みなさまこんにちは!
本日はフィルムカメラの使用レビューコーナーです。
フィルムカメラブームは特に若い方を中心に現在も盛り上がりを見せております。今回はフィルム一眼の作例をご紹介する企画ですが、日々さまざまなお問い合わせをいただく中で「デジタルとフィルムってどう違うの?」というご質問をよくお聞きます。そこで今回は一例としてデジタル一眼とフィルム一眼を取り比べを含めての作例をご紹介いたします。
撮影機材はシックなブラックカラーが物欲をくすぐるオリンパスOM-1と、接写レンズを代表する定番マクロレンズのズイコーマクロ50mmF3.5を使用します。ただレンズのコンディションはランク「C」のクモリ有と状態は難ありです。果たしてどのような描写になるか楽しみです。
作例画像は、ほぼ同じ場所・同じ露出で撮影してみましたので参考にしていただければと思います。
共通データ:ISO400、焦点距離50mm、
デジタル機材:ソニーα7Ⅱ+FE24-70/4ZA Mモード(デジタル)
フィルム機材:オリンパスOM-1+ズイコー50/3.5マクロ 富士X-TRA400フィルム使用
商品情報はこちらから ↓ ↓
ボディ⇒ https://cameranonaniwa.jp/shop/g/g2221070274148/
レンズ⇒ https://cameranonaniwa.jp/shop/g/g2221070273752/
さてわくわくしながら撮影地に到着も大雨男のわたくしらしく曇天となり、作例はとってもくら~い写真が並びますが大目にみていただけますと幸いです!
撮影地:京都・伏見稲荷大社
世界遺産登録と同時に千本鳥居の美しさが世界中に知れ渡った日本を代表するスポット。境内には「おもかる石」や「根上がりの松」などの見どころも点在。またトレッキング趣味の方には京都一周トレイルの出発地点としても有名です。
アクセス:京阪電車・伏見稲荷駅より徒歩約5分。JR奈良線・稲荷駅より徒歩すぐ。
☆コントラストと色味に注目!あなたはどっち派??
定番の千本鳥居はしっかりと外しつつ(笑)撮影をすすめます。さてどちらがデジタルでどちらがフィルムかおわかりでしょうか?かんたんですね。正解は上がデジタル、下がフィルムで撮影したものです。特に鳥居の中間色に注目してみてください。このような悪天候にもかかわらず中間色を出せるのは現代のカメラです。フィルム(オリンパス)はコントラストの高さが特徴的なので皆様のお好みに合わせて使い分けてみましょう。
☆細部の表現はお好み次第!それぞれの違いをうまく活用しましょう
さてどちらがフィルムでどちらがデジタルでしょうか。正解は上がフィルムで撮影したもの、下がデジタルの画像です。朱色というのは「赤」よりも繊細な色なのでそれぞれの特徴が出やすいのかもしれません。この作例での注目はフィルム画像の影に残るざらつき感と右奥の木々の描写です。デジタル画像ではフィルムならではの粒子によるざらつきはもちろんありませんがこれも描写の味と見立てるとおもしろいと思います。またf8まで絞ったデジタルの画像は大変鮮明ですが、フィルムは細部の再現よりも適度に流れてくれる「やわらかさ」が特徴的です。良し悪しで決めるのではなくお好みで使い分けるとよいでしょう。
☆ズイコーレンズの底力!ランク「C」でも十分に写ってくれました。
せっかくのマクロレンズなので接写してみます。石の質感、コントラスト、影部分のぼんやりした描写等々、魅力がたっぷりです。このレンズについてはクモリ有でも描写の劣化は気になりません。ただ先ほどの鳥居の撮影での逆光部が少々とび気味なのはそのせいかもしれません。へっぴり腰での撮影ですが、これ以上の接近は手ぶれに自信がもてませんでしたので何卒ご容赦くださいませ(泣)
フィルムとデジタル、今回は代表的な機材を使用して比較を行いました。それぞれの特徴を生かしつつ撮影を楽しんでいきましょう!
カメラのナニワ京都店 担当:やませ
動画でおすすめポイントも紹介しております♪