映え写!手作りデジタルピンホール!【後半】

最近は雨続きで、たまの晴れ間は出勤日…カメラ片手にウズウズする毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょう?

コロナ禍でお家での時間も増えているということで、前回はピンホールカメラの作り方をご紹介しました。


今回は「映え写!手作りデジタルピンホールカメラ」後半でございます(^ ^

・失敗しにくい撮影条件!

・撮り方と作例

を見ながら、映える写真のコツをご紹介していきます!


≪失敗しにくい撮影条件!≫

はじめてのピンホールカメラ、室内で試し撮りをしてみたら真っ暗で全然写ってない!とびっくりされた方もいると思います。

ピンホールカメラは一度に取り込める光量が少ないので、基本的にはISO感度とシャッタースピードを調整しながら撮影していきます。

特に失敗しにくい撮影条件は天気の良い日中の屋外

かつて印画紙を使ったピンホールカメラも使ったことがありますが、デジタルカメラほどISO感度を上げられないので、天気のいい日向でも15秒くらいシャッターを開けないと像が写りませんでした…

露光中に動かしてしまうともちろんブレてしまうので、微動だにせずジリジリと太陽光に焼かれながらシャッターを上げ下げしたものです( ´_`)

今回はデジタルカメラなので、ISO感度を640012800に設定し、すべて手持ちで撮影しました。作例と共にデータも載せておくので、ぜひ参考にしてみてください!


≪撮り方・作例≫

まずは撮影方法です↓

デジタルカメラなら、このように構図を確認しながら撮影が可能です!

(1/40 , ISO12800)

撮ってみて暗いようならISO感度を上げるかシャッタースピードを遅くする、もしくは露出を+補正して好みの写りを探りましょう!

ポツポツと斑点が写りこんだ場合はホコリが付着しているので、ダストリダクション(ホコリ除去機能)かブロアーなどで取り除きましょう!ホコリのチェック方法など、詳しくは過去ブログを参考にしてください(^ ^)

(1/10 , ISO12800)

(1/30 , ISO6400)

(1/30 , ISO6400)

(1/160 , ISO12800)

雨粒までしっかり写っていますね!

ピンホールカメラは近くから遠くまですべてにピントが合うパンフォーカスになりますが、レンズを使用しないため描写力はあまりありません。その分、全体的にフワッとした味のある写りになります(・v・)


さて、ここからはピンホールカメラのもう一つの特徴、フレア(エモい光)が入った写真のご紹介です↓

(1/100 , ISO12800)

おぉ!テンション上がりますね(^^)

フレアは開けた穴のバリ(縁のギザギザ)の反射光が写りこんだものです。

太陽の方に向けるとフレアが発生しやすいので、エモい光を入れたい方はカメラの角度を調整しつつ、トライしてみて下さい!

※撮影中・撮影していない場合に限らず、長時間太陽にカメラを向けると、虫眼鏡の集光と同じ原理でセンサーが焼けを起こしてしまう恐れがあります!フレアを入れたい場合は、注意しながら自己責任の範囲で楽しみましょう!

(1/40 , ISO12800)

撮影はこんな感じです。チルト式の液晶モニターならローアングル・ハイアングルでも取れるので、さらに撮影の自由度が上がります( ・∀・)!

(1/80 , ISO12800)

(1/25 , ISO12800)


ピンホールカメラは簡単に手に入れられるアプリの加工画像とは一味違った魅力がありますね!高感度による画質の粗さや手ブレ…普段の撮影では気になる部分も、「味」と思えば気にせず純粋に撮ることを楽しめます。

しかも、デジタルカメラならTwitterやインスタにUPするのも簡単♪

撮影に慣れてきたら、あえて長時間露光にして人や車を消したり室内で三脚を据えてじっくり構図を探りながら撮影したり…アイデア次第で色々な写真が撮れます(^^)

ピンホールカメラ、使ってみたいけど作るの面倒~!という方は市販品もあります!過去ブログでも取り上げているので、是非こちらも見てみてください( ・∀・)


今後もしばらくの間は外出しにくい日が続きそうですが、たまには息抜きがてら撮影に出掛けてみてはいかがでしょう?

いい写真が撮れたら、ぜひTwitterで#レモン社 #リプで写真展 #レモン社展覧会のタグを付けて呟いてくださいね!皆様のエモ写真、お待ちしております(^^)