まえだ、ひょんな事から憧れのカメラを手にしました
ニコンSP!!
憧れだけに留めておくはずのカメラでしたが、運命のめぐり合わせか手元に回って来ました。
「外観が相当傷んでいる」ええ、それもまたこのカメラが辿って来た歴史を見るようでなかなかなもんです。
同時に5cm、3.5cmと8.5cmも手にしましたのでちょいと撮ってみました。
3.5cmF2.5は結構しっかりめの描写な感、ある意味ニコンらしい描写かも。
低照度下でも結構ねばってくれます
標準というだけあって、ぼける所はぼける、ピント来る所は来ると素直な性格。
低照度下はやっぱり力を発揮してくれます。
最後は8.5cmF2
このレンズ、写りっていうよりも「SPのフレーム切り替えを楽しみたい」という一心から手にしたので正直そんなに期待していませんでした・・・が
撮ってみて「本当にゴメンナサイ」な素敵な写り
開放近い状態での薄くベールがかかったかの様な柔らかさ
少し絞るととたんにシャープさを増す
今でも十分通用する内容なレンズでした。
ニコンSP確かにフレーム切り替えや各操作系など
「打倒ライカM3!」でかなりいい勝負までは行ったけどもやっぱり相手の方が上手な感はあります。
それでも当時の日本光学の持ちうる技術を結集して生み出されただけあって、レンズも含めて作り手の情熱が伝わって来ます・・・フォーカシングギア操作の指の痛みと共に。
数年後に登場した歴史的名機「ニコンF」の登場で後継機は出な・・・あっS2後継機のS3シリーズ、廉価版のS4は出ましたが、このニコンレンジファインダ機最高峰の座は永遠のものと言っても過言ではないのではないでしょうか。
ニコンファンなら一度は手にして頂きたいカメラです。