こんにちは!レモン社池袋店の宮です(・v・)
突然ですが皆さま、中古カメラ店って入ったことありますか?
弊社ブログをいつも見ていただいている方、古いカメラをお探しの方は一度は行った事があるかもしれませんね!
しかし、初めて中古カメラ店に行こう!と思われている方は、カメラのことよくわからないし、怖そう(?)だし、なんか入りづらい…カメラ詳しい人と一緒に行かないと心細い…
と感じる人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、コンパクトフィルムカメラを探して、はじめて中古カメラ店に行く方向けに、少しでもそんな思いや不安を減らしたい!!という気持ちでブログを書いていこうと思います( * ´v`)
それではスタート!!
まずはお近くの中古カメラ店を「中古カメラ+地名(池袋・新宿など)」で検索!近くに数件あることもあるので、梯子するのがオススメです((( ・ω・)
お店に着いたら、まずはどこの棚にコンパクトフィルムカメラがあるか店内をグルっと見てみましょう!
おそらく、どのお店でもメーカーやカメラの種類ごとに並べてあると思うので、わからなかったら「コンパクトフィルムカメラはありますか?」と遠慮なく店員さんに聞けば案内してくれます!
もしお目当てのカメラがあればラッキーですが、人気のあるものだとすぐに売れてしまったり、タイミングが合わず実物すら見ることができない…ということもよくあります!!
ビンテージの服や靴を探すのと一緒で、ピンポイントで狙って行っても購入が難しかったりするんです…
【どうしても欲しいお目当てのカメラがある場合】 ①他店舗を探したり、その日買うことにこだわらず商品が出てくるまで粘り強く探す → オンラインで商品の検索をしてから、在庫のある店舗にお問い合わせください(・v・) 「商品名・お値段・商品コード」をお伝えいただくとスムーズです! ※一部オンラインに掲載していない商品もあります ②ネットやフリマで出品されているものを購入する →出品者によって商品情報が曖昧だったり、動作確認の取れていない物が出品されている場合もありますので個人的にはあまりオススメしませんが、稀に値段の割に状態の良いものも出品されている時があるので、目利きに自信があればこちらで探すのもアリ! |
購入したいコンパクトフィルムカメラの候補はいくつか用意していった方が買って帰れる確率は上がりますが、それもよくわからない!!という方は、実際に店頭で見比べながら一期一会の感覚で探すのも良いと思います((・v・))
さて、
やっと欲しいカメラに出会えたとしても、商品状態が著しく悪いものは使うのに不具合があったり、不便だったりします。
それを避けるために見るべきポイントは商品のランクと状態です!!
まず、プライスカードの見方をレモン社・ナニワグループの表記を例にご説明します(・v・)
【プライスカードの見方】
商品の傍に置いてあるプライスカードには、
上から
・保障の有無
・ランク(A、AB+、AB、B、C、J)
・商品名
・付属品 (無い場合は無記入)
・商品状態
・値段(税込)
・中古品もしくは委託品 (お客様からお預かりした商品)
が表記してあります。※2021年6月25日現在
中古品のランクに関しましては、以下の図をご確認ください↓
【商品状態の確認】
プライスカードの商品状態を見てみると、なにやらたくさん書いてある…
「これってどういう意味ですか?」でも、「これカッコいいから見てみたいです!」でも全然OKなので、気になる商品があったら店員さんに声を掛けて実際に商品を見せてもらいましょう!
中古商品に多く見られる状態は以下をチェック(・o・)!
【外観確認】
■スレ・キズ・アタリ
使用により付いてしまう擦り傷やテカリ、当たり傷のことです。
※アタリは、場所や衝撃の強さによっては内部までダメージがある場合があります。激しい凹みが見られる機体は避けた方が無難です。
■サビ・塗装ハゲ・革縮み(ハガレ)
アタリやスレで塗装が剥がれたり、汚れ・水分が付着したまま長年放置されたことによってサビが発生した状態です。
革縮みは、経年劣化によるものや接着剤の劣化に伴い発生します。
外観を気にしなければ使うのに特に支障はありませんので、その他コンディションを見ながら選びましょう(・v・)
【ファインダー確認】
まず、コンパクトフィルムカメラにはファインダーとレンズが付いています。
ファインダーはあくまでも”写る範囲を決めるための のぞき窓”なので、写りには直接影響ありません。
しかし、チリ・ホコリ・クモリがあればあるほど、覗いたとき視界に入ってくるので気になります。
時には (どうやって入ったのか) 虫が混入なんてことも(・ω・:)
眼のピントをファインダー先の景色に合わせるとそんなに気にならない場合もあるので、これは実際店頭で覗いてみてください!
【レンズ確認】
■チリ・ホコリ (状態が分かりやすいよう、レンズ単体の画像です)
レンズ内部に入り込んだチリや埃です。外側にある物は拭けば取れますが、内部の物は分解しないと除去できません。
知識が無いと自身での清掃は難しく、修理も受け付けていない場合が多いので、基本的には現状のまま使うと思っていただければOKです!
■クモリ・カビ (状態が分かりやすいよう、レンズ単体の画像です)
クモリは写りの鮮明さに影響があり、大きいゴミやカビが見られる場合、白い壁や空にぼんやりと写りこむ可能性があります。
※クモリに関しては、どうしても経年劣化で発生してしまうものです。”やわらかい写り”とも取れるので、あまり酷いコンディションでなければ購入候補に入れてもいいかと思います(`・v・)
【内部・電子表示確認】
■モルト劣化
フィルム室を開けてみると、蓋の間にスポンジ(モルト)が貼ってある場合があります。
これが劣化していると、隙間から光が入りフィルムに余計な像が写ってしまったり、崩れたモルトがフィルムに付着する恐れがあります。最近はモルトの補修セットもあるので、器用な方はご自身で貼り替えるのもいいかもしれません(・∀・)
■液晶
電子制御の場合、きちんと液晶の表記もできるか要チェックです!
まれにフィルムカウンターが正常に表示されなかったり、数字の一部が欠けてしまうことがあります。
■デート機能 (データバック)
デート機能は、写真に日付を入れることができる機能です。壊れて使えない個体も稀にありますが、必要なければ撮影には支障ありません(・v・)d
機体によっては裏蓋交換で修理可能な場合もありますので、詳しくは店頭にてお尋ねください!
【動作確認】
メーター不動・シャッター不良・露出計ズレ・異音・ひっかかりetc...
カメラに正常時では見られない動作がある場合、このような表記が見られます。
コンパクトフィルムカメラの全盛期は1970年代後半〜1990年代…
製造年数を考えると、使用によるパーツの摩耗、経年劣化、電子制御の不具合でどうしても使用に難が出てくる場合があります。
購入時は大丈夫そうだったのに、使ってみたら調子が悪そう…
フィルム現像に出したら撮れていなかった!ということもあります…残念ですが、これはどの機体を買っても起こりうる中古品の宿命なんです (´・_・`)
商品によっては、保証期間内であれば (販売時未確認の症状に限り) 返品・返金対応も可能となりますので、何かありましたら購入した店舗にご相談ください!
どうしても壊れるのは避けたい!!という方は、新品商品のKODAK M35やYASHICAのMF-1を購入してもいいかもしれません。
気に入った商品が見つかったら、すぐに使えるよう電池とフィルムも一緒に購入するのをオススメします (・∀・)
店員さんに、その場でフィルムの入れ方を教われば完璧です!
【最後に】
中古カメラ屋は、一度入ってしまえば怖くありません!笑
一見怖そうな顔した (ように見える) 店員さんも、みんなカメラ愛に溢れた人たちなので”これからカメラ始めたい”という方のお声がけは嬉しいものなんです( * ´v`)
新しい世界を見ると思って、是非、友達を誘って気軽に遊びに来てください♪
お待ちしております!(^_^)