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【作例付き商品レビュー】Mamiya RB67 Pro S

カメラのナニワ京都店阿部です。

前回のブログ(【マミヤ RB67 Proシリーズの使い方】手軽じゃないのが楽しい中判カメラ)で使い方を紹介しました、RB67シリーズですが、今回はRB67 Pro Sを使った実際の写真をご紹介いたします。

RB67シリーズは6×7cm判の中判一眼レフカメラで、広告撮影、人物撮影など、スタジオや写真館で多く使用されました。

RB67 Pro Sは初代RB67 Proに多重露光防止機能がついたモデルで、初めて使われる場合は出来る限りPro SかPro SDを選ぶのがおすすめです。

FUJIFILM PRO160NS 120

RB67 Pro S+マミヤKL127mmF3.5L  :FUJIFILM PRO160NS 120 ポートレート作例 玉ボケも良いRB67 Pro S+マミヤKL127mmF3.5L  :FUJIFILM PRO160NS 120

RB67 Pro S+マミヤKL127mmF3.5L  :FUJIFILM PRO160NS 120 ポートレート作例② 奥行きの表現RB67 Pro S+マミヤKL127mmF3.5L  :FUJIFILM PRO160NS 120RB67 Pro S+マミヤKL127mmF3.5L  :FUJIFILM PRO160NS 120 ポートレート作例RB67 Pro S+マミヤKL127mmF3.5L  :FUJIFILM PRO160NS 120

単体露出計で被写体に当たる光を測定し、ピントをじっくり合わせて撮影。
AEやAFの効くカメラと違って、ゆったりとした時間を楽しめます。

中判ならではの空気感が非常に良いですね。

6×7だとスクエアフォーマットとよりも広がりや奥行きの表現がしやすいです。
RB67シリーズ売りのレボルビングバックがあることで、ウエストレベルファインダーでも縦構図が簡単に撮影できます。

こちらのフィルム、FUJIFILM PRO160NS 120は作例撮りをしてる間に残念ながら販売終了となってしまいました。シャッタースピードが1/400までしかないRB67にとって、ISO160の安いカラーネガは重宝してたのですが…。
主にスタジオポートレート向きとのことですが、やや軟調のニュートラルな発色は非常に使い易く、野外ポートレートにも向いておりました。

毛色は違うかもしれませんが、似た価格帯のカラーネガとしてはLomography Color Negative 100 120が代替となりそうです。機会があれば試してみます。

RB67 Pro S+マミヤKL127mmF3.5L  :FUJIFILM PRO160NS 120 ピント面のシャープさとボケ感 RB67 Pro S+マミヤKL127mmF3.5L  :FUJIFILM PRO160NS 120RB67 Pro S+マミヤKL127mmF3.5L  :FUJIFILM PRO160NS 120 絞った時の表現RB67 Pro S+マミヤKL127mmF3.5L  :FUJIFILM PRO160NS 120RB67 Pro S+マミヤKL127mmF3.5L  :FUJIFILM PRO160NS 120 露出アンダーで夕焼けRB67 Pro S+セコールマクロC140mmF4.5  :FUJIFILM PRO160NS 120

中判らしく絞った時の解像度も素晴らしいです。風景撮影に連れて行くのも良いですね。
今回作例はありませんが、リバーサルフィルムでもきっと良い表現をしてくれることでしょう。

FUJIFILM 120 ACROS100 II

RB67 Pro S+セコールマクロC140mmF4.5 :FUJIFILM 120 ACROS100 II 近接撮影も可能 RB67 Pro S+セコールマクロC140mmF4.5 :FUJIFILM 120 ACROS100 IIRB67 Pro S+セコールC65mmF4.5 :FUJIFILM 120 ACROS100 II モノクロで絞った時のシャープさ RB67 Pro S+セコールC65mmF4.5 :FUJIFILM 120 ACROS100 IIRB67 Pro S+セコールマクロC140mmF4.5 :FUJIFILM 120 ACROS100 II 昔ながらの理容室 RB67 Pro S+セコールマクロC140mmF4.5 :FUJIFILM 120 ACROS100 IIRB67 Pro S+セコールマクロC140mmF4.5 :FUJIFILM 120 ACROS100 II 花弁の立体感RB67 Pro S+セコールマクロC140mmF4.5 :FUJIFILM 120 ACROS100 II

世界最高水準の粒状性と立体的な階調再現を実現したとされるACROS100 II。
小ぶりの雨が降るほどの曇天日だったかと思いますが、しっとり感がうまく表現できてますでしょうか。
ピントがジャストだった時のシャープさや立体感は見ててニヤニヤしてしまいます。

「フィルムのモノクロってやっぱ良いよね」と思えるカメラです。

RB67 Pro S外観

露出を測定する、フィルムを巻き上げる、シャッターをチャージする、引き蓋を引く、シャッターを切る…この動作一つ一つが心を穏やかにしてくれる儀式。
もしかしてこれまでの私は「カメラで撮っていたのではなく、カメラに撮らされていたのではないか」と思ってしまうほど、RB67 Pro Sは自ら扱っているという意識を強く覚えました。
それだけに良い写真が撮れた時の喜びもまたひとしおです。
プロ用として備えられた機能の数々や本体の丈夫さによる安心感もあります。
難点といえば、良い状態で残っているレンズがかなり少ないところでしょうか。ご購入の際はぜひ店頭でご確認を。

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