タカチホカメラ府内店の安藤です。
ライカと言えばM3・M4・M6と今ではデジタルのM10まで発売され
M型シリーズのレンジファインダーカメラが思いつくほど印象深いと思いますが
そんなライカも一眼レフカメラを生産している時期があったということを
ご存知でしょうか?
ライカが一眼レフカメラを発売したのが1964年のライカフレックス
外部測光のCdS露出計が搭載されていましたが
見た目がスッキリしていませんでした。
<<<<<< 画像が無くてすみません・・・m(_ _)m >>>>>>
今回、使用したライカフレックスSLは1968年に発売開始され
内部測光のTTL露出計になり見た目がスッキリとしたモデル。
シャッタースピードは1/2000秒から1秒と
当時では速いシャッタースピードを採用しています。
”LEITZ WETZLAR GERMANY”
と創業地がドイツのヴェツラーである事を示しています。
ライカフレックスSLのレンズマウントは ”R” マウントになります。
初代ライカフレックスは1カムが対応なので状態が良い物が見つかりにくいですが
2代目のライカフレックスSLの対応レンズは2カムと3カムの使用が可能です。
2カムと3カムのレンズは1カムに比べてレンズの種類も多く
状態の良い物が見つかりやすいと思います。
ライカフレックスSLの紹介はこの位にして
Rマウントの標準レンズ、ズミクロンR50ミリf/2を使用して
作例を観ながらレンズの特徴などみていきましょう。
※(今回、使用した固体は露出計が動いていません目測と露出計を使用して撮影を行っています。)
No.1、No2はアンダーに撮影を行いないました。
(適正露出から1段~2段低め)
手前から奥までかすむことなくしっかりと写し出されていますが
エッジがなく滑らかな描写であることがわかります。
No.3は露出計を使用し適正露出で撮影を行いました。
全体的に安定し明るさを保ちとても落ち着いた感じに画が切り取られました。
波の細かな部分まで忠実に描写され川が流れるリアルな感じが伝わります。
No.5とNo.6は前ボケ、後ボケ感を参考に見てもらおうと思い
できるだけ開放に近い撮影を行いました。
No.5とNo.6どちらも焦点部分はシャープに写り、焦点から外れていくにつれ
ボケはベッタっとした感じはなく輪郭を保ちながら柔らかい
ソフトな感じにボケていくことがわかります。
No.6は逆光で撮影を行いました。
オールドレンズの特徴でもある強めなゴースト、フレアーが出ています。
太陽の角度が高いのでそれほどレンズに強い光が当たりませんが
逆光撮影は全体的に白くソフトな感じに写ってしまいますが
この写真を見ると切り取りたい部分はしっかりと光を押さえ
くっきりと描写されていることがわかります。
★ライカフレックスSLを使用した感想★
・シャッターを切るまでの動作は固体がずっしりと重い分カメラを固定しやすく
安定してシャッターを切ることができる。
・ピント合わせはファインダーを覗くとややブルーがかった映像に見えますが
被写体をより読み取りやすくピントあわせがしやすい。
・フィルムの種類によって違いがでると思いますがf値の開放状態から絞った
状態まで高コントラスト。
・ディティールがしっかりしていて、その場の空気感を描写。
良いと思った事をあげてみましたが
使用する人の感覚は違いますので悪い部分が出てくると思います。
私が使用した感じでは重さ以外は特に気になることはありませんでした。
少々、値段がはってしますがライカフレックスSLを使用して
満足していただけると嬉しいです。
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Leicaflex SL
・レンズ Rマウント(2カム以降レンズ使用可)
・シャッター 1秒~1/2000秒
・使用電源 MR-9
*商品状態*
露出計不動、多少スレ・アタリありますが全体的にみて綺麗な状態です。
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