こんにちは。レモン社池袋店のカラです。
ここ、池袋店では先日より万年筆(他、ボールペンなど)の取扱いを始めました。また、銀座店・横浜店と同様に買取も歓迎しております。
今回は万年筆をお持ちでない、もしくは使った事がない方に出来るだけ分かりやすく万年筆を紹介させて頂きます。
気が付くと、わが家には黄色系のペンが多い事(@ ̄□ ̄🍋;)!!?
⇈写真上からメーカーと品名です。
◦ラミー(ドイツ) サファリ ボールペン
◦サライ(雑誌付録) 丸善コラボ 檸檬
◦スティピュラ(イタリア)ヴァンテ・ドゥエ
◦パイロット カスタム74
◦ペリカン(ドイツ) M400
◦セーラー プロフィット21K
①万年筆とは
万年筆は、軸内に保持したインクがペン芯を通じてペン先まで毛細管現象により持続的に供給される構造を持つ筆記具です。
そして他の筆記具とは違い、万年筆のペン先は使い込むほど自分の書き方、筆圧になじんで使いやすくなっていき、やがて自分だけの1本へとなっていくと言われています。
②ペン先(ニブ)
万年筆にはさまざまな種類がありますが、主にペン先の素材・太さとインク補充方法によって種類が分かれます。
【素材】
大きく分けて金やスチールやステンレスなどが存在しますが、チタンなどの特殊なニブも存在します。
金ペンともいわれる一般的な金を使ったペン先の表記は、金の含有率によって分かれます。
主要なものは14金(14K)、18金(18K)、21金(21K)、24金(24K)の4種で、数字が大きいほど書き心地は滑らかですが、これは使う人の好みによります。
✒初めての方には14金か18金をおススメします!
硬すぎず、柔らかすぎず、使いやすいと思います。
【太さ】
一般的に各メーカーで揃っているのが、EF・F・M・Bの主流4種類です。
EF(エキストラファイン)極細字 …手帳など細かい文字を書く時におすすめ。
F(ファイン)細字 …手帳やノートなど普段使いに向いています。
M(ミディアム)中字 …手紙などで、少し大きな文字を書く時におすすめ。
B(ブロード)太字 …宛名書きやサインにはこちら。
また、これ以外にも数えきれない種類の太さ、特殊ペン先が各メーカーに存在します。
✒最初の1本にはFが最適かと思います。何故ならボールペンなどと太さが近いからです。
※メーカーにより太さは異なりますので注意しましょう!!
③インク補充方法
インクの補充にも種類がありますが、吸入式・両用式・カートリッジ式の3種類が圧倒的に主流です。
【吸入式】
ペン先をボトルインクに浸し尻の軸を回転させインクを同軸内に吸入します。
【両用式】
コンバーター(インクを吸入するシリンダー)もしくはカートリッジインクを刺し込んで使います。
【カートッリッジ式】
カートリッジを本体にカチっと刺して使います。
✒インクを大量に吸入し、多く字を書く方は回転吸入式がおススメ。
✒出先でインクを補充する事が多い方、インクの色を変える事が多い方には両用式かカートリッジ式が良いでしょう…
④使用後のお手入れ
とにかく水でよく洗浄し、水分を良く拭き取ることです。人がお風呂に入るのと同じ感覚で接してください。
万年筆は、インクが付着したまま長期保管してしまうとペン先にインクがつまってしまうことがあります。
固まったインクが引っかかり、かすれが起こるなど書き味が悪くなり、使用が困難になってしまうことも。
頻繁に使われない場合、しばらく使わないという場合にはとにかく念入りに洗浄してインクを完全に洗い流してからの保管をして下さい。。!
また、ティッシュなどで水分を拭き取り、サビつかないように注意が必要です。
⑤最後に…
今回はここまでですが、カメラ・レンズなどと同様に旧製品、レトロな万年筆なども名品が数え切れないほどこれまでに生産されています。
たとえば昭和時代のミニ万年筆なども安価でカラフルで可愛い万年筆が沢山存在するんです。
また、日本のメーカーで、ペン先が金でなければ、新品で1,000円程度から手に入ります。