こんにちは、カメラのナニワ京都店スタッフの宮田です。
今回の紹介の「七工匠」と言うメーカーは、中国深セン市にあり、
低価格で評判の良いレンズを作り続けている若い会社です。
そのレンズ群の中の一つ、55㎜ F1.4が入荷しました。
作例を交えて、ご紹介させて頂きます。
非常にボケの良いレンズなので、購入の際の目安になればと思います
◆レンズ概要
「7Artisans 55mm F1.4」 ＡＰＳ‐Ｃ用 マニュアルフォーカスレンズ
アルミニウム合金を使用した、重量感のある上品な外観。
最短撮影距離は３５ｃｍ 簡単なマクロ撮影ぐらいはこなせる
ＡＰＳ－Ｃ用のレンズの為３５ｍｍ換算では80ｍｍぐらい。
絞りの解放ｆ1.4 円形絞りの為ボケが綺麗で、ポートレイト用として最適。
レンズ構成 5群6枚 質量 約280g
今回、富士のX－T20（約383g）に付けて撮影しました。
カメラの重さと釣り合って、バランスよくストレスを感じない重さでした。
フジＸマウント用ですが、電気接点が無い為、露出はマニュアルでファインダー内目視確認、もしくは絞り優先オート＆感度固定で撮影。
撮影時は、レンズ無しシャッターが切れるように、あらかじめカメラ側の設定をしてください。
絞り羽が14枚もあり、ボケが綺麗な円形になります。
絞りも無段階で調整する事が出来、動画撮影中に絞りを動かしてボケを調整するなどの小技が使えます。
◆作例
愛機の富士X－T20に取り付けて、京都市内をスナップしてきました。
まずは公園に咲いていた菜の花を、やや斜めからの光で撮影。
約50ｃｍでの撮影で、絞りは少し絞っています。
ピントの合っている花弁から後ろの花弁までのボケのグラデーション、
さらにはバックの柔らかいボケ味と全体的にクリアな色調の描写がとても綺麗です。
1/4000 f2 ISO400
次は梅の花、ちょっと意地悪して絞り解放＆逆光で撮影。
微かなフレアの中に浮かび上がる、ピントの合った雄シベが見えるでしょうか。
なんだか幽玄な感じがする柔らかい描写に芯のある写真が撮れました！
1/4000 f1.4 ISO200
同じく梅の花、こちらはほぼ順光で少し絞り込んでの撮影。
青空をバックに、中年おじさんがエビぞりしながら撮影しましたｗ
花弁の輪郭、色抜け具合、少し絞り込むだけでピント位置周辺がかっきりとした調子に。
1/2000 f5.6ぐらい ISO200
次は最短撮影距離で、絞り解放の写真を２点。
どこにピントがあっているかわからないぐらい、ピントが浅い。
でも、ボケのグラデーションがこれでもかというぐらいに綺麗です。
1/1000 f1.4 ISO200
1/1000 f1.4 ISO200
ボケのきれいなこのレンズ、逆に絞りこむとシャープな切れ味の画像が得られる。
次の写真はｆ１１まで絞り込んだ写真です。文字などゆがみも少なく良い描写です。
但し、焦点距離が少し長いだけに、スナップには不向きかもしれません。
やはりポートレイトや、プチマクロ的な使い方が得意なレンズですね。
1/105 f１１ ISO200
前ボケ、後ろボケも参考になるかとイルミネーションを撮影しました。
両方とも綺麗な円形のボケが出ております。（絞りは解放）
夜のポートレイトなんかで、バックにイルミネーションを持って来て使ってみたいなぁという感じです。（モデルの写真じゃなくてゴメンナサイ。。。）
後ろボケ 1/160 f1.4 ISO800
前ボケ 1/160 f1.4 ISO800
◆ 今回の個人的お気に入りカット！
最後に、このレンズで撮影した今回の個人的お気に入り写真で〆たいと思います。
「京都タワー ＵＦＯ襲来」 1/250 f5.6 ISO800
＊京都駅のガラス越しに反射した電球と京都タワーを絡めて撮影
「いや～、カメラって良いですね。 (^_-)-☆ 」ではまた！
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今回紹介のレンズ カメラのナニワ京都店
七工匠 7Artisans 55mm F1.4 （ﾌｼﾞXﾏｳﾝﾄ）
商品番号 2221070263203
価格 12,800円（税込み 2020/3/15時点）
B品 F、Rｷｬｯﾌﾟ有り フィルター付き
少々クモリあり 絞りリングやや重い
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カメラのナニワ京都店は、四条通沿いにございます。
京都へ遊びに来た際は、一度のぞいてみてください、よろしくお願いします。
