【フィルムカメラはじめよ♪ 】 第5回
フィルムカメラで写真を撮るには現像という過程があります。この作業を行わなければ、撮影した画像が見られません。
最近ではCDに書き込みするサービスとか、QRコード等をもらってそれをスマホで読み込み画像を見るとか、いろいろなサービスがあります。
ただしそのサービスも、まずはフィルムを現像しなければできません。
Wikipediaの説明よりまずは引用。
現像(げんぞう)とは、銀塩写真において、露光することによって撮影された写真・映画の感光材料(フィルム・乾板・印画紙)を薬品(現像液)で処理して、画像・映像(潜像)を出現・可視化(顕像)させることである。
ああ、解らない。ややこしすぎるのである。
簡単簡潔に言うと、撮影終了したフィルムをたくさんの薬品につけて、化学反応で画像を見られる状態にするという事です。
現像されたフィルムは、6コマづつに切られて手元に帰ってきます。
ネガなら、オレンジ色で画像の色と濃度が反転されて帰ってきます。
白黒フィルムなら、紫色に近い単色で濃度が反転された物、リバーサルなら撮ったそのままの画像が写った状態で帰ってきます。
そう、フィルムは撮り終わったら必ず現像しないと、何もできないのです。
そして、現像(ネガを作らずに)せずにデータ化やスマホ転送はできないのです。ここがデジタルカメラと違うところ!
現像が仕上がるまで、うまく撮れてるかななどドキドキしながら待つ時間いいものですね。
ここで注意が一つ。
カメラで撮影したフィルムを現像に出すときは、いっしょに仕上り方法を伝えましょう。
「現像とCD」や「現像とスマホ転送」、「現像とプリント」など、お好みの受け取り方を指定してください。
「現像」だけだと、フィルムを現像するだけ(専門用語で現のみ=現像のみ)で、ネガだけしかついてきませんのでご注意くださいね。
ちなみに、カメラのナニワNET現像はこのような感じです。クリックしていただくと、現像のページに飛びます!!
↓
昔は町の至るところに写真屋さんがあって、早いところでは特急45分仕上げなどありました。
しかし現在はデジタルカメラの普及によって、フィルム現像の需要が減少。
フィルム現像は一日最低現像本数というものが決められていて、その本数以上現像しないと現像液処理能力が維持できなくなます。
需要減少の為、たくさんの写真屋さんが処理液の維持ができなくなり、フィルム現像をやめていきました。
残念ながら現在は、あれほどあった町の写真屋さんが消えて、近くに現像する所がないという状態になっています。大きなお店も大都市以外は現像機を置かないようになりました。
そんな中、品質優先で急ぎ仕上げをしないお店、NETで受付し時間を貰って現像返送をするお店、喫茶店やギャラリーを併設しているお店、フィルム種類ごとにスキャンの色を変えるなどこだわったお店、などが人気で元気に営業しております。
そのようなお店がある限り、フィルム現像はなくならないでしょう。
うちも、みんなに愛される、頼りになるフィルム現像屋さんになれればと思います。
今回はここまで。
でわ、でわ、See you next time !!
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