イルミネーションを撮影しよう!【How to】

カメラのナニワなんばマルイ店すだです。

冬といえば、イルミネーション

一眼レフ、ミラーレスでイルミネーション写真を撮ったけどなんだか見返すと、あまりぱっとしない。そんなことはないでしょうか。

そこで今回、イルミネーション撮影How Toと言うことでお話を進めていこうかと思います。

【撮影機材】

今回使用したのは以下の機材。オリンパスのカメラ&レンズです。

〇E-PL10
〇M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ
〇M.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8
 

【撮影地】

今回撮影地のメインに選んだのは、なんばパークスです。

イルミネーションの開催期間が2021年11月5日(金)~2022年2月20日(日)、ライトアップの時間帯が17:00~24:00となっております。

詳細はこちらをご覧ください。
http://www.nankai.co.jp/contents/hikaritabi/


特に屋上階である8階部分は、イルミネーションが大量発生。光のゲートや、煌めく草原などの見所満載のスポットとなっております。

家族や、友人、恋人と存分にいろいろなイルミネーションを楽しめるはずです。

今回は、その他にも淀屋橋降りてすぐの中之島イルミネーションストリートや、JR大阪駅近辺の大阪梅北部へも光を求めて彷徨ってまいりました。

【撮影方法】

①WB(ホワイトバランス)で色味を変える

それではさっそく解説して参ります。まずはカメラの設定、WB(ホワイトバランス)を変えてみましょう。WBオートで撮影。
WB蛍光灯で撮影。見ためがクールな印象。

ホワイトバランスを変更してみることで、イルミネーションの色味を変えることができます。

通常の撮影であれば、オートでいいと思いますが、少し色を大胆にしたいときにWBを変えてみるとよりイルミネーションの印象も変わってきます。

今回は、寒色のLEDだったので、全体的に寒色を強めるWBを選んで、よりクールな印象にしてみました。

②開放F値の小さなレンズを使う

F値の小さなレンズ、今回だとM.ZUIKO DIGITAL 45mm F1.8です。

開放F値の小さいレンズだと、ピントを合わせたところ以外の部分のボケが大きくなる為、イルミネーションの光が丸くボケてくれる。

いわゆる玉ボケとか、丸ボケと言われるやつですね。

被写体の前や後ろに玉ボケを作ることで、キラキラ輝くイルミネーション写真に仕上がります。

キヤノンやニコンだと焦点距離50mmF値1.8のレンズなど、各メーカーで明るくコスパのいいレンズが豊富にラインナップされています。

ただし、オリンパスの場合、センサーがマイクロフォーサーズのため、焦点距離が変わってしまいます。

そのあたりにつきましては、以下の記事をご一読ください。
→35mm換算とかフルサイズ換算って一体何?

 

③さらに玉ボケを作ってみる

玉ボケを作ることに慣れてきたらこんな作り方はどうでしょう。

上の写真はすべて被写体に対して、ピントがあっていません。

レンズの設定をわざとMF(マニュアルフォーカス)にして、玉ボケの大きさを確認しながら、シャッターを切っています。

本来なら被写体に対してピントが合った写真が良いとされますが、このように敢えてピントを外し、イルミネーションの色彩や、シルエットを玉ボケで楽しむのもオススメです。


④シルエットを黒くつぶす

あえて、被写体である人物などを黒くつぶすことで、ストーリーをより感じる一枚に。

シャッタースピードを遅くし、アンダー気味に撮影することで被写体を黒くつぶした、写真になります。

⑤イルミネーション以外も……

イルミネーションの撮影も楽しいですが、街を見渡せばこの時期特有のおもしろい被写体に出会えるはずです。

イルミネーションの撮影に飽きてきたら、少し周りを見渡して少し息抜きに違った被写体を撮ってみるのも気分転換になります。

イルミネーションの色が被写体を照らして、いつもと違った顔をのぞかせるかもしれません。

【まとめ】

今回撮影した方法をまとめておきます。

①WB(ホワイトバランス)で色味を変える
WBで色味を変えることでイルミネーションの表情を変えます。

②開放F値の小さなレンズを使う
ボケればボケるほど玉ボケは大きくなります。なのでF値が小さければ小さいほどボケやすいです。

また、焦点距離が長いレンズも同様にボケやすいので、望遠レンズなどもイルミネーション撮影と相性◎

③さらに玉ボケを作ってみる
マニュアルフォーカスで玉ボケを作ってみましょう。ピント位置によって玉ボケの大きさを変えることができます。

あとF値を開放にして撮るとボケも丸くキレイです。

④シルエットを黒くつぶす
少し露出をアンダーで撮ると、被写体が黒く潰れやすいです。

露出補正をしてあげて出来上がりを確認してみましょう。

⑤イルミネーション以外も……
イルミネーション以外にも冬の街には、季節を感じる被写体が溢れているはず。
 
クリスマスの飾りつけや、年末の足音など季節を切り取るのもお忘れなく。

【ちなみに】

さて今回イルミネーションの撮影に行ってきたのですが、レンズを標準レンズ(14-42mmの広角~中望遠)と、45mm/F1.8単焦点レンズのみでした。

どうせなら遠くも切れ取れる望遠ズームレンズもあってよかったなと思います。

あと反省ではないのですが、三脚(ベルボン EX-444)を持って行ったものの活躍する出番がほぼなかったです。

というのも、オリンパスのボディ内手ぶれ補正が優秀でして、ほとんど手持ち撮影でまかなえました……。

イルミネーションは明るいので、夜でもけっこう手持ち撮影いけちゃいます。

とはいえ、HDRモード(暗部を明るく撮影するモード)や、ライブコンポジット撮影の際は、三脚が必要になってくると思います。

カメラのナニワなんばマルイ店では、撮影の方法や機材の相談も専門スタッフが丁寧にご案内させていただきます。

この記事に関するお問い合わせは・・・なんばマルイ店 須田まで♪