あけましておめでとうございます。カメラのナニワ京都店阿部です。
京都は大晦日から雪が降っており、雪と共に初詣を楽しむことができました。
また、昨年2021年12月26日は全国的に記録的な大雪となりましたね。
カメラのナニワ京都店がある京都市も、26日夜から本格的に雪が降り始め、翌朝になると街中でも積雪が見られました。
その日、ぜひ積雪を写真に収めようと考えたのですが、起きて準備している間にどんどん雪が解けてしまっておりました。
こりゃいかんと思い私が目をつけたのが、京都・八瀬でした。
八瀬は京都市左京区にありますが、碁盤の目からは少し離れ、東に比叡山地、西に若丹山地に挟まれた渓谷にあり、国道367号沿いにあります。
この国道367号線は京都から滋賀へと繋がる自然豊かな道で、ドライブ・ツーリングなどで利用される方も多いです。
少し山に入りかける場所なので、雪がまだ解けていないかもしれない、と思い、私もバイクを走らせて向かったのでした。
思惑は大成功。まるで雪国に来たかのような非日常空間となっておりました。
八瀬の自然によるものなのか、雪によるものなのか、少しマスクをずらして深呼吸してみると、冬の澄んだ美味しい空気を感じられます。
本日はFUJIFILM X-T4、XF33mmF1.4 R LM WR、XF56mmF1.2 Rを使用して撮影を楽しみます。
フィルムシミュレーションはクラシックネガ(Classic Neg. )に設定。
加えて、K&F Concept ブラックディフュージョン 1/8 フィルターを使用しました。
Kenkoでいう「ブラックミスト」と同様の効果で、ピントの芯を保ったままコントラストを抑えることができるソフトフィルターです。
クラシックネガの描写・色味はとても好きなのですが、シーンによってはコントラストというか明瞭度が強すぎるように感じる時があります。
「ブラックディフュージョン 1/8 フィルター」ならコントラストを抑えつつ、雪の幻想的な雰囲気を再現できるのではないかと考えたのですが、クラシックネガの特徴を保ちつつもややソフトに仕上がり、素晴らしい効果です。
また、直接光源を入れると光が滲んで写るのもこの雰囲気に一役買ってくれています。
ブラックミストについては過去のブログもご参照ください。
今回はバイクで来ましたが、京都八瀬へは叡山電車を利用して行く方法もあります。
(八瀬比叡山口駅)
この赤い実のなる木は「南天」。「難を転じて福となす」縁起の良い木とされ、正月飾りとしても使用されます。
南天の実に雪が積もるとそれこそ正月感がすごいですね。これから幸せなことが起きそうな、なんだか良いものを見させていただきました。
朝10時頃だったかと思いますが、雪が解けない程度に晴れ間もある、絶好の時間帯でしたね。
「八瀬もみじの小径」と呼ばれる紅葉スポットもあります。
さすがにもう葉は落ちていましたが、もみじの落ち葉と雪のコラボレーションも楽しめました。
私の他にも八瀬を歩いてる方がちらほらいらっしゃいました。
彼らがこの雪景色をどのように楽しんだのか、どう感じたのか、跡から想像してみるのも良いでしょう。
車やバイクで行かれる方はくれぐれも路面の凍結にお気を付けて。
本年もよろしくお願い致します。
カメラ : FUJIFILM X-T4
レンズ : XF33mmF1.4 R LM WR
XF56mmF1.2 R
(K&F Concept ブラックディフュージョン 1/8 フィルター使用)
フィルムシミュレーション:クラシックネガ
なお、こちらの機材はオンラインショップでも取扱いございます。
ご検討ください。