猫の撮影のテンションを上げるために猫ストラップを買い揃えています。
さて、今回の猫撮影レビューは、多種多彩な歴代のコンタックスブランドの中から、中古市場では比較的入手しやすいオールドレンズCONTAX G SonnarT* 90mm F2.8のスペックについて、京都の猫を被写体になってもらい紹介していきましょう。
1.発売は1994年(平成6年)
平成6年に、京セラが高級レンズ交換型オートフォーカスカメラとしてボディ【G1】と共に登場とした交換レンズの1本になります。
同時に登場した交換レンズとして、
■ホロゴンT*16mmF8 (Hologon T* 16mmF8)
■ビオゴンT*28mmF2.8 (Biogon T* 28mm F2.8)
■プラナーT*45mmF2 (Planar T* 45mm F2)
■ゾナーT*90mmF2.8 (SonnarT* 90mm F2.8)
がありました。
尚、ROM改造(フィルム室内に緑色のシールがあるタイプ)したG1 又は後継機のG2であれば、後に販売したビオゴンT*21mmF2.8(Biogon T* 21mm F2.8) プラナーT*35mmF2(Planar T* 35mm F2)も使用可能になります。
2.フルサイズなら画角はおよそ27度
焦点距離≪90mm≫の対角画角は27度 最短撮影距離は100cm ポートレートレンズとして定番の≪85mm≫とほぼ近い対角画角になります。
尚、絞り羽根は8枚になりますから、円形絞りにはなりません。
またコンタックスG1のカメラシステムは、オートフォーカスレンジファインダー(距離連動型)カメラという別名があったように、中望遠レンズでは近接撮影はたいへん苦手とします。
しかしながらマウントアダプターを併用して、APS-Cフォーマットのミラーレスカメラに装着すれば、焦点距離≪135mm≫対角画角18度相当のレンズとして、マイクロフォーサーズのミラーレスカメラに装着すれば、焦点距離≪180mm≫対角画角13度相当のレンズとして撮影倍率を高めて使えます。
しかも、当レンズの重さはわずか240グラム。機動力に優れた中望遠・望遠レンズに変身しますよ。
3.ミラーレスカメラ登場で再評価されたレンズ
コンタックスGシリーズのフランジバック(レンズの取り付け位置からフィルム面までの距離)は一眼レフカメラより短い29mmのため、従来のニコンFマウント(46.5mm) キヤノンEFマウント(44mm) ペンタックスKマウント(45.5mm) ソニーAマウント(44.5mm)などの一眼レフカメラには、使用できませんでした。
そういう事情があったため、コンタックスGマウントユーザーがデジタルカメラでの使用を諦めかけていた時、2008年登場のパナソニックDMC-G1 2010年登場のNEX-5 2013年登場のILCE-7(α7)などのミラーレスカメラに使える≪コンタックスGレンズ⇒ミラーレスマウント≫の変換マウントアダプターの発売により、過小評価されていた当レンズが急に人気あるオールドレンズになりました。
4.中古市場ではお小遣いにやさしい価格帯
コンタックスブランドの交換レンズとしては、中古市場では流通量も多く、状態Bクラスであれば¥13,800~ 状態ABクラスであれば¥18,800~で入手する事が可能になります。
※令和2年3月13日時点の弊社店頭在庫価格
フィルムカメラのコンタックス【G1】もしくは【G2】でカラーネガフィルム・モノクロフィルムで本来の形で楽しむの良し、私みたいにオリンパスOM-D E-M5などのミラーレスカメラで小型軽量の高性能レンズとして、気兼ねなく被写体を追うのも良いでしょう。
最後にフィルム現像サービスについて
カメラのナニワ 心斎橋本店プリント工房では、35mmカラーネガフィルムの即日仕上がりを受け付けしています。
■現像代金/フィルム1本につき
660円(税込み)
■フィルムデータCD化+インデックスプリント
550円(税込み) ※別途、フィルム現像代頂戴します。
■フィルムデータのスマートフォンへ転送+フィルムデータCD化+インデックスプリント
713円(税込み) ※別途、フィルム現像代頂戴します。
心斎橋・日本橋・難波へお越しの際は、是非とも当店をご利用くださいませ。
フィルム現像及びプリントサービスに関するお問い合わせ電話番号は、
■カメラのナニワ 心斎橋本店プリント工房
電話06-6281-4116
■撮影場所 京都市内
■撮影機材 フィルムカメラ/CONTAX G1 デジタルカメラ/OLYMPUS E-M5
■使用フィルム 富士フィルム 業務用カラーネガフィルムISO400
■モデル協力/ソラさん ツキちゃん トニーさん ミータさん ドウさん