえで正しく飛行させることが重要です。
4.飛行安定性
重量が軽いため、強い風が吹くと少しふらつくこともありますが(映像は三軸ジンバルのおかげで全くブレません)、他の200g以下のトイドローンとは比較にならないほど安定した飛行で撮影することができます。
GPSの位置情報と機体底面にはビジョンセンサーがついているのでコントローラーを動かさない限りピタッと空中で静止します。
5.作例
作例写真はすべてAUTOで撮影、撮って出しのデータです。
シャープネスのきいたパキっと写る高精細な描写です。ダイナミックレンジは広く明部・暗部ともにしっかりと表現してくれます。
ですが、逆光時にはゴーストが出たり、コントラストが落ちてのっぺりした写りになることがあるので、太陽の位置を確認しながら撮影するのがオススメです。
6.最後に
コンパクトなサイズと、航空法の対象外199gの重量。なにかと気軽に扱える楽しいドローンです。
これまでの200g以下のドローンは、映像に安定性がなく空撮をするにしても満足いくクオリティで撮影ができる機体はなかったのですが、このMavic Miniは作品作りが出来るほど満足いく画質で撮影することができます。
4万円台と低価格でここまでの性能のドローンは他にありませんので、ドローンに興味のある方は、ぜひMavic Miniでドローン入門してみてはいかがでしょうか。
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鹿児島天文館店 吉冨