こんにちは、鹿児島天文館店の吉冨です。
デジカメ、レンズの進歩とともに誰でも簡単にクリアな写真が撮れるようになり、個性をだすのが難しくなってきています。
そこで私は、少しでも個性を出せればと思い最近、常用フィルターとしてコンタックス純正ソフトフィルター「ソフターⅡ」を付けて撮影しています。
今回は、ほどよいソフト加減で個性的な写真が撮れるソフターをご紹介します。
1.ソフトフィルターとは
ソフトフィルターとは、光を受けているハイライト部をにじませ写真をソフトな雰囲気にすることが出来るフィルターで、レンズ先端に装着して使用します。
芯は残ったまま、ハイライト部にフレアが出てソフトな雰囲気になります。
ソフトフィルターの特徴として以下の3点があります…
- 強い光になるほど、大きくにじむ
- 撮影レンズの焦点距離が長いほど、ソフト効果が強くなる
- F値を変えても、ソフト効果は変化しない
特徴3のとおり、絞りを絞ると被写界深度は深くなりますがソフト効果自体は変わらないままです。
ですが、絞り込むことでソフトな箇所と、そうでない箇所とでムラができてしまうので遠くのものを撮影する場合は開放付近での撮影がおすすめです(ソフト効果を得るために様々な加工方法があり、ソフターの場合はムラが出てしまいます)
2.ソフターについて
様々なメーカーが数多くソフトフィルターを販売していますが、今回ご紹介するソフターはコンタックス純正のソフトフィルターです。
ソフターは3種類あり順にⅠ、Ⅱ、Ⅲとソフト効果が強くなります。
今回、撮影で使用しているのが、ソフターⅡで中間のソフト効果があります。
レンズの表面には水滴状の粒がたくさん並んでおり、それによってソフト効果を得ることができます。
3.作例
4.最後に
今回、私がコンタックスのレンズを愛用していることからソフトフィルターの中でもソフターの紹介になりましたが、色々なメーカーから沢山の種類のソフトフィルターが出ています。フィルターによって、にじみ方やソフト効果の強弱は様々ですので自分好みのフィルターを探してみてはいかがでしょうか。
また、星景写真やポートレートなどで、ソフトフィルターを使うことはあると思いますが、それ以外の撮影で使うことは少ないと思います。これまで使ったことのないシーンで使ってみると味気ない景色もドリーミーな雰囲気に変えることができます。
いつもと違う作風にしてくれるソフトフィルター、ぜひ試してみて下さい!
鹿児島天文館店 吉冨