FILM作例 タカチホカメラ 府内店

夜のモノクロな世界 『KODAK T-MAX P3200』

タカチホカメラ府内店の安藤です。

いつもはデジタル・フィルムカメラの紹介をブログにアップしていますが今回はコダックのモノクロフィルムT-MAX P3200をご紹介します。

このT-MAX P3200の特長は高感度から超高感度までの感度範囲です。
……ってどういうこと?

ザックリ言うと、一般的にカメラ店などで良く販売されているISO100~ISO400の感度だと、シャッター速度が足りず手振れが発生してしまい写真がダメになったと言う経験がありませんか?

KODAK T-MAX P3200 フィルムは、屋内や野外の光源が足りない撮影場所でストロボを使用せず撮影が可能と言うことです。

実際に夜間撮影を行ってきました。それでは見ていきましょう。

(全て手持ち撮影で行っています)

No.1 LEICA M3 DS / SUMMICRON DR 50mm / KODAK T-MAX P3200

No.1

写真のバランスが良くないですが無視して下さい。

倉庫中央にあるゴミ箱周辺に露出を合わせ、ピントは左奥側のケースに合わせて撮影を行いました。

粒子感はありますが程よいザラツキとハイライトから中間部分まで映し出されて全体的に光のバランスが取れた画になりました。

No.2 LEICA M3 DS / SUMMICRON DR 50mm / KODAK T-MAX P3200

No.2

露出は車のライトが照らしている道路に合わせ、ピントは国道の看板に合わせ撮影を行いました。

この写真はNo.1とは逆にシャドーから中間部分までがよく撮れて国道全体の雰囲気が隅まで細かく再現されています。

シャッタースピード1/30くらいで少し流した方が雰囲気が出たかもですね。

No.3 LEICA M3 DS / SUMMICRON DR 50mm / KODAK T-MAX P3200

No.3

中央建物に露出とピントを合わせシャドー部分をメインに撮影を行いました。

外側のシャドー部分から中央にかけて、街灯のわずかな光があたり、うっすらと見える建物と手前の公園が静かさを物語っているような画になりました。

こうしてNo.1からNo.3までをみていると、今回使用しました『KODAK T-MAX P3200』は、ラチチュードが広いのでわずかな光を拾ってくれ、ハイライトからシャドー部分まで階調よく再現される夜間撮影に適したフィルムだと思いました。

ご参考までに以下作例です。

【作例】

No.4 LEICA M3 DS / SUMMICRON DR 50mm / KODAK T-MAX P3200

No.5 LEICA M3 DS / SUMMICRON DR 50mm / KODAK T-MAX P3200

No.6 LEICA M3 DS / SUMMICRON DR 50mm / KODAK T-MAX P3200

No.7 LEICA M3 DS / SUMMICRON DR 50mm / KODAK T-MAX P3200

No.8 LEICA M3 DS / SUMMICRON DR 50mm / KODAK T-MAX P3200

No.9 LEICA M3 DS / SUMMICRON DR 50mm / KODAK T-MAX P3200

No.10 LEICA M3 DS / SUMMICRON DR 50mm / KODAK T-MAX P3200

No.11 LEICA M3 DS / SUMMICRON DR 50mm / KODAK T-MAX P3200

 

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