FILM作例 カメラのナニワ 梅田2号店

Kodak エクタクローム EKTACHROME E100 120 中判用 使用レビュー

なんやかんや言うてる間に冬も終わりそうですなぁ、、、

店も今からが忙しさのピークをむかえますさかい、
一瞬で2月、3月が過ぎていますわ。

振袖、袴、それに伴う記念撮影や、就活の証明写真、
そういう撮影が多くあり、スタジオは繁忙期です。

体調を崩さんように、健康管理に気を配りたい所存。
コロナはしらん。かかるときはかかってしまう。
しゃーない。と思う、筆者は若林です。
こんちわ。


今回は2019年12月末に発売された

KodakのEKTACHROME E100 120の使用レビューです。

アタクシ若林は、3年前ぐらいにフィルムカメラを触りだしたばかりですので、
昔のフィルムを全然存じません。もちろん昔のエクタクロームもです。
それゆえに、昔のものと比べての感想は述べることができませんが、
歴が浅いなりに純粋に想いをお伝えできると思います。

基本的には135判と発色などは変わらないです。
過去に135判もレビューしてますのでよろしければご覧ください。


コダックアラリスジャパンがPDFを公開しており、このように説明がありました↓

《E100 の特長》
クリーンで生き生きとした色・ニュートラルなトーンスケール、非常に細かい粒状性が特長です。
鮮やかな色とその非常に細かい粒状性だけではなく、非常に高い解像度とシャープネスも得ることができる
フィルムです。
その特色的な仕上がりは、日中の風景・自然の撮影・商品撮影・ファッション撮影など、様々な用途に
適しています。
現像後はポジフィルムとなるため、すぐに閲覧することができます。

つまりは何でも使えるし、めっちゃシャープやし、
自然で綺麗な発色になるよ~
っていう説明です。


【私的な感想】

光の三原色)を写すと自然な発色になる!
まずはそう思いました。当たり前でみなさんがよくわかっているかもしれません。
でもわざわざ言うぐらいには綺麗で自然な発色です。
これは他のリバーサルフィルムとは違うところだと思います。


【作例】

※GT-X830でデータ化しています

ブログを書くにあたり撮影データはスマホにメモとして残しています。
露出の記録はまぁ間違いないです。
たまにメモするの忘れますが、、、
ていうか「手動Exif記録」とかいう名前がすべってますね。

こんな感じですよっていうただそれだけです。

【SMC PENTAX 67 105mm F2.4 】

SMC PENTAX 67 105mm F2.4

F/8.0 1/90秒 ISO100 午前中の晴天。実に自然な色を出してくれます。空の青色と商店の赤色がとても良いです。

SMC PENTAX 67 105mm F2.4

F/2.4 1/500秒 ISO100 この写真のポジ原版とデータ化後を見て比べると全体的に青が強く出ています。これは意図的にWBを黄色に振った方がよかったかもしれません。という意見を述べるぐらいにはポジはもう少し黄色が強いです。

SMC PENTAX 67 105mm F2.4

F/11.0 1/90秒 ISO100 順光は見たまんまの色を出してくれています。

SMC PENTAX 67 105mm F2.4

F/8.0 1/125秒 ISO100 私的想いですが、赤色を入れて撮りたくなるフィルムです。

SMC PENTAX 67 105mm F2.4

F/8.0 1/90秒 ISO100 葉っぱの緑も違和感なく自然な色合いです。

SMC PENTAX 67 105mm F2.4

F/8.0 1/180秒 ISO100

SMC PENTAX 67 105mm F2.4

F/5.6 1/250秒 ISO100

SMC PENTAX 67 105mm F2.4

F/8.0 1/90秒 ISO100 葉の色が生き生きとしています。特にハイライト側(右上)の色がとても良いです。


【903SWC Carl Zeiss Biogon 4.5/38 T*】

903SWC Carl Zeiss Biogon 4.5/38 T*

F/11.0 1/125秒 ISO100 実は歩道橋の奥の方に虹がうっすらとかかっています。それのためだけに撮影しました。

903SWC Carl Zeiss Biogon 4.5/38 T*

F/11.0 1/250秒 ISO100 絞っての撮影ですので、かなりシャープ、青が鮮やかで良いですね。

903SWC Carl Zeiss Biogon 4.5/38 T*

F/8.0 1/60秒 ISO100

903SWC Carl Zeiss Biogon 4.5/38 T*

F/8.0 1/250秒 ISO100 空の色再現が忠実です。トーンもしっかりとしています。

903SWC Carl Zeiss Biogon 4.5/38 T*

F/4.5 1/60秒 ISO100 絞り開放で撮影。アタクシがお気に入りのお店「げしとうじ」さん。めっちゃいい日差しが差し込んでいたので一枚パシャッた。ピントは奥の庭ですので、手前の座席はボケています。こういう条件でもしっかり自然な色を出してくれます。

903SWC Carl Zeiss Biogon 4.5/38 T*

F/11.0 1/125秒 ISO100 大阪駅から撮影。電車の屋根が艶っぽく光る感じがとても上品です。


【SMC PENTAX 67 75mm F2.8 AL】

SMC PENTAX 67 75mm F2.8 AL

F/4.0 1/350秒 ISO100 視界に入る黄色の多さに写真を撮りました。黄色の発色も心地よいです。

SMC PENTAX 67 75mm F2.8 AL

F/5.6 1/30秒 ISO100 走り去る自転車向けて急いでカメラを構えて撮影。右のハイライトから左になるにつれてシャドウにシフトしていくグラデーションに余裕を感じます。

SMC PENTAX 67 75mm F2.8 AL

F/11.0 1/60秒 ISO100 大阪駅の奥行き。

SMC PENTAX 67 75mm F2.8 AL

F/11.0 1/90秒 ISO100 建造物の綺麗なシルエット写真。

SMC PENTAX 67 75mm F2.8 AL

F/8.0 1/60秒 ISO100


【CONTAX 645 Carl Zeiss Vario-Sonnar 4.5/45-90 T*】

CONTAX 645 Carl Zeiss Vario-Sonnar 4.5/45-90 T*

F/4.5 1/250秒 ISO100 曇天での撮影。当たり前ですが135判のエクタクロームと同じ色の出方です。

CONTAX 645 Carl Zeiss Vario-Sonnar 4.5/45-90 T*

F/4.5 1/1000秒 ISO100 夕方、逆光での撮影。

CONTAX 645 Carl Zeiss Vario-Sonnar 4.5/45-90 T*

F/11.0 1/60秒 ISO100 先ほど写真と反対方向に向けて撮影。順光になります。撮影した理由は虹が出ていたからですが、、、

CONTAX 645 Carl Zeiss Vario-Sonnar 4.5/45-90 T*

F/4.5 1/45秒 ISO100 テレビのリモコン、みかん、濡れティッシュ、ティッシュ、ばなな、家庭的な写真。室内もこのようにいい感じです。

CONTAX 645 Carl Zeiss Vario-Sonnar 4.5/45-90 T*

F/8.0 1/250秒 ISO100 ほとんどが影の写真ですが、ハイライトの絶妙な色合いが新しいエクタクロームっぽいです。

CONTAX 645 Carl Zeiss Vario-Sonnar 4.5/45-90 T*

F/16.0 1/700秒 ISO100 夕焼け沈む直前です。

CONTAX 645 Carl Zeiss Vario-Sonnar 4.5/45-90 T*

F/11.0 1/180秒 ISO100 写真中央のススキ?にピントを合わせました。F/11.0まで絞って撮影していますが、中判ならではの立体感が素晴らしいです。


いかがでしたでしょうか?

個人的にはリバーサルフィルムを使うなら、E100以外使いたくない。
そう思えるほど素晴らしく、大好きなフィルムです。
ただ、値段がそれなりにしてしまいますので、どうしても慎重にならざるを得ないです。

カメラのナニワでは5本パックを8,800円で販売しております。
バラ売りはしておりませんのであしからず。

*YouTubeにもアップしてまーす。
こちらからどうぞ。

以上、カメラのナニワ梅田2号店の若林でした。

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