タカチホカメラ府内店の安藤です。
前回に続きモノクロフィルムを取り扱います。
今回、ご紹介する『JCH STREET PAN 400』は" JAPAN CAMERA HUNTER "が2016年に新しく販売したフィルム。
※現在はパッケージが変わっており、こちらは旧版です。
JCH様の公式サイトはこちら。
https://www.japancamerahunter.com/
こちらの 「JCH STREET PAN 400」を使用して撮影を行いましたので、早速お見せしていきます。
(スキャナーはFUJIFILM SP 3000を使用し全て色補正はしていませんがNo.7, No.15のイメージ合うようにトリミングと編集を行っています。)
No.1は、遊具の石の影を切り取るため、露出を遊具に合わせて撮影。
狙った通り、岩の影を捉え、シャドーを活かした撮影が出来ました。
No.2はNo.1とは逆に、背景をメインに撮影をするため、雲に露出を合わせてシャッターを切りました。
今度は遊具全体が影になり雲と空をメインに撮影することが出来ました。
No.3はNo.1とNo.2の中間あたりに露出を合わせて撮影。メリハリがなく何を映し出したいのかわからないぼんやりとした画になってしまいました。
次に場所を変え町と山を取り込んだ風景を撮影。そして草木が生育していない山(禿山)の部分に露出を合わせ、一段ずつ絞り変えて写真の変化をみたいと思います。
No.5はNo.4から1段上げて撮影した写真です。
左奥の森林が密集した部分や山並みと空の部分は薄暗く霧がかった感じになり光が強く当たっている部分はスッキリとした感じになりました。
No.6はNo.5から更に一段上げて撮影を行いました。
シャドー部分からハイライト部分全体が暗く霧がかかってモヤっとした画になり、曇り空から光が差し白い建物の部分のみが協調された様な画になりました。
No.1からNo.6までを見ていくと高いコントラストでシャドー部分は黒くはっきりと表現され、中間部分からハイライト部分までの表現が良いと思いました。あくまで主観ですが。
特に雲などを映し出した時はとてもリアル感があり印象的です。
気になるところは、一番暗い部分から徐々に中間部分へ向かっていく表現。撮影状況によっては黒つぶれしてしまい、露出の読み取りが難しいと言う印象を受けました。
この 「JCH STREET PAN 400 FILM 」を使用する場合明暗がはっきりとしたシーンが合っているフィルムだと思いました。
参考までに、作例をご覧ください。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。