みなさまこんにちは!
京都は連日の猛暑が続いておりますが、皆様におかれましては時節柄くれぐれも体調ご自愛くださいませ。
さて、今回のご紹介はミノルタの名レンズ「バリソフト85mmF2.8」です。1978年発売の中望遠レンズ。その名の通りレンズ内ソフトフォーカス機構を搭載し、さらにソフト効果を3段階で切り換えが可能という個性あふれるレンズです。高コントラストな光線状況が多い夏場は特に活躍する機会の多い1本。ぜひお試しください!
ミノルタ バリソフト85mmF2.8(ミノルタSRマウント) 2221070290964 ¥86,800 8/7現在
※作例共通データ ボディ:ソニーα7Ⅱ レンズ:ミノルタバリソフト85mmF2.8 Mモード ISO100
MINOLTA バリソフトで、まずは効果の強弱をテスト!
どのくらいの効果があるかはやはり実写からイメージをつかむことになるでしょう。この場面ならばどのくらい、という「さじ加減」を掴むと撮影が楽しくなります。まずは数をこなしてみましょう。作例は上から順番にソフト効果なし⇒1⇒2⇒3と強くなっていきます。
作例①
いずれも1/1000秒 f2.8
☆ソフト効果の有無で印象が変わる!思わぬ発見にワクワク!
2つの作例は上段がソフトなし、下段がありとなります。おわかりのようにソフト効果だけで全く印象が異なってきます。どちらの表現が自分のイメージとマッチしているか、もし迷ったら両方をおさえておくことをおすすめします。
作例②
作例③
いずれも 1/800秒 f2.8
☆ソフト効果の変化を楽しむ!絞り値との組み合わせのベストマッチは?
作例④
1/500秒 f5.6 ソフト効果3
ハイキー部を強調しつつ全体を落ち着かせる場合は絞りを絞ってソフト効果を強めるとよいでしょう。順光がおすすめですがカメラの影が写り込まないように気をつけましょう。
作例⑤
1/1000秒 f2.8 ソフト効果1
高コントラストの光線で白い被写体で強くソフトを掛けると輪郭が溶けてしまいます。弱めの効果を使用して独特のにじみを写しこんでみましょう。
以下は逆光時にソフト効果を加えた作例です。光線の当たる箇所やピント位置、黒つぶれの面積などをチェックしましょう。今回は絞り開放を使用しています。白とびギリギリを攻めたいところですが、失敗するとオールドレンズにありがちな”露出が転げ落ちて”しまいます。バランスを考えつつ光線をうまくつかまえるようにしましょう。作例では随分と安全運転してしまいました…(泣)
作例⑥
1/2000秒 f2.8 ソフト効果なし
1/2000秒 f2.8 ソフト効果3
1/2000秒 f2.8 ソフト効果3
真夏の昼間にホタル??いえ、羽根の反射をソフト効果で撮影です。
☆受け継がれる「美しいソフトフォーカス」
ミノルタは1994年発売の「AFソフトフォーカス100mmF2.8」レンズにもソフト効果切り換え機能を搭載しています。このレンズはAF化されているだけでなく、円形絞りを採用してさらに美しい効果を作り出します。
1999年にはSTF135/2.8(T4.5)が発売されます。AFは使用できませんがアポダイゼーションエレメントの採用によりこちらはソフト効果の強弱ではなくぼけ味を滑らかにする効果でソフトフォーカスレンズやソフトフィルターでは得られない演出が可能です。このレンズはソニーAマウント対応レンズとしてブランドを変更して販売された後、現在はEマウント「FE100mmF2.8STF GM OSS」が現役としてラインアップされています。
今回はその原点ともいうべきレンズ「バリソフト85mmF2.8」をご紹介いたしました。人物やネイチャーなどさまざまなジャンルで「ソフト効果」にこだわってみたいあなたにおすすめのレンズです。ぜひチェックしてみてください!
なお、店頭では各種オールドレンズやマウントアダプターを多数取り揃えております。あわせてご覧ください。
クラシックカメラを探している、オールドレンズ沼にどっぷり浸かりたい!最新品からビンテージまで、カメラお買い上げ・買取ご相談なら専門店のカメラのナニワ京都店へ!
専門スタッフが丁寧にご案内させていただきます。お買い上げの方も売却をお考えの方もお気軽に専門店の”カメラのナニワ京都店”へご相談ください!
カメラのナニワ京都店 担当:やませ
どのくらいの効果があるかはやはり実写からイメージをつかむことになるでしょう。この場面ならばどのくらい、という「さじ加減」を掴むと撮影が楽しくなります。まずは数をこなしてみましょう。作例は上から順番にソフト効果なし⇒1⇒2⇒3と強くなっていきます。
作例①
いずれも1/1000秒 f2.8
☆ソフト効果の有無で印象が変わる!思わぬ発見にワクワク!
2つの作例は上段がソフトなし、下段がありとなります。おわかりのようにソフト効果だけで全く印象が異なってきます。どちらの表現が自分のイメージとマッチしているか、もし迷ったら両方をおさえておくことをおすすめします。
作例②
作例③
いずれも 1/800秒 f2.8
☆ソフト効果の変化を楽しむ!絞り値との組み合わせのベストマッチは?
作例④
1/500秒 f5.6 ソフト効果3
ハイキー部を強調しつつ全体を落ち着かせる場合は絞りを絞ってソフト効果を強めるとよいでしょう。順光がおすすめですがカメラの影が写り込まないように気をつけましょう。
作例⑤
1/1000秒 f2.8 ソフト効果1
高コントラストの光線で白い被写体で強くソフトを掛けると輪郭が溶けてしまいます。弱めの効果を使用して独特のにじみを写しこんでみましょう。
以下は逆光時にソフト効果を加えた作例です。光線の当たる箇所やピント位置、黒つぶれの面積などをチェックしましょう。今回は絞り開放を使用しています。白とびギリギリを攻めたいところですが、失敗するとオールドレンズにありがちな”露出が転げ落ちて”しまいます。バランスを考えつつ光線をうまくつかまえるようにしましょう。作例では随分と安全運転してしまいました…(泣)
作例⑥
1/2000秒 f2.8 ソフト効果なし
1/2000秒 f2.8 ソフト効果3
1/2000秒 f2.8 ソフト効果3
真夏の昼間にホタル??いえ、羽根の反射をソフト効果で撮影です。
☆受け継がれる「美しいソフトフォーカス」
ミノルタは1994年発売の「AFソフトフォーカス100mmF2.8」レンズにもソフト効果切り換え機能を搭載しています。このレンズはAF化されているだけでなく、円形絞りを採用してさらに美しい効果を作り出します。
1999年にはSTF135/2.8(T4.5)が発売されます。AFは使用できませんがアポダイゼーションエレメントの採用によりこちらはソフト効果の強弱ではなくぼけ味を滑らかにする効果でソフトフォーカスレンズやソフトフィルターでは得られない演出が可能です。このレンズはソニーAマウント対応レンズとしてブランドを変更して販売された後、現在はEマウント「FE100mmF2.8STF GM OSS」が現役としてラインアップされています。
今回はその原点ともいうべきレンズ「バリソフト85mmF2.8」をご紹介いたしました。人物やネイチャーなどさまざまなジャンルで「ソフト効果」にこだわってみたいあなたにおすすめのレンズです。ぜひチェックしてみてください!
なお、店頭では各種オールドレンズやマウントアダプターを多数取り揃えております。あわせてご覧ください。
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カメラのナニワ京都店 担当:やませ