こんにちは。
レモン社銀座店の茂木です。
徐々に秋の季節が近づいており、
そろそろ秋の紅葉に向けて撮影していきたい所存でございます。
さて、今回は、
オリンパスのレンズが多く入荷し、
その中でもポートレート撮影に向いている商品をご紹介いたします。
OLYMPUS ZUIKO
AUTO-T 85mm/F2
1、なぜ85mmはポートレート撮影に向いているのか?
さて、レンズの構成、作例を紹介する前に、
なぜ85mmのレンズがポートレート撮影に最適といわれているのでしょう?
その答えは、いくつかあるのでご紹介いたします。
Ⅰ、背景がボケやすい
ポートレート撮影とは人物の被写体がメインとなる為、
背景と人物が同じピントのままでは、どちらを強調したいのか区別できません。
一般的に35mmの広角の単焦点レンズより中望遠の85mmの単焦点レンズのが、背景がボケやすい印象がございます。
85mmは画角が狭い上に中望遠レンズ特有の圧縮効果で、背景との遠近感をあまり感じられないように写すことができます。
背景がごちゃごちゃした場所で撮影をするときも、背景を整理しやすいのはとても便利という、利点があります。
Ⅱ、背景が歪みやすいのを防ぐ
ゆがみが少ないという点についてですが、まず当然のことですが広角レンズでは背景は歪みます。
8~16mmとか超広角レンズのゆがみなんて、むしろ風景を見せたいときにオススメなので、よっぽどではない限り使いません。
85mmはゆがみが少なく、ありのままの姿を切り取ることができます。
レンズのゆがみは足が長くなるだけならまだしも、顔が大きく写ったりするとモデルさんに失礼ですから、ゆがみの少ないレンズはポートレート撮影で重宝します。
Ⅲ,被写体との距離感が程よい状態になる。
ポートレート撮影は、初対面の方を撮影…なんて時もありますし、
ましてや現在…コロナ禍により、距離感を保つ必要がある為、いきなり距離感を縮めすぎては印象悪くなってしまいます。
しかし、その点、中望遠である85mmほどのレンズを使うことにより、近すぎず遠すぎずのお互いの距離感を保つのに最適でしょう(≧▽≦)
2、レンズの構成
さて、続いて一応、レンズの構成を見てみましょう。
愛称 「たつじん」
Zuiko AUTO-T 85mm/F2はポートレート用として知られている。そのポートレートレンズにつけた名前が「たつじん」。それこそ達人的に,
美人をとれるってことらしい…。
◆メリット
このレンズはとてもOMズイコーらしい、コンパクトな中望遠レンズで、
小型軽量なのに大口径単焦点レンズの良さを手軽に堪能できるレンズです。
絞り開放もF2と明るく、とても使いやすい。
発色もクリアで非常に使いやすい。
なによりもボケがきれいで、絞り開放付近は低解像度の甘く柔らかい描写で、当時のOLYMPUSが本気で開発したポートレートレンズであるだろう。
だがしかし、F4まで絞ればほぼシャープな描写となり、風景撮影でも問題はなく、
ディテールや暗部の微妙なコントラストをきちんと表現できるので、柔らかく暖かみのある画が撮れる。
さらに、最短撮影距離が35cmと近いという嬉しさがあるので、幅広く活用できそうだ。
◆デメリット
被写界深度はかなり浅く、ちょっと被写体が離れると甘い写真になることがあるかもしれないが、それはこのレンズの性能というよりはピントをしっかり追い込めないことにあるのかもしれない。
さて、知識はここまで(≧▽≦)
続いては、作例です。
3、作例
ポートレート撮影を久々に、撮影させていただきました。
毎度ながら、友人にお願い致しました。
ボディは、お馴染みのCanon EOS RPにアダプターを使わせていただきました。
背景のボケ感も素晴らしい状態です。
人物がより引き立ち、またふんわりとした仕上がりになっております。
ちなみに、逆光でも光がキレイになります。
私が逆光での撮影が好きなのは、過去のブログをご存じの方は知っているかと思われますが、よくセンサー焼けを気にしつつ、
逆光撮影しております(≧▽≦)
4、まとめ
いかがでしたでしょうか(≧▽≦)
やはり85mmの世界は、どこのメーカーも魅力的ですが、
オリンパスは特にポートレート撮影に特化していると思われました。
使ってみた感想は
①ピントが合わせやすい
②人物撮影に最適な明るさとボケ感
といったところでしょうか!!
次回は、フィルムカメラで使おうと思います(≧▽≦)
それでは今回はこの辺で!!
銀座店 茂木でしたー(≧▽≦)
【使用機材】
ボディ:Canon EOS RP
レンズ:OLYMPUS AUTO-T 85/2