高野山 - 金剛峯寺(和歌山県伊都郡・高野町)

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担当の藤井です。

高野山という山はありませんが、高野山へ行ってまいりました。
禅問答をしているわけではございません。
1200年前に弘法大師空海が開いた真言密教の聖地、高野山へ行ってまいりました。
「吉野より南に行くこと一日、さらに西に向かって去ること両日ほどにして、平原の幽地あり。」 の言葉の通り標高約800メートルの平坦地に修禅の道場として宗教都市を築きました。

金剛峯寺は高野山真言宗の総本山の寺ですが、総本山金剛峯寺という場合は金剛峯寺だけでなく高野山全体を指します。
その高野山を散策しましたのでご覧ください。







金剛峯寺の正門
正門は、文禄2年(1593年)の築で、現存する高野山の山内で最も古い建築物です。






昔は、この門を正面から出入りできるのは、天皇、貴族、高野山の住職だけだったそうです。







左の方の屋根を見てください。屋根の上に桶があり、火災が発生したときに桶の水を撒いて屋根を湿らせ少しでも火災を防ぐようになっております。この桶のことを天水桶(てんすいおけ)といいます。









三鈷杵(さんこしょ)
1200年の昔、唐(中国)長安の都、青龍寺において密教の全てを伝授された弘法大師様は、はるかに日本を望む明州の浜に立ち、「密教を広めるのに最適な地を示したまえ」と祈りを込め、所持の三鈷杵を加持され空中に投げました。三鈷杵は紫雲に乗り、日本へと飛び去ったと伝えられます。この三鈷杵が、高野山の御影堂前の松の枝にかかっていたので、これを「三鈷の松」とあがめ、この時の三鈷杵を「飛行三鈷杵」と称し、大切に伝えられてきました。 この「高野山開創三鈷杵」はそれを再現したものです。













弘法大師空海様です。右手に先ほどの三鈷杵(さんこしょ)を持っております。





蟠龍庭(ばんりゅうてい) 日本最大級の枯山水石庭 2340平方メートル
奥殿を守り囲むように龍のごとく設置された石組が素晴らしいです。




中門(ちゅうもん)です。持国天、増長天、広目天、多聞天の四天王が祀られています。




これは増長天。南の方角を守ります。

四天王の守っている方角の覚え方は東からぐるっと、東、南、西、北の順番に「じぞうこうた」→「じこくてん、ぞうちょうてん、こうもくてん、たもんてん」四天王の頭文字で覚えるといいでしょう。





根本大塔  真言密教のシンボルとして建てられた多宝塔。現在のものは1937年(昭和12年)に再建されたもの。


本尊は胎蔵大日如来。内部は密教の世界観を立体的に見せてくれます。








三鈷の松(さんこのまつ)  この松に唐から投げた三鈷杵が引っかかっていてこの地に宗教都市を作ることを決めたと云われています。

この松の葉は三鈷杵のように3つに分かれた葉をもっているものがあり、これを見つけると弘法大師のご利益を授かることができるといわれております。




なんとか見つけることができました。






六角経蔵(ろっかくきょうぞう)
経典を収める蔵です。石の土台の上の木製の取っ手は時計回りに回すことができます。
一周回すとお経を読んだことと同じ功徳が得られるそうです。





読経中(回転中)です。この回し方だと、腰をいわしそうです。(腰を痛めるの意)









奥之院に一番近い駐車場からの入り口
この奥に弘法大師の御廟(ごびょう)があります。聖域ですので写真撮影、録画録音禁止です。(御廟の手前の川を渡る橋から)



戦国武将の墓や企業の墓がこの先にあります。20万基ほどの墓碑があります。
また、化粧を施すと美容の願いが叶うという化粧地蔵もありますので探してみてください。

山も色づき始めてきましたので、紅葉の高野山に足を運んではいかがでしょうか






■ 高野山真言宗 総本山金剛峯寺
■ 所在地:和歌山県伊都郡高野町高野山132


◆使用カメラレンズ
Canon PowerShot G7X MarkII

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今後もより良いサービスを提供できるよう日々努めてまいりますので、
引き続き変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。