こんにちは(^^)/
銀座店の茂木です。
この頃、くしゃみが少し増え、
秋花粉が始まってしまったのではないかとビクビクしております。
さて、今回は銀座店で、なかなかに珍しい商品に出会ったのでご紹介いたします(≧▽≦)
ご紹介しますのは、こちら。
【フォクトレンダー プロミネント】!!
Ⅰ、はじめに。
フォクトレンダーのプロミネントとは、一体何なんだろうか…?
プロミネントボディーとは、ライカ判のレンズ交換式レンジファインダーカメラであり、
戦前のいわゆる「花魁」プロミネントとは、全く機構上の共通点を持たないものです。
(「花魁」プロミネントは、いつぞやご紹介したい所存ですが…、現在は在庫ありませんでした…)
今日一般に「プロミネント」と言えば、こちらのことが多いと思われます。
35mmフィルムを使用するため、区別するため「プロミネント35」と呼ばれることもあります。
ちなみに、プロミネントのボディだけでも下記のように、
①、プロミネントⅠ
…1951年製であり、初期製品は吊り金具もアクセサリーシューもないが、後期に装備するようになったという。
②、プロミネント 普及型
…1954年製で、レンズ交換できないタイプ。
③、プロミネント Ⅰa
…1956年製で、フィルム巻き上げノブにレバーがつくようになり、2回巻き上げ式。
ファインダーに35,50,100mmの枠が組み込まれている。
④、プロミネントⅡ
…ファインダーが等倍になっている。
と、四種類ほど種類があります。
レンズは、
ウルトラゴン24/5.8、スコパロン35/3.5、
ノクトン50/1.5 (5群7枚アタッチメントがφ49mm外ネジに変更された)
ノクトン50/1.5 (5群7枚。アタッチメントは当初φ47mmカブセ。)
ウルトロン50/2, カラースコパー50/3.5,
ダイナロン100/4.5, テロマー100/5.5(ミラーボックス併用)
スーパーダイナロン150/4.5 と種類も豊富であります。
今回のご紹介の商品は、まさに3番の
プロミネント Ⅰa とノクトン50/1.5の、
組み合わせのボディを紹介いたします。
私自身、乱視のためレンジファインダーはあまりなれないのですが、
今回は、少し克服してみようと思い至ったのであります。
なにより、少し重さはあるのですが、見た目は…
クラシックカメラ使用している感があるな(^^)/と。
Ⅱ、作例
さて作例に入りますが、
そういえばモノクロフォルムの期限が切迫していたな…と思い、
まずはモノクロ写真から。
銀座店に異動して気づけばもうすぐ一年経つのですが、
なんだか銀座店の知らないところを知れた感じがしました。
銀座の街並みは、モノクロの世界がピッタリですね(^^)/
さすが、ノクトンのレンズだからか質感がいままでモノクロ写真撮影した中でも、一番の出来になったような気がします( *´艸`)
ちなみにですが、実はこのフィルムで撮影する前に、フィルムの巻き上げがうまくいかず、中で絡まり…1本無駄にしました(´;ω;`)
さて気を取り直して次に、カラーフィルムでの作例です。
今の季節は、彼岸花が道端にもよく咲いています。
IRO400の特性もあり、より彼岸花の色が濃く鮮やかになっておりますが、
1.5まで開放にするとノクトンのレンズでも、周囲がぐるぐる回転したようなボケが現れました。
上記の1枚の街並みはシャッタースピードを少し失敗してしまい、
ピントも少し甘めになってしまいましたが、
葉っぱのボケ感、雰囲気は少しエモい感じの仕上がりができたのではないでしょうか(^^)/
Ⅲ、まとめ
さて、フォクトレンダー自体、あまり馴染みのない方もいらっしゃるかと思います。
レンジファインダーという点では、なかなか慣れない…と思う方も多いのですが、
使ってみるとそのレンジファインダーにしかできない映し方もあるのではないか、と思えるようになりました。
普段、私がフィルムカメラ一眼タイプ初心者様には、
オリンパスやキャノン、ニコンをお勧めしておりますが、
もう少し発展した写真を撮影したい方に向けてお勧めしたい商品です(^^)/
【使用機材】
カメラ:フォクトレンダー プロミネントⅠa+ノクトン50/1.5
フィルム:FUJIFILM NEOPAN ACROS100Ⅱ
FILM NEVER DIE IRO 400
以上、銀座店の茂木でした(^^)/