LOMO皆さま、こんにちは。
花粉が落ち着いてきて、そろそろ外に洗濯物が干せる・・・!と意気揚々としているレモン社・横浜店の花田です。
(去年も花粉症がどうのこうのって書いてた気がするなぁ)
今回もフィルムレビューやっていきます。
・・・・・・第一印象は、異端(苦笑)
「LOMOCHOME Purple XR 100-400」であちこち行ってまいりました。
まず始めに、「おっけーぐーぐる ろもくろーむ ぱーぷる」と検索してみました。
商品レビューは★4.7と高評価でしたが海外の方のレビューばかり。
その他にもネットで情報を漁ってみましたが前回の「Kodak ColorPlus 200」と比べても記事が少ない、とても少ない。
パープルという名前なのだから、とにかく紫色になるのだろう
という印象を除けば、ISO感度が100-400に対応しているところも魅力でしょうか。
一体どうなることやら、、、と思いながらフィルムを装填し、もう出来上がってからのお楽しみだ!と開き直って、いざ撮影へ(笑)
とりあえず撮ってみた。
ネットで見た写真に比べたら、紫色もそーーーんな主張もなく、思ってたよりいけそう、この程度であれば、今後も面白く楽しめそう。
と、L判プリントを見たときは思いました。
ただ郵便局や標識の赤色は、コントラストが高く、目立ちますね。
比べてみた。
おや、何やら写真の様子がおかしいです。
本来緑色のところが薄紫色~紫色へと変化しています。
そして白い花々もうっすらと色が入っているのがわかります。
おおおおおもしろい。さっきの写真とは少し違う雰囲気があります。
ちなみに、デジタルカメラで撮影したものがこちら▼
(ISO感度、シャッタースピード、F値、全て同じようにしています。)
Wow・・・・・・
改めて見ると世界観がまるで違う。
現実はこんな色していたのかと、見返しながら思います。
モノクロフィルムは使ったことがありますが、それともまた違う、なかなかの衝撃。
そして、ここから私がもっともっと衝撃を受けた写真たち。
デジタルと合わせて、どうぞご覧ください・・・(笑)
これが▼
こうなります▼
おーーーい、南武線!大丈夫か!
横須賀線なんて常磐線(快速)みたいな色してますし、埼京線と相鉄線は足して2で割ったみたいな色してますし、湘南新宿ラインは、、、保ってますね。
こんな色のNewDaysも見たことがありません。
というツッコミをせざるを得ないような写真になりました。
こちらは▼
こうなるようです▼
こればっかりは最初見たとき、さすがに声出して笑いました。
何がどうなっちゃってるの!?というの本音が漏れます。
紫色は緑色に、緑色は紫に、黄色はピンクに……。
まさかこんなに変換されるなんて、想像もつきませんでした。
本領発揮といったところでしょうか。
左上のパンジーなんて、もう眉毛とおひげがボーボーのおじさんキャラクターにすら見えてくる……。
これは▼
これで▼
(なんか空にゴミが舞ってますが見えてないことにします。)
私が知っているフジカラーではない。
夕日が当たっているフジカラー・・・でもこうはならない気がします。
そんな中、赤色は強い。奥の文字はあまり変化がみられません。
青い空はグレーといいますか、あまり色が出ないのも面白いですね。
これは▼
こうです▼
所々深いところは緑色のまま(それとも青色というのでしょうか)
これを撮影したときは、きっと全面紫色になるんだろうなぁと思っていたばかりに
何とも不思議な一枚となりました。
全ての緑色が紫色になるわけではなさそう・・・( . .)φ
不思議が尽きませんね。
空も比較してみた。
「空」といっても緑色に寄ったり、白に寄ったりと差があるようです。
特に3枚目、空のグラデーションはとてもきれいに写っていて驚きました。
時間は15時~16時くらいだったかと思いますが、実際の空は水色のみの夕日にはまだ早い時間。
目ではこのグラデーションを捉えられないんだなぁとしみじみとするお気に入りの一枚です。
濃すぎる緑色は紫色と判定されずにつぶれてしまったのは、少々さみしいところでもありますね。
(それはそれで「味」にも見えるのがいいところ)
まとめ (というほどでもない)
いかがだったでしょうか、
「LOMOCHOME Purple XR 100-400」
今回は晴れの日の夕方になる前で使い切ってしまったので夜は撮ることができませんでしたが、ISO400までいけるとなると天気にもあまり左右されないかもしれません。
個性がとてもとても強いので(大事なことなので2回言いました。)使う場面、使う時は、考えさせられる一本かと思います。
使い勝手はよいですが、日常的には使用しがたい……苦笑
ファインダーを除いた時とは全くの別物に仕上がるのはとても楽しかったので、非日常感として使用するには、わくわくが止まらないフィルムですね。
ただ、この雰囲気をなんと表現したらいいのか、私の持っているボキャブラリーでは対応しきれませんでした(笑)
この予測不能なフィルム、皆さんもぜひ試してみてください。
使用機材
ボディ | Canon New F-1 |
レンズ | NFD 50/1.4とかSuperTakumar 35/2とか |
ボディ | Canon EOS 8000D |
レンズ | EF 50/1.8 STM |
おまけ
それでは、また次回の記事で。
花田