オリンパス レモン社 新宿店

まだまだ現役です~オリンパスのフィッシュアイボディキャップレンズ9mm/f8

マイクロフォーサーズカメラを所有されている方はご存知かと思いますが、最近カメラを始めた方などは、このレンズの存在を知っていますか!? 
このオリンパス9mm/f8のフィッシュアイボディキャップレンズ(BCL-0980)が発売されたのは2014年2月28日の事でした。そして2020年となる今年もまだ現行品でありⅡ型、リニューアル版なども出ていません!

ミラーレス初のカメラとなるパナソニックG1の購入以降、純正のレンズを数本は購入しましたが、普通の広角では物足りなく、超広角かフィッシュアイが欲しくなり、色々と探しました。他社と海外のレンズなども含め探していましたが、その当時、このレンズの存在を知りました。

この9mmの購入当時は1万円弱の価格でしたが、おそらくトイカメラに近い描写なのではと思いつつ発売直後に衝動買いをしました。帰り時にはあまりにも軽かったので、元箱の中を確認した覚えがあります。
数日後に試写をしてみると、想定外の描写にビックリです!
その後はケース代わりの百均のイヤホンケースに入れて、よく持ち運びましたが、つい持っている事をいつも忘れてしまうんです。

今回は、このレンズを見直してみようとパナGM5とこのレンズだけで、素晴らしい秋晴れとなった休日に近所の散歩に出掛けました。サイズ、重さともほぼコンデジ級です。

とにかく広角とは明らかに違う絵となり、たまに使うととても新鮮です!!!
今回はボディを風景モードの絞り優先にセットしています。絞りはもちろんf8の固定で、オートホワイトバランス設定です。
1/125 iso800 +2/3
ババンがバンバンバン🎶とお湯から出て水を飲む専門学校で飼育しているカピバラのマロン君ですが、カメラを向けると柵を広げてくれた様です!?
1/125 iso500 +1/3
f8固定、isoもオートですので、シャッタースピードは明るさ次第。
このカットの中心部を拡大するとこのとおりです↑

1/125 iso320
周辺はというと、ピンが緩いです。
1/125 iso1000 +1/3
ほぼ最短距離ですが苔の質感もわかります。
1/160 iso200 +1/3
逆光には弱いフィッシュアイのイメージがありますが、逆にうまく利用すれば立体感を出すこともできるのではないでしょうか…

では、次に失敗写真の2カットを紹介します。。。
何と0.2mmのピント位置にて撮影してしまい、ピンは来ないし自分の陰まで…これはレンズに対し指の位置が悪く、画面に登場してしまいました…
という事で、使い慣れていないと、この様な残念な写真になってしまう事も。特に現場が明るいとモニターでは確認しずらいのです。
カメラ屋の店員としては、お恥ずかしいですが…

では、もといっ!
1/125 iso800 +2/3
被写体のバックまでが、円形となりました。
1/125 iso640 +2/3
上の2枚は横位置での縦パノラマ
ですがフィッシュアイでは困難でした。
しかし、ここまで周辺の光量落ちがないとは…
1/320     iso200
11月となり、少し紅葉も進んできています。

このレンズは平成発売の中ではトップクラスのコストパフォーマンスの高さではないでしょうか!

【オリンパスブランド】
ご存知の通り、オリンパスは本年2020年6月にデジタルカメラ、映像事業からの撤退を発表し、投資ファンドが年内に買収されるようですが、オリンパスブランドは当面維持される予定だそうです。
これからもこのような個性的な商品の登場を期待してやみません!!

【主な仕様】
焦点距離:9mm(35mm換算で約18mm)
レンズ構成:4群5枚(非球面レンズ2枚)
画角:140°
最短撮影距離:0.2m
重さ:30g

このレンズはカメラのナニワ・オンラインショップからもお求めいただけます。

担当:カラサキ

 

 

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