こんばんは!日中の小春日和から一転、夜の気温差に戸惑いを隠せないレモン社池袋店の宮です。
(もしかして)そろそろ秋ですか…!?ということで、今回は機材レビューも兼ねて茗荷谷の小石川植物園へ行ってきました!
《使用機材》
NIKON D780
《レンズ》
AF NIKKOR 14/2.8D ED
・ニコンFマウント系
・単焦点(14mm/F2.8)
・フルサイズ対応
・レンズ構成:12群14枚
・絞り羽根枚数:7 枚
・最短撮影距離:0.2 m
・最大撮影倍率:1/6.7 倍
・画角:114 度
・最大径87mm x 長さ86.5mm
・重量:670g
うん、レンズ剥き出し!インパクトのある見た目!レンズカバーも、フロントキャップではなくフードにカバーを被せるような感じです。
ちょっと重いですが、長いわけではないのでバッグにゴロンと入れられそうです。
超広角故に使い道が限られてくるレンズではありますが、これ1本でどこまで撮れるのか?
作例と共に使用感をご紹介できればと思います(・v・)!
小石川植物園 (東京大学大学院理学系研究科附属植物園) 撮影地、小石川植物園は東京大学大学院理学系研究科の附属施設です。植物学の教育・研究のための教育実習施設ですが、一般にも公開されています。 日本で最も古い植物園であり、約320年前の貞享元年(1684)に徳川幕府が設けた「小石川御薬園」がこの植物園の遠い前身となります。 161,588m2(48,880坪)の土地に台地、傾斜地、低地、泉水地などを有し、その地形を利用して様々な植物が配置されています。 現在も自然誌を中心とした植物学の研究・教育の場となっており、特に東アジアの植物研究の世界的センターとして機能しています。 (小石川植物園HPより抜粋) |
(1/13 , F5.6 , ISO125)
まずは慣らしで足元のツワブキを撮影。
最短撮影距離0.2mとあって、こんなに近付いても撮れるのか…!という印象。F5.6ですが、後ろのボケ具合も良好です。
(1/80 , F3.5 , ISO100 , +0.3ステップ)
植物園本館手前のスロープ。あまり後ろに下がれないので、ゆったりと画面に収まるのが嬉しいです( *´v`)
(1/100 , F3.5 , ISO100 , +0.3ステップ)
こちらが植物園本館!ダイナミック!!
中には大学植物標本庫と図書室があり、約70万点の植物標本を所蔵しているそうです(・o・)!
※関係者以外は立ち入れないので注意!
(1/50 , F5 , ISO400)
イロハモミジ並木。
紅葉にはまだちょっと早かったですが、
(1/125 , F5 , ISO200 , +1.3ステップ)
陽の当たる所は少しずつ色づき始めていました。
園内の開花・紅葉情報は随時HPでアップされているので、確実に押さえたい方は要チェックです!
(1/125 , F5.6 , ISO200 , +0.7ステップ)
2019年にリニューアル公開された温室。中には熱帯・亜熱帯地域に生育する植物を中心に約2,000種が展示されています。
被写体にもよりますが、ややコントラストが強めに出る印象です。
レンズ周辺の収差もありますが、そこまで気になる程ではないですね(・v・)
さあ、ここからは巨木並木を通って林へ進みます。
(1/250 , F3.5 , ISO400)
イチョウの大木にちょうど陽が当たって輝いていました。
(1/160 , F2.8 , ISO400)
(1/200 , F2.8 , ISO400)
カイノキもズワッと迫力のある写り!こいつには…『スゴ味』があるッ!!
F2.8になると周辺光量が落ちますが、主役が引き立ってコレはコレでいいかもしれません。
(1/60 , F2.8 , ISO400 , +1.7ステップ)
カリン林には果実がゴロゴロと落ちています( ・∀・)!
(1/125 , F2.8 , ISO400)
いつもの足元アングルも、超広角だと遠近感のある写り!そして脚長効果…!笑
(1/100 , F2.8 , ISO400)
段々と感覚が掴めてきました!
木の根元から蔦を渡って見上げたり
(1/30 , F2.8 , ISO400 , +1.7ステップ)
メインを真ん中に置いて枝葉の広がりを強調したり
(1/30 , F2.8 , ISO400 , +1.7ステップ)
真上を見上げて木の高さを強調したり。
このあたりは広角レンズの得意な構図ですね (`・v・)
(1/30 , F2.8 , ISO400)
こんなに近付いて撮れるなら!自撮りも可能!笑
(1/125 , F5.6 , ISO400 , +1ステップ)
針葉樹林を抜けて、麓の日本庭園へ。
向こうに見えるのは明治9年(1876年)に建築された旧東京医学校の本館です。
東京大学に関係する建造物では現存する最古のもので、国の重要文化財に指定されています。
(1/125 , F5.6 , ISO400)
林を遠巻きに見ると、木々の個体ごとに形や色付き方が違って面白いですね。
これから冬にかけて、どんどん色鮮やかになっていくのが楽しみです(( ・∀・))
(1/80 , F4.5 , ISO400 , -1.7ステップ)
そろそろ陽も沈んできました。
こんもりとしたラクウショウ(?)に近付くと
(1/50 , F3.5 , ISO400 , -0.7ステップ)
繊細な葉と木の実が!オーナメントみたいで可愛いですね (・v・)♪
(1/13, F2.8 , ISO1800 )
日本庭園から出口にかけての脇道には太郎稲荷があります。
ゴーストやフレアを極力抑えたレンズではありますが、角度によっては若干のゴースト(写真右下)が起こることがありました。
(1/20 , F2.8 , ISO400)
園内最後に見えてくるのは「生きた化石」とも呼ばれるメタセコイア。小石川植物園のメタセコイア林は、昭和22年(1947年)に現地で採取された種子を元に作られたそうです。
(1/40 , F3.2 , ISO400 , +1.3ステップ)
メタセコイア林の美しいグラデーションを振り返りつつ、秋の訪れを存分に満喫して園内を後にしました。
秋の木々と超広角レンズ…
今回はレンズ1本で挑みましたが、「最初にイメージしていたよりも自由に撮れた!」という印象でした (`・v・)
迫力ある風景をそのまま切り取れるような感覚は使っていて気持ちがいいですね♪
皆さんも、カメラ片手に深まる秋を探してみてはいかがでしょう?
【インフォメーション】
◼︎小石川植物園 開園期間:1月4日~12月28日 営業時間:9:00~16:30(入園は午後4時まで) ⦅温室⦆10:00~15:00 ⦅柴田記念館⦆10:30~16:00 ※木曜閉館 休園日:月曜 ※月曜が祝日の場合はその翌日、月曜から連休の場合は最後の祝日の翌日が休園日) 入園料:大人500円/小人(小中学生)300円/小児無料 所在地:〒112-0001 東京都文京区白山3丁目7番1 TEL:03-3814-0138 ※現在はコロナ感染拡大防止対策のため団体受付は不可 |