こんにちは、鹿児島天文館店の吉冨です。
本ブログは、富士フイルムのカメラに搭載されているフィルムシュミレーション「CLASSIC Neg.」をベースにカスタム設定をおこない、人気フィルムの雰囲気になるレシピをご紹介します。
以下3種類のフィルムの特徴を踏まえてカスタム設定をおこないました。
クリックするとレシピまで移動できます。
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ちなみに、第一弾目は「クラシッククローム」をベースにカスタム設定をおこないフィルムカメラ風写真をおこなっていますので、まだご覧になってない方は合わせてご覧ください!
今回、使用したカメラは【FUJIFILM X100V】です。
1.カスタム登録・呼び出しの方法
富士フイルムのカメラには、シャドーやハイライト等の数値を記録できるカスタム登録という機能があります。この機能を使えば、わざわざ数値を変えなくてもお気に入りのフィルム風設定をすぐに呼び出すことができます。
*登録方法
①MENUボタン→画質設定から、グレインエフェクト・カラークローム・エフェクト・・・などカスタム設定の数値を入力します。
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②画質設定の3ページ目にあるカスタム登録/編集を選択します。
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③C1~C7まで7種類カスタム設定値を登録することが出来ます。お好みの場所を選択します。
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④最後に[現在の設定を反映]を選択すれば完了です。
*呼び出し方
①[Qボタン]→クイックメニューに入ります。
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②[C1]と表示されている項目があるので、そちらから登録しているカスタム設定を呼び出すことが出来ます。
2.フィルム風レシピ
フィルム写真はプリントなどで仕上がりが変わるので一概には言えませんが、個人的に感じた、それぞれのフィルムの特徴を上げると・・・
FUJIFILM PRO400H「淡く優しい写りで階調が広く寒色系のイメージ」
Kodak PORTRA 160「粒子が小さくなめらかで彩度は少し高め、暖色系のイメージ」
FUJIFILM NATURA1600「階調が広く優しい写り、粒子感が強く白っぽくフワッとしたイメージ」
これらを基にカスタム設定をおこないます。
CLASSIC Neg.
グレインエフェクト:弱→大
カラークローム・エフェクト:OFF
カラークローム ブルー:OFF
WB:AUTO〈R:-3 B:4〉
DR400
トーンカーブ:〈H:-1 S:-1〉
カラー:0
シャープネス:-2
ノイズリダクション:-4
明瞭度:-4
露出は+0.5~+1.0少し明るめがオススメです。
CLASSIC Neg.
グレインエフェクト:弱→小
カラークローム・エフェクト:弱
カラークローム ブルー:弱
WB:AUTO〈R:-1 B:-2〉
DR200
トーンカーブ:〈H:0 S:-1〉
カラー:+1
シャープネス:-4
ノイズリダクション:-3
明瞭度:-1
露出は+0.5~+1.0少し明るめがオススメです。
CLASSIC Neg.
グレインエフェクト:強→大
カラークローム・エフェクト:弱
カラークローム ブルー:弱
WB:AUTO〈R:-4 B:-1〉
DR400
トーンカーブ:〈H:-2 S:-2〉
カラー:-2
シャープネス:-4
ノイズリダクション:-4
明瞭度:-5
露出は+1.0~+1.5少し明るめがオススメです。
3.撮り比べ
以下、三種類のフィルムシミュレーションを比較しています。
4.作例
5.最後に
カスタム設定を調整することで、お気に入りのフィルムの色味を真似て撮影ができるので、ぜひ皆様もオリジナルの○〇風を見つけて撮影してみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介した○〇風も私がイメージしたものなので正解ではなく、皆様がイメージするものに近づくようにカスタマイズして楽しんでみてください(^^♪
鹿児島天文館店 吉冨