【フィルムカメラはじめよ♪】
第3回
はい、中の人です。
前回の続き、カメラの種類後半を言ってみましょう♪
今回はちょっと変わったカメラ、中判カメラと大判カメラ、特殊フォーマットのカメラなどをご紹介。
≪中判カメラ≫
中判??なんだそりゃ?
ハッセルブラッド、ローライフレックス、ベスト・ポケット・コダックなど、ロール状になった縦長のフィルムを使うカメラ。
ブローニーフィルム、2Bフィルム、120フィルムなどと言います。
35mmフィルムより大きな画面を露光するカメラなので、フィルム・カメラともとっても大きい。
左がブローニー(中判)フィルム、右が35mmフィルム。
左が中判(6x7)、右が35mm。いやはや、でかいw
大きくて重い、でもカッコいい。
ちなみに、「お辞儀しながらカメラをのぞき込んでいる姿」を撮ったセルフポートレイトをよく見かけます。
これは、中判カメラにはウエストレベルファインダーという特殊なファインダー(覗く所)を採用しているものが多いため。
ファインダーがカメラの真上にあり、ピント合わせをするときに上からお辞儀するように覗くスタイルになるのです。
中判カメラを使うメリットは画質がきれいなところ。35mmより大きなフィルムを使っているぶん、細かいところまできれいに写る!
デメリットは撮れる枚数が少ないこと。1本で12枚とか8枚とか。
たくさん撮る人には辛いですね。ここぞという時にバシャリ、じっくりゆっくり撮るカメラって感じです。
6x6cmで画面比率1:1のスクエアフォーマットのハッセルブラッド500C/Mやローライフレックスが人気。
ハッセルブラッド500C/Mの作例はこちらをどうぞ。
ハッセルブラッド500C/M 使用レビュー【作例多数】
ちなみに下の写真はLOMOの中判カメラ、「Lomo LC-A 120」の作例。ポヤポヤとした面白い写り方をするよ。
≪大判カメラ≫
でっかい、でっかいカメラ。
4x5(シノゴ)とか8x10(エイトバイテン)など言うよ。
昔の漫画に出てきそうな、レトロチックで本当に大きなカメラ。
フィルムも4x5は4インチx5インチ(10cmx12.5cm)のサイズ。
8x10は20cmx25cmと超でかい。
まあ、初心者にはあんまり関係ないカメラです。
ちなみに、初心者が大判カメラに挑戦している記事がこちら。気になるかたはどうぞ。
≪その他特殊カメラ≫
110カメラ・ポケットカメラ
眼鏡型ケースに入ったフィルムをつかう、ポケットカメラや110カメラと呼ばれるもの。「110」は(ワンテン)と読みます。
フィルムが小さいため、カメラも小さい物が多く、名前の通りポケットに入るカメラが多かった。
上が35mmカメラ、下が110カメラ。ちっちゃい!
現行では、LOMOのDAINA BABYなどが110フィルムを使える。中古は残念ながら、状態の良いものがほぼない。
中古市場に出てきやすいのはこちらのPENTAX auto110とか。レンズ交換もできます。
110カメラは総じて画面が小さいため、粒子が荒くなりやすく、逆にそれが味のある写りになってくれます。
ハーフカメラ
35mmカメラなのですが、フィルム1コマを半分ずつ2枚に撮影できるカメラ。
36枚撮りだと72枚も撮れるので、早く現像に出したい人は24枚撮りをお勧め。
かわいい、小さい、たくさん撮れる事で女性に人気。
35㎜の横幅を二等分、縦長1/2の画面になる。そのため覗く所も縦長になっている。
こちらも、110と同じく粒子が荒くなりやすいため、逆光などでフレアを撮ると独特の粒子感がいい味を出す。
隣同士のコマを1つの画面として認識させるニコイチなどもこのカメラだとできます。
ハーフの中古カメラはオリンパスのペンシリーズが人気。
ただし、状態も良いものが少なく、良いものはすぐに売れてしまう。
そのなかでもPENーEE3の使い方について解説した記事がこちら。
【フィルムカメラ初心者必見】OLYMPUS-PEN EE-3がわかる教科書
以上、今回はここまで。
でわ、でわ、See you next time !!
【フィルムカメラはじめよ♪】
シリーズをまとめてみたい方はこちらよりどうぞ!ゲンゾウナニワ ネット現像
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