カメラのナニワなんばマルイ店、須田です。
なんとなんと!RICOH GR IIIx の発売日が、10月1日に決定!
GR LENS 26.1mm F2.8を搭載し、35mm換算40mm相当の画角のカメラとなります。
私自身GRユーザーで、現在はGR1(APS-Cセンサー)を使用しております。
そんな私、GR IIIxの発表を聞いて驚きました。
「GRが40mm画角?!?!」
GRユーザーのあの慣れ親しんだ28mm画角ではなく、ここであえての40mm画角・・・
「28mmじゃないとGRじゃない・・・」
どこかからそんな声も聞こえてくるような・・・。
でもやっぱり、GRを冠したカメラが気になる。
触ってみたいなぁ。そんな矢先、GR IIIxを触る機会を今回頂け、
ブログの執筆に携われました。感謝しかございません。
GR IIIx 背面から撮影、ボタン位置などは、IIIと変わらず。
オールブラックでかっこいい筐体、これぞGRというデザイン。
シンプルイズベスト。
何はともあれ、撮影してみないとわからない!!
営業終了後、なんばの町へ夜スナップに出かけた私なのでした。
【40mm画角】
35mm換算40mm相当、つまりは人間の肉眼に近い画角。
ファーストインプレッションは、少し画角狭いのかな。そんな印象。
普段28mmに慣れ親しんでいる私のそんな率直な感想です。
大阪は、台風の影響で雨が降ったりやんだり。水たまりの質感を感じる。
GR IIIになり、精細さのパワーアップは、度肝を抜かれました。
リフレクションを写しもってローアングルで撮影。
WB蛍光灯を選択し、なんばの夜の街の毒々しさをプラスオン。
イメージコントロールでHDR調を選択。高速道路の物々しさが強調されました。
どんどん撮ると、コツが掴めてきた。
普段小さな車を運転していると、少し大きな車に乗ったとき車幅感覚が
つかめなくてヒヤヒヤ。そんな経験ありませんでしょうか。
まさしくそんな感じ。慣れたら使いやすい画角だと思います。
GRユーザーだとあるあるかもしれないです。
「あともう少し寄りたい・・・」
そんな経験はないだろうか。
そんな時使うのがクロップモード。
GR IIIだと35mm、50mm(35mm換算)とクロップできるのだが、
もうすこし寄りたいな・・・って内心では思っている方も多いのでは。
さてここまで言うと、お気づきの方もおられるのでは。
そう、GR IIIxでは50mm、71mmクロップモードとなっているのだ( ・´ー・`)
通常画角で、道頓堀の名物を撮影。
50mmで、かの有名なカニを撮影。
そろそろカニ鍋食べたいな。そんな70mm。
今まで近づけなかった大きな第一歩の可能性が開けるのです。
「あと一歩近づけたらあの猫ちゃん撮影できたのにな。」
「もうすこしあの鳩にクローズアップしたかったな。」
「少し情報量が多いな・・・。」
けっこうスナップにおいて、この一歩は大きなものになるかと思います。
街の警戒心の強い猫ちゃんを発見。
よっしゃスナップチャンス。
こんな時に助かった~。そう思えたGR IIIxの新画角クロップモードでした。
【優秀な手ぶれ補正】
GR IIIから実装されたShake Reduction(手ぶれ補正)
センシティブな夜街スナップに欠かせません。
タバコと香水の入り混じる、大阪のナイトスナップ。
夜の街の熱気のくすぶりが感じられました。活気が戻るのもそう遠くない未来なのか。
【見たままを写し出す40mm】
手を合わせる夜の地蔵を雰囲気のある公衆電話をHDR調でスナップ
【GR IIIxを使ってみて】
新画角の40mm。既存のGRユーザーの私にとって少し受け入れがたいものがあった。
しかし、使えばなるほど、使いやすい。
スナップしていると、もう少し寄りたかったな、と思うことも多いはず。
少し広かった今までのGRの画角をぎゅっと絞り込み、
よりスナップの世界に入り込める。そんな画角になった新GRなのではないでしょうか。
GR IIからGR IIIへの進化は目覚ましく、
AFの高速化、感度性能向上、手ぶれ補正の実装。
別次元へと昇華したGRの次なるアップデートが画角の更新であった。
28mmじゃないGRは、GRじゃない。そんな意見も聞こえてきそうだが。
やはり根幹をなす、スナップシューターとしての本質は、
変わらないのではないでしょうか。
その人に見合った間合いで、スナップに切り込める。
40mmというバリエーションが増え仲間入りした今回のGR IIIx。
新しい選択肢の一つとして一、GRファンの私は、暖かく見守りたい。
緑単色の被写体を見つけると使いたくなるのが、WBのCTEモード。
緑の階調が豊かに表現され、緑に深みを感じる。
顔認証もお手の物。スタバの女神様もばっちり認識。