こんにちは。カメラ担当の池田です。
皆さま、コロナ疲れは出ていませんでしょうか?
外出自粛で撮影に行けず、ストレスが溜まっている方も多いのではないでしょうか。私もこれからの新緑の季節が大好きなので、撮影に行きたい気持ちが強いのですが、今はじっと我慢ですね。
健康であれば、来年チャンスがあるのですから・・・。
そこで今回は「おうちで森林浴!」ということで、日本一美しい白樺林のある八千穂高原の新緑の写真をお届けいたします。
森林浴の主な効果として、自律神経の安定によりストレスを減少させたり、免疫機能の改善などがあるようです。
もちろん写真だけでは森林浴はできませんが、写真を通じて少しでもリラックスしてもらえたり、今度行ってみたいなぁと思っていただければ幸いです。
八千穂高原
八千穂高原は長野県佐久穂町にあり、北八ヶ岳の東麓に広がる高原です。日本一美しいと言われる白樺林は、約200haの敷地に約50万本が植生し、その風景はまさに圧巻の一言です。
また新緑の頃には、ミツバツツジやレンゲツツジが咲き、白樺林に彩りを添えます。
白樺林
これが日本一美しいと言われている白樺林。この写真の中だけでも何本の白樺が写っているのでしょうか。
八千穂高原は標高約1500mあり、新緑は5月中旬から下旬頃に見頃を迎えます。白い幹と新緑の緑のコントラストが本当に美しく、癒されながら撮影できます。
八千穂高原には高原の貴婦人・貴公子と呼ばれるトウゴクミツバツツジがあります。
この写真は貴婦人と呼ばれるトウゴクミツバツツジの大株です。枝っぷりが良く、容姿が美しいので貴婦人と呼ばれている事に納得です。
白樺林に咲く貴婦人は人気の的となっています。
こちらが貴公子。こちらも大きな株で、存在感が半端ないです。写真には写っていませんが、貴公子も白樺林の中にあります。
撮影したこの日は曇天で空が白く、手前にある木の枝の葉っぱで白い空を隠すようにして撮影しています。
白樺林には霧が良く似合います。同じ場所でも、霧があるのとないとでは違う風景に感じてしまいます。
霧に出会えるかどうかは天候によりますので運次第ですが、雨上がりの早朝や雨の日に出会える事が多いように思います。
新緑の白樺林に霧が立ち込めると、空気が緑に染まったように見えます。このような状況になるとテンションはMAX! 霧がいつ消えるかわからないという焦りと戦いながら、どんどんシャッターを切るのです。
霧の中に咲くミツバツツジ。白樺に守られるように咲いていました。
ここまで霧が濃いと新緑が良くわかりませんが、幻想的な風景に興奮すること間違いなしです。
白樺を見上げて撮影。露出アンダーにならないように、プラス補正でハイキー調に仕上げるのがポイントです。大胆な露出補正にチャレンジしてみましょう。
白樺林近くの撮影ポイント
白樺林から少し離れた場所にある駒出池。ここは白樺だけでなく色んな樹木があり、新緑の季節になると花も咲き、絶好の被写体となります。
池に写り込む白樺や花など、白樺林とはまた違った風景に出会えます。
白樺で有名な八千穂高原ですが、標高を少し上げるとスケールの大きいカラマツ林があります。
ここは八千穂高原を見下ろす場所から狙った1枚です。手前の木のほとんどがカラマツです。カラマツの新緑も白樺の新緑に引けを取らないほどキレイです。
八千穂高原自然園近くからの撮影。カラマツの新緑だけでなく、その他の木々の新緑がとても美しいところです。夏になるとどの樹木も同じような濃い緑色になるのですが、新緑の季節は淡い緑や黄緑色など色んな緑色があり、撮影者を楽しませてくれます。
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した写真は、2019年5月28日・29日に撮影したものです。
貴婦人や貴公子と呼ばれるトウゴクミツバツツジはちょうど見頃で、この花が終わると今度はレンゲツツジが咲き始めます。
八千穂高原はカメラマンも多く訪れるところですが、とにかく白樺林は広いので自分のペースでゆっくり撮影できます。※貴婦人や貴公子は人気の被写体ですので、カメラマンが多いです。
今年はこんなご時世ですので、新緑八千穂高原へ行くことは難しいかもしれませんが、新緑の美しい場所は紅葉の名所でもあります。紅葉を求めて八千穂高原へ行くのも良いでしょう。
皆さま、コロナウイルスには十分ご注意くださいませ。
最後までお付き合いありがとうございました。
使用機材
カメラ・・・フジフイルムX-T3
レンズ・・・XF18-135/3.5-5.6 R LM OIS WR
三脚・・・ジッツオ2型3段+ハスキー3Dヘッド
フィルター・・・マルミ EXUS C-PLフィルター
この記事に関するお問い合わせは・・・カメラ担当 池田まで