中古市で買ってきた1000円のデジカメを2歳半になる甥っ子にあげたところ、ずいぶんと気に入ったようで一日中写真を撮る真似事をして遊んでいました。今から将来が楽しみです。
さて、2020年一発目のブログは撮影地情報でございます。
ご紹介いたしますのは湯島天神。学問の神様として知られる菅原道真公を祀った神社で、学業成就を願って受験生を中心に多くの参拝客が訪れます。
また、都内でも有数の梅の名所としても有名で、境内には白梅を中心に約300本もの梅が植えられています。毎年この季節に開催される「梅まつり」は初春の風物詩ともいえるイベントで、今年は2月8日~3月8日の期間で行われています。
そんな湯島天神に梅を撮りに行ってきました! 撮影から少し期間を置いていますので開花状況に違いがあるかもしれませんが、最新の状態は梅まつり公式webサイトでご確認いただけます。
http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/ume/2020/index.htm
では行きましょう~。
ボディはFUJIFILM X T-20、フィルムシミュレーションはクラシッククロームを使用しました。
今回は2本レンズを持っていきました。まず初めにみんな大好きHelios 44-2 58/2。渦を描くような「ぐるぐるボケ」が出ることで人気の1本です。
光が強い状況で葉っぱや花びらなど光を反射するものを撮ると露骨にぐるぐるします。ちなみにこのレンズの特技はぐるぐるボケだけではありません……!
なんと!私が所持しているのは「スクエア絞り」に改造された個体でございます。 絞り羽根を絞ると正方形になるようプレートが追加されていますので、ドット絵のような不思議なボケが作れます。
点光源になるものを多く背景に入れるとモザイク状になります。少し絞っただけで四角形が出ますが、F4~5.6ぐらいがちょうどいいサイズです。
太陽をちょっとフレームに入れて1枚。白くふんわりしたフレアが出るのもこのレンズの魅力の1つです。
絞りを開ければぐるぐるボケ、絞ればスクエアボケと強烈な個性を発揮してくれるレンズで、最近のお気に入りの一本です。
ちなみにスクエア絞りの個体は中古市場にあまり出てきません。見つけた際は即購入をおすすめします!!
次に比較対象として持ってきたヤシカ/コンタックスマウントのPlanar 50/1.4で撮影したもの。ヘリオスのように背景が大きく乱れることなく、きれいにすっきり撮れています。
逆光気味で撮影。うっすらと滲むようなフレアと虹色のゴーストでドラマチックな印象の一枚になりました。
映画や歌謡曲などで人気を博した「湯島の白梅」は、泉鏡花の『婦系図』が原作です。それにちなんで境内には筆塚が建てられています。
光の入り方によってはこちらのレンズも背景がざわつくことがあります。輪郭がにじんで曖昧になる様子は「印象派の絵画のよう」と評されることも。
参考までにだいたい同じ位置からヘリオスで撮った写真を。
プラナーで撮ったものはアウトフォーカスの部分もある程度かたちを保っていますが、こちらはピントの合っている画面真ん中左以外はすべてぐしゃぐしゃになっています。「暴れ玉」「クセ玉」と言われる所以ですね。
今回は以上になります。
なお、梅まつりは3月8日まで開催されていますが、催し物の一部の中止がすでに発表されています。こちらも詳しくは公式 webサイトをご覧ください。
最後に簡単な利用案内です。
【所在地】
東京都文京区湯島3-30-1
【アクセス】
JR山手線・京浜東北線 御徒町駅 下車 徒歩8分
東京メトロ 千代田線 湯島駅 徒歩5分
東京メトロ 丸の内線 本郷三丁目駅 徒歩10分
東京メトロ 銀座線 上野広小路駅 徒歩5分
都営大江戸線 上野御徒町駅 徒歩5分
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
また次のブログでお会いしましょう~。