こんにちは、レモン社新宿店のもりやです。
今回は梅の名所として知られる茨城県水戸市の偕楽園と弘道館をご紹介します。撮影にはソニーa7IIIとフォクトレンダーAPO-LANTHAR 50/2を使用しました。
偕楽園(かいらくえん)
偕楽園は天保13年(1842年)に水戸藩第9代藩主徳川斉昭によって開かれた庭園で、日本三名園の1つにも数えられています。
偕楽園の名の由来は『孟子』の「古の人は民と偕(とも)に楽しむ、故に能く楽しむなり」という一節からとられており、その言葉通り武士以外の一般庶民にも広く開放されていました。
徳川斉昭は名君として知られており、江戸幕府最後の将軍徳川慶喜の父でもあります。
偕楽園には約100品種3000本の梅の木が植えられていて、春の時期には美しい花を咲かせています。
偕楽園内にある好文亭は斉昭自らの手で設計したといわれ、展望台からは園内の四季折々の風景を楽しむことができます。
弘道館(こうどうかん)
弘道館は同じく徳川斉昭によって、天保12年(1841年)に開設された水戸藩の藩校です。
藩士の子弟たちは15歳で入学して、武道の他にも儒学や医学・数学・天文学など多彩な科目を学びました。明治維新に至るまで藩校としての歴史はわずか30年ほどですが、多くの藩士たちがここで学び、「大日本史」をはじめとした貴重な書籍が収蔵されています。
水戸の梅まつり
現在水戸市では偕楽園と弘道館を会場として第124回「水戸の梅まつり」が開催されています。3月には多くの梅の花が見ごろを迎えておりますので、お友達やご家族と一緒にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
【開催期間】
2020年2月15日(土)〜3月29日(日)
【入場料】
偕楽園:大人300円・小人150円
好文亭:大人200円・小人100円
弘道館:大人400円・小中学生200円・シルバー(70歳以上)200円
担当:もりや