【撮影地情報】滋賀県大津市「石山寺」

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西国三十三所観音霊場第13番札所である滋賀県大津にある石山寺に行ってまいりました。
真言宗の大本山である石山寺は2015年に「琵琶湖とその水辺景観- 祈りと暮らしの水遺産 」の構成文化財として日本遺産に認定されています。

石山寺は名前の通り天然記念物である珪灰石(けいかいせき)の上にお堂が多数建てられており、奈良時代から観音の聖地とされておりました。
それは京都の清水寺、奈良の長谷寺と三観音と呼ばれております。
安産、福徳、厄除け、縁結びに霊験あらたかな観音霊場で奈良時代には貴族の間に「石山詣」が流行し清少納言や紫式部などの女流文学者も参拝しております。また紫式部が世界最古の長編小説である「源氏物語」を起筆した地としても有名で本堂の一角には物語を着想を得て書き始めたと伝わる「源氏の間」があります。

東大門
仁王像が安置しており、運慶とその息子の湛慶の作とされています。


千社札が貼られています。
千社札は古くは願や歌などを木札にしたため、神社仏閣に納札する風習でしたが、江戸時代ごろから自分が来た証として鳥居や札所に貼るようになったようです。 以前から「岡部」という千社札はよく貼ってあり、気になっていました。何者なのか。大変有名な方なのか。知っている人は教えてください。

当日は雨が降っていることもあり、人影が少なかったです。

拝観料を払い振り返ったところ
この先に東大門があります。 この石段の左側に弓の名手、那須与一の地蔵尊があります。このブログを書くまで知らなかった。

桂灰石(けいかいせき)
桂灰石とは石灰岩が地中から突出した花崗岩と接触し、その熱作用のために変質したものです。この作用によって通常は大理石となりますが、この石山寺のように雄大な桂灰石となっているのは珍しいようです。


これが石山寺の「石山」となる起こりとなっています。

蓮如堂から石段上の本堂を見たところです。
本堂には御本尊の如意輪観音が安置されています。

本堂は滋賀県最古の木造建築とされています。
この下は崖でその上に建てられています。清水寺のような舞台がこちらの部分になります。

安産の腰掛石 
岩盤の上に座れるように座布団がおいてありました。そこに座ると安産になると伝えられています。

多宝塔
鎌倉時代 建久5年(1194年)に建立され、建築年がはっきりしているもので日本最古の多宝塔ということです。 国宝です。ナショナルトレジャーです。

雨上がりにつき、カタツムリも活動的になってます。 桂灰石(けいかいせき)をよく見るとお賽銭がのっていました。
うまく乗っかると願いが叶うのか。 今回は西国三十三所観音霊場第13番札所の石山寺でした。
西国三十三所の観音菩薩を巡礼参拝すると、現世で犯したあらゆる罪業が消滅し、極楽往生できるとされていますので罪深い人は訪れることをお勧めします。
そうでない人もね。

〇石山寺
所在地:滋賀県大津市石山寺1-1-1

◆使用カメラレンズ
Canon PowerShot G7X MarkII

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今後もより良いサービスを提供できるよう日々努めてまいりますので、
引き続き変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。