大阪の庶民から愛される「えべっさん」 今宮戎神社にて年頭初祈祷

あけましておめでとうございます!

2022年!
今年もナニワグループをよろしくお願い申し上げます!!

ナニワグループ広報担当 編集長の中村でございます。
わたくしも「編集長」の肩書を拝命いたしましたので、これまで以上に積極的に情報発信していきたいと思います!

ちなみに、年末の帰省で危うく飛行機に乗り遅れそうになりましたが、ギリギリなんとか乗れました。次回からはもっと早く空港に着こうと心に誓いました……。

さて今回は、弊社にて恒例行事として年頭初祈祷を行っている今宮戎神社をご紹介いたします。

わたしはもともと、レモン社 銀座教会店にて勤務しておりました生粋の関東人ですので、大阪の習慣・行事についてはまったく無知でございます。

そんな関東人なりに、こちらの神社について調査してまとめました!

大阪・関西圏出身の皆さまも、あらためて発見があるかもしれませんのでお付き合いくださいませ~。

■目次
【今宮戎神社の歴史とえびす様】
【初春の風物詩 十日戎】
【境内の様子】
【ナニワグループ 年頭初祈祷】


【今宮戎神社の歴史とえびす様】

まずは、こちらの今宮戎神社の歴史から。
下記、今宮戎神社 公式HPよりの引用になります。

今宮戎神社は大阪市浪速区恵美須西一丁目に鎮座し、天照皇大神・事代主命・外三神を奉斎し、その創建は皇紀1260年(西暦600年)推古天皇の御代に聖徳太子が四天王寺を建立に当り、同地西方の守護神として鎮齋せられ、市場鎮護の神として尊崇せられたと伝えられています。

戎さまは、ご存知のように左脇に鯛を右手に釣竿をもっておられます。そのお姿は、もともと漁業の守り神であり、海からの幸をもたらす神を象徴しています。

今宮戎神社公式HPより引用(https://www.imamiya-ebisu.jp/historyandvenerable

太字強調は中村によるものです。公式HPによると西暦600年建立とのこと。

ビールの銘柄でもお馴染み、七福神の一柱である戎(えびす)様を祀っています。

えびす様と言っても、こちら(蛭子 能収 氏)ではありませんよ?
出典:FATHER'S CORPORATION
恵比寿」様という表記のほうが、関東人にはなじみ深いかもしれませんね。
大阪では親しみを込めて「えべっさん」との愛称でも呼ばれます。

上記の通り、えべっさんはもともと漁業の守り神とされていましたが、モノやヒトの集まる海辺には市場が形成されることが多いことから、転じて市場鎮護の神(市の守り神)ともみなされました。

江戸時代になり、大阪が商業の街として発展していくにつれ、えべっさんは大阪の商業を護る神様・商売繁盛の神様としてますます崇敬されるようになっていきます。

なお、グリコの看板で有名な道頓堀「戎橋」の名前の由来であるという説がありますが、大阪市の公式HPによると真偽は確かではないとのこと。

↓大阪市による橋の紹介の本文はこちら
https://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000021695.html

【初春の風物詩 十日戎】

こちらの今宮戎神社がもっとも賑わいを見せるのは、毎年1月9日・10日・11日の3日間のあいだに執り行われる「十日戎」のときです。

詳しくはまた十日戎にあわせて公開予定の記事にてご説明いたしますが、大阪の初春を祝う伝統行事として、非常に賑わいをみせるイベントとなります。

カメラのナニワ 心斎橋本店では長年伝統的に、こちらの行事に際して記念撮影を行っております。

しかし、2021年は、コロナウイルス感染拡大防止の観点より、大幅に規模縮小しての開催となっておりました。

コロナ以前、2019年の様子はこちらよりご覧ください。
【毎年恒例】十日えびす 宝恵駕行列が心斎橋本店にやってきました。

それ以前の記事もこちらから見られます。よろしければどうぞ。
→ 十日戎 宝恵駕行列招来の過去記事一覧

なお、2022年の十日戎は、感染症拡大防止対策を実施したうえで開催予定とのことです!
詳しくは以下の公式告知をご確認ください。
https://www.imamiya-ebisu.jp/covid-19

【境内の様子】

年頭初祈祷の前に、ロケハンで前日3日にいち早くお参りをして参りました!
その際に撮影した写真をお見せしていきます。

使用した機材はFUJIFILM X-S10XF 16-55/2.8 R LM WR
フィルムシミュレーションは、ナチュラルな色合いの「PRO Neg. Hi」です。まずはこちら、正門……ではなく東門です。

冒頭での引用にあるように、こちらの今宮戎神社は四天王寺の西方の守護神として鎮齋されたもの。

一説によると、四天王寺の方角を向いたこちらの東門がもともと正門であったため、社号標が正門ではなくこちらの東門にあるとのこと。
みんな元気に 寅年 ワッショイ!!
大阪芸術大学付属金剛幼稚園 年長組の園児さんたちによる作成です。
かわいい! 口のピンクが鮮やかでいい感じ。
こちらが正門。東門に比べるとひっそりしています。
手水舎。参拝前に、こちらで手や口を清めるのが本来のマナーです。
拝殿・本殿の様子はこちら。1月3日ということで、初詣にいらっしゃる方々がちらほら。
境内にはえべっさんの提灯がいたるところに掲げられています。

柔和な表情で、いかにも人懐っこそう。大阪の人々から長きにわたって親しまれるのも分かります!
本殿の裏にもお参りできる場所があります。
撮影した日には見当たりませんでしたが、こちらには銅鑼が設置されているとのこと。

表でえべっさんにお参りした後、裏手のこちらで銅鑼を叩いてお参りするのが、通称「裏参り」。

えびす様は耳が悪いという俗説があり、銅鑼をガンガンたたいてお参りに来たことをお知らせしながら「えべっさん、頼んまっせ!!」と念押しするらしいです。

なんとも大阪らしい、フレンドリーで人懐っこい習わしですね~。

17時ごろ、日が暮れかけている時間帯でも参拝客が絶えませんでした。

十日戎は初詣よりもにぎわうとのことで、当日が楽しみです!
おまけです。神社に行くと狛犬を撮りがち。
今回使用したXF 16-55/2.8 R LM WRは、スペック的には35mm換算だと24-70の2.8通し同等です。

テレ端で背景をおもいっきりボカしたり、ワイド端でグッと詰め込んだり、いろいろできるので非常に使い勝手がよいです!

以上、前日ロケハン時の写真でした。

【ナニワグループ 年頭初祈祷】

それでは、年頭初祈祷の様子をお見せしていきます!弊社は、今年の4月1日をもって創業75年を迎えます。

ナニワグループ一同、えべっさんのように皆さまより親しまれるよう、2022年も尽力して参ります!
それでは、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました~!

また次のブログでお会いしましょう~。