こんにちは、鹿児島天文館店の吉冨です。
鹿児島も一足遅れて秋らしくなり葉っぱの色づく季節になりました。
そこで今回は、カメラの設定とかよく分からないけど紅葉をいい感じに撮りたい!という方に向けて「カメラの設定」と「キレイに撮る為の3つのポイント」をご紹介します。
1.設定
設定していただきたいのは以下の2つです
【1】絞り優先モード(A・AVモード)で開放絞り
【2】シーン設定:風景モード
【1】の絞り優先モードとは、撮影者が絞り設定のみ決めて、それに合わせて最適なシャッター速度をカメラが判断するモードになります。
絞りを変えるとボケの大きさをコントロールすることが出来ます!もう少し詳しく知りたい方はコチラをご覧ください→【楽しく撮ろうよ!カメラと散歩 002】 絞りをコントロールしてボケを調整する!
開放絞りとは、一番小さな絞り値の事なのでF〇〇という数値を出来る限り小さく設定して下さい。絞り値を小さくすることでボケ量を大きくすることができます。
キヤノン、ニコンの一眼をお使いならダイヤルを左にコロコロすれば小さくすることができます。
【2】のシーン設定とは、カメラが自動でコントラストや鮮やかさなど被写体に合わせて設定してくれる機能のことで各メーカーによって呼び方が変わります。
ピクチャースタイル(キヤノン)、ピクチャーコントロール(ニコン)、クリエイティブスタイル(ソニー)、フィルムシュミレーション(フジフィルム)ピクチャーモード(オリンパス)、カスタムイメージ(ペンタックス)
シーン設定で風景が無い場合はビビット(オリンパス)やベルビア(フジフィルム)にすると、鮮やかに撮影できます。
2.キレイに撮る為の3つのポイント
①主役を決める
②光の当たり方を意識する
③明るさ(露出補正)をイメージ通りに調整する
3つのポイントについてご説明します!
①主役を決める
写真を始めたばかりの方が、全景を引きで撮ると構図のバランスが難しい為まとまりのないゴチャゴチャした写真になってしまうことがあります。そこで……
キレイな葉っぱを見つけて、バランスを見ながらアップで撮るだけでいい感じに撮ることができます。
葉の位置を決めるときは、カメラのフレーミングガイドを表示させて「三分割構図」を意識しながら中心からずらして撮影するのがオススメです。
引きで撮ってもいい感じに撮れないときは・・・
近づいて撮りましょう!
②光の当たり方を意識する
キレイな紅葉なのに、なんだかパッとしない写真の時ありますよね……。
こういった場合、光がうまく葉っぱに当たってないことがあります。
光が当たる場所で撮影すると、紅葉をより色鮮やかに撮ることができます。
その際、被写体の背後から光が当たる「逆光」がオススメです。
順光やサイド光で撮るのも良いのですが、逆光で葉に光を透過させることで、より色鮮やかに透明感があるように見えるため簡単にキレイな写真を撮ることができます。
撮影スポットについたら、まず光の当たる場所を探しましょう!
③明るさ(露出補正)をイメージ通りに調整する
露出補正とは、写真の明るさを自分で調整する機能になります。
+/-のボタンやダイヤルを操作することで明るさの調整ができます。
プラスにすると明るく、マイナスにすると暗くなります。
同じ場所の紅葉でも明るさが違うだけで、これだけイメージが変わります。
プラス補正はポップな可愛らしいイメージに、マイナス補正は深みのある色味で、しっとりとしたイメージになり同じ場所で撮影しても雰囲気の違った写真になります。
被写体が決まったら、どんな雰囲気で撮りたいのかイメージして露出補正をおこない、同じ構図でも納得のいくまで明るさを変えて何枚も撮影してみましょう!
3.作例
4.まとめ
・設定を絞り優先モード(A/AVモード)で絞り値を一番小さくする
・ピクチャースタイルを風景・ビビッド・ベルビア等の色鮮やかなモードを選択する
・綺麗な葉を主役にして、バランスの良い構図で撮影する
・光の当たり方をしっかり見て撮影する(逆光がおすすめ!)
・被写体を見つけたら、どんな雰囲気で撮りたいのかイメージして明るさを調整する
写真を始めたばかりの方でも以上の5点を意識して撮影すると、いい感じの紅葉写真が撮れるのではないでしょうか。
この記事に関するお問い合わせは・・・鹿児島天文館店 吉冨まで