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梅田中古買取センターの喜田です。
今回は新型カメラ X-Pro3の発売でも話題のFUJIFILMについて、取り上げたいと思います。
富士フイルムはフジフイルムとも記載しますが、間違っても「フジフィルム」ではありません。 有名な話ですね。
35mmフィルムなどの製造販売をおこなっているため、フィルムと記載してしまいそうですが、
「フジフイルム」です。
さて、X-Pro3といえば、高級レンジファインダー型レンズ交換式デジタルカメラとして、存在感のあるカメラ。レンジファインダースタイルに、光学ファインダーと電子ビューファインダーを兼ね備えた、ハイブリッドビューファインダーを搭載。さらにX-Pro3では、独自機構の背面液晶を採用。通常使用時はフィルムシミュレーションで選択したフィルムパッケージ画像が電源オンオフ関わらず、常に表示されます。撮影した写真はチルト液晶の裏面に配置することで、フィルムカメラのようなフィルム小窓が作られました。これによりカメラを操る醍醐味がより一層増したのではないでしょうか。
X-ProシリーズはX-Pro1(2012年 2月18日 発売)から始まり、X-Pro2(2016年3月3日 発売)、そしてX-Pro3(2019年11月28日 発売)と世代を重ねるごとに進化してきました。
フジフイルムのカメラブランドには、主にXシリーズ、GFXシリーズに分けられています。
デジタルカメラ黎明期から、市場を牽引してきたフジフイルム。
その始まりは、フジフイルムのコンパクトデジタルカメラのブランド名でもあった、FinePix(ファインピックス)から来ています。
今ではFinePixブランドは、ウォータープルーフの防水コンデジ(XP140シリーズ)のみになっています。
ファインピックスといえぱ、カメラの形状は横向きが定説され、縦型のカメラはそれまで発表されても思ったほど、普及してこなかった。そんな中、新たに縦型のファインピックスが投入され、世界初のスーパーCCDハニカムセンサー搭載のFinePix4700Zを発売。色出し性能、デザインから当時のヒット商品となりました。
後に自動車メーカー ポルシェにデザインを依頼してつくられたのが、FinePix6800Zでした。 これらの機種は今見ても秀逸であり、ある種カッコいい製品だと思います。
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- 勿論、2001年度グッドデザイン賞を受賞しています。
- デザインの面だけでなく、性能の面では、フジフイルム独自のスーパーCCDハニカムセンサーを搭載することにより、1ピクセルが真四角ではなく、ハニカム構造の八角形を採用。集光エリアの面積が上がり、有効画素数が倍になる記録画素数を採用することで画素数の対し高感度でのメリット、カラーダイナミックレンジの広さなどが特徴的なカメラでした。
- 勿論、2001年度グッドデザイン賞を受賞しています。
これはフジがフィルムを製造で培った技術とアイデアで作られたセンサーです。
しかし、フジ独自のセンサーであったことから、他に比べ高コストでの製造が余儀なくされる。現在では、レンズとセンサー性能と、映像エンジン・ソフトウェアによる画像生成技術が進化し、海外からも安価なセンサーが手に入るようになると、スーパーCCDハニカムセンサーを搭載するカメラは減っていきました。
記録メディアもスマートメディアといった今では聞くことのなくなったメディアが用いられてました。
その後、xDピクチャーカードを開発するも、思った程の普及には至らず衰退しました。
スマートメディア、メモリースティック、xDピクチャーカードなどが乱立する中、当時後発であったSDカード(マルチメディアカード含む)が最も普及することとなり、その後のフジフイルムのカメラにも採用され、カメラのみならず、PCやスマートフォン、あらゆるマルチメディア デバイスに採用され現在に至ります。
今ではこれらセンサーや規格変更の流れを超えて、Xシリーズ、GFXシリーズへとバトンが渡されました。
現行のプレミアムコンパクト、同じくハイブリッドファインダーを搭載する現行機種「X100F」の初代 X100の正式な商品名は「FinePix X100」として、ファインピックスの名称で名乗られました。
そのはじまりの源流は、FinePixというブランドから派生したものでした。
新機種なども続々と登場する中、今後もフジフイルム Xシリーズから目が離せません。
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カメラのナニワ 梅田中古買取センター 喜田がお届けしました。