こんにちは、カメラのナニワなんばマルイ店、須田です。
本日は、LAOWAから新発売された
【LAOWA CF ARGUS 33mm F/0.95 APO】
をお借りして、撮影してまいりました。
ソニーE、富士フイルムXマウントのAPS-Cフォーマット対応の大口径、MFレンズとして表題の焦点距離、F値のレンズの描写は、どのようなものなのか実写してみました。
焦点距離 | 33mm |
対応フォーマット | APS-C |
絞り | F0.95 |
画角 | 46.2° |
レンズ構成 | 9群14枚、非球面レンズ1枚・EDレンズ1枚 ・高屈折レンズ3枚 |
絞り羽根 | 9枚 |
最短撮影距離 | 35cm |
フィルター径 | φ62mm |
重量 | 590 |
サイズ | φ71.5mm×83mm |
特筆すべきは、F値0.95という驚異の明るさ。
そしてAPS-Cフォーマットではレンズとしてはありそうでなかった33mm (35mm換算で約50mm)。この組み合わせではないでしょうか。
また非球面レンズ1枚、特殊低分散(ED)レンズ1枚、高屈折レンズ3枚による諸収差の補正。これもまた気になるところです。
百聞は一見に如かず。とりあえず写真を撮ってみようという事で今回は大阪府三島郡島本町にある「水無瀬(みなせ)神宮」へ行ってまいりました。
この水無瀬神宮では、招福の風、風鈴と風車の広場ということで境内に風車や風鈴が設置されいます。
夏の暑さを吹き飛ばす涼風と音色を感じるべく、SONYα6400とLAOWA33/0.95を携えて、恐らくナニワの中で一番暑さが嫌いなスタッフが猛暑の中、写真を撮ってまいりました。
とりあえず水無瀬神宮の最寄り駅である、阪急水無瀬駅へとついた私は、道端で咲いていた、青い花を発見。ここぞとばかりに伝家の宝刀、F値0.95を使ってみようではないかという事で、開放F値0.95の世界へ。
ピントを合わせた部分へはしっかり結像、しかし薄い被写界深度により、ほんの数mm奥の花弁はボケています。とろけるような0.95の世界を堪能しました。薄いっていいね。
これは、撮影失敗した写真です。やっぱり開放で撮るとピントがピーキーで、ちょっとずれるとしっかり思ったところに結像しません。
フォーカスピーキングアシストと拡大MFを駆使してしっかりピントを合わせることの重大さを身に染みて痛感。普段AFばっかり使っているので少し戸惑いを隠せない。
境内には、風車と風鈴が! ちりんちりん、風鈴の涼しげな音が聞こえてきます。
猛暑の中を歩き、汗だくの私はその涼しげな音を聞き、涼をとろうとしましたが、35度以上を超えるその日にさすがに涼しさを感じることは叶いませんでした。
「心頭滅却すれば火もまた涼し」と言うことわざがありますが、さすがに暑いものは暑いです。
なんなら今から撮影をやめて、涼しい所でパフェが食べたかったです。この短冊もそんな気持ちで書いたに違いありません。
この時期の撮影は、熱中症の危険があるので、
絶対にこまめに水分補給をしましょう。
最近では、マスクをして日中を過ごさないといけないため、以前より体力の消耗も激しいので注意しましょう。
涼風により揺れる風鈴の前ボケをいれつつスナップ。
結構カメラを持った方がいらしておりました。なかなかのフォトスポットのようです。
絞って撮影するとシャープな結像もおもうがまま。開放にすると、薄い被写界深度を楽しめます。若干開放にすると周辺光量が落ちる気がします。
上の写真は手水舎の祈願玉(おもいだま)というものらしいです。
かわいらしい球体が手水舎の中でプカプカと泳いでいます。これは結構、「映え」スポットだと思いました。
木々の木漏れ日が点光源になってます。
ブログ用の写真を見返しながら、開放での点光源のボケの形を見比べたかったのですが、撮影し忘れていました。痛恨のミス。暑かったので勘弁してください。
稲荷神社の社をモノクロで撮影してみました。
F9まで絞って撮影しました。木目もしっかりと質感がでていてシャープな印象。
最短撮影距離35cmなので程よく寄れます。
さて今回LAOWAの CF ARGUS 33mm F/0.95 APOを使って撮影をしてまいりました。
〇F値0.95の薄い被写界深度が楽しめる。
〇33mm画角でスナップや風景にも。ポートレート等でも活躍してくれそう。
〇MFなのでじっくり構図を決めて撮影したい人におすすめ。
〇やわらかいボケを愉しみたい人におすすめ。
と、こんな感じではないでしょうか。
あと低照度での撮影をする際も0.95というF値は、メリットになると思います。
今回の撮影では、夜間等での撮影はしてないので実践しておりませんが、恐らくその威力を発揮してくれることでしょう。
この記事に関するお問い合わせは・・・なんばマルイ店 須田まで