こんにちは!カメラのナニワ心斎橋店の阿部です。
今回は12月に発売されたキヤノンのiNSPiC RECのレビューをいたします!
いやーこれ、気になってたんですよ。
元々はクラウドファンディングサイト「Makuake」で先行販売した商品。即日1000台が完売して大きく話題になりました。
スペックはこちら。
有効画素数:約1300万画素 撮影可能距離:50cm~※ ピントが合う範囲は50cmから無限遠となります。 ISO感度:オート(ISO100-3200) 動画記録画質:HD(1280×720)30p、フルHD(1920×1080)30p/60p
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どうやって撮るの…?
まずはなんと言ってもこの形状。(超かわいい)
カラビナ式になっていて、衣服やカバンに装着して持ち運べるのですが、このカラビナ部分はなんとファインダーを兼ねています。
ここから覗いて撮影するのが結構楽しい。
当然液晶画面などないので、どのように撮れているのかその場では全くわかりません。思わぬ写真が撮れているかもしれないのが面白いところです。
作例
晴れた日の屋外で。
「思ってたより写る!」というのが正直な感想で、特に晴れの日は色も描写も良いです。
焦点距離25.4㎜でピントは固定。背景ボケとかは出せないですが、何も考えずにサッと写すのにちょうど良いです。
撮る感覚は「写ルンです」に近いでしょうか。
また、専用アプリ「Canon Mini Cam」でスマホに写真を送るだけでなく、スマホ側から設定を変えることで、Instagramにもぴったりなスクエアでの撮影もできるようになります。
夜や室内はちょっと苦手。でも…
暗所での撮影となると、途端にノイズがのり、ディティールが失われます。
ブレも大きくでやすいです。
まあでも、これはこれで柔らかくていいですね。
フラッシュがついていればもっと幅が広がるんですけど、サイズや見た目の問題を考えると無くて良かったのかもしれません。
とにかくiNSPiC RECを身につけていることが嬉しい
スマートフォンでよくない?というお声もあるかと思います。
画質で言うと最新のスマホの方がおそらく良いですし、背景ボケの機能や夜景モードもあったりするので撮れる幅も広いです。撮影機材としてむしろスマホの方が良い面もあるのが事実です。
ただ、スマホの場合だとポケットやカバンから取り出し、ロックを解除して、カメラを起動して、モードを決めて…と撮影までのアクションが多いのに対し、iNSPiC RECの場合カラビナを外す、電源を入れる(回すだけ!)、シャッターを押すという少ない工程で撮影できるのが魅力です。
工程全てが片手でできますので、シャッターチャンスを逃す心配がありません。
あとシャッターフィーリングが妙に良いので、「撮ってる」感覚がしっかりあります。
カラビナから覗いて撮るという独特の方法、スピーディに撮れること、何が写っているかわからないことが、iNSPiC RECにしかない楽しさを生み出しているんだと思います。(そして超かわいい)
ふと腰につけたiNSPiC RECが目に入ると気分ルンルンになります。
防水・耐衝撃性能があるので、お子様に持たせても安心♪
ただ、アプリの接続がどうも途切れやすいのと、Canon Mini Cam内では写真の加工ができないので、SNSに投稿しようと思うとステップが多くなるんですよね。そこだけ少し不満点としてあげさせて頂きます。
弱点や不満点もありましたが、私としてはかなり気に入っております。
性能での競争が激しいデジタルカメラ界において、楽しさに重点を置いた攻めたカメラがでてくるのがとても嬉しいです。
みなさんも純粋に「アソビ」ができるカメラで楽しんでみてはいかがでしょうか。
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