こんにちは。カメラのナニワ 梅田中古買取センターの喜田です。
ニコンよりフィルムカメラ時代をモチーフにしたデザインの「Z fc」が発売されました。ニコンのミラーレスカメラにおいても、注目度合いが伺えます。
Zマウントを採用した機種でのクラシカルなデザインのカメラは初です。
しかし、「Z fc」が発売される8年前の2013年にも、同様の機種が発売されています。
それが今回ご紹介をする「ニコン Df」になります。
こちらはZマウントに移行する前、昭和34年(1959)より60年以上採用されている不朽のマウント、Fマウントを採用した一眼レフタイプのカメラになります。
従来よりFマウントレンズを複数本、お持ちの方やミラーレスより一眼レフといった方にはおすすめしたいカメラでもあります。
もちろん新発売の「Z fc」でも、純正のマウントアダプーFTZを使用することでFマウントレンズの装着は可能となります。
しかしながら「Z fc」はコンパクトなカメラゆえ、イメージセンサーサイズがAPS-Cサイズを採用している。そのため、マウントアダプター越しでの使用には焦点距離が約1.5倍伸びる仕様となっています。
レンズに書かれた焦点距離のまま、フルフレームで撮影をおこないたい場合、マウントアダプターを使用せずともレンズとボディを直接装着したいといった際には、このDfの出番となってくるでしょう。
ボディカラーは、シルバーとブラック、のちに限定販売されたブラック Gold Editionの3種類を展開しています。
また同時にAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gのレンズを性能はそのままに、外観をDfのクラシカルなデザインに合わせたレンズAF-S NIKKOR 50mm f/1.8G (Special Edition) も発売されました。
こちらは、レンズ小窓より距離計が搭載れており、その他にアルミ製のシルバーリングやピントラバーがローレット加工が施されるなど、MFピント操作でも質感を高めたモデルです。
ボディ側の操作性は金属削り出しのメカニカルダイヤルにロレート加工を用いることで視覚的にも楽しい、質感高い操作感を実現しています。
光学ファインダーがガラスペンタプリズムを採用。視野率は100パーセントとなっており、ファインダーの隅々まで覗き込むことが出来ます。
当時のフラッグシップモデル「D4」と同じ画総数1625万画素のCMOSセンサーを搭載することで、常用ISO感度域ISO 100~12800、またISO50までの減感撮影が可能となっており、ノイズ乗りの少なさを持ち合わせています。
ISO感度設定もボディ上面のダイヤルで直感的におこなうことができ、フィルム写真では実現不可能なISO12800以上での超高感度撮影も可能です。
むやみに画素数を上げることをせず、必要最低限の画素に抑えることで、フラグシップセンサーならではのシャドー部からハイライト部まで高いダイナミックレンジ、画素のデータが破綻することのない粘り強さを兼ね備えています。
Df最大の特徴でもあるのが、可倒式露出計連動レバーを採用することで、非AIレンズでも直接装着が可能です。いわゆるオールドレンズやフィルム時代のレンズを用いて、撮影を楽しむことができます。
これらは唯一無二のカメラとしての「Df」を確固たるものとしています。
それではDfで撮影した作例をご紹介します。
今回はDfらしく、全編モノクロ写真でお届けしたいと思います。
いかがでしたでしょうか。
最新のミラーレス機も良いですが、一眼レフもまだまだ魅力的なものがあると感じがします。
ミラーレスカメラは撮影後の映像が撮影前から分かる点、カメラのコンパクトなのが魅力です。
その反面、一眼レフカメラは撮影する段階では、撮影後の画が事前に分からず撮影後の確認になるため、失敗写真が出来てしまったりします。
またミラーボックスやペンタプリズムがあることで、重量や大きさが増すことになります。
ですが、失敗写真を生まない為には、撮影の段階から慎重かつ緻密な撮影が求めらるます。
そのため、フィルムカメラほどではないものの、写真1枚1枚撮影することに集中することが出来ます。
それも、写真撮影の醍醐味の1つではないでしょうか。
是非一度、店頭でお手に取って触れてみられてはいかがでしょう。その醍醐味には、唯一無二の感動体験があるかもしれません。
◆撮影カメラ・レンズ
ボディ: フルサイズ一眼レフ ニコン Df
レンズ: ニコン
AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
この記事・レンズについてのお問い合わせは、カメラのナニワ梅田中古買取センターの喜田まで
今後もより良いサービスを提供できるよう日々努めてまいりますので、
引き続き変わらぬご愛顧を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。
Df撮影のおまけ カラー写真