こんにちは、タカチホカメラ天神店 長島です。
今回は、私が住んでいる北九州市八幡西区のおすすめ撮影スポット、ホタルが鑑賞できる撥川(ばちがわ)をご紹介いたします。
街のど真ん中の住宅地に流れる川で、こんなとこにホタルいるんですか??って感じの場所ですが。
ですが、市街地ということで街灯もあって適度に明るいので、ホタル撮影初心者にはお勧めです。
【ロケーション】
ホタルが鑑賞できる期間は、5月中旬から6月初旬。日没頃から1時間くらいが一番活発に活動する時間帯です。
おすすめの場所は、JCHO九州病院付近から黒崎中学校付近です。
駐車場は、黒崎駅周辺からJCHO九州病院付近にありますが、できるだけ公共交通機関をお勧めします。
最寄りの駅はJR九州黒崎駅。そこから徒歩で約20分ほどになります。
【必要機材】
基本的にシャッタースピード数秒の長時間露光が必要になります。手持ちではブレブレになってしまいますので、三脚・レリーズケーブルは必須です。
ただし、日没頃から21時頃は鑑賞に来られる方も多くいらっしゃいます。
三脚を設置しての撮影は他の方々の邪魔になる場合がありますので、撮影の際はトラブルにご注意ください。
ちなみに今回の撮影は、5月25日午前0時頃に自宅から三脚とカメラ担いで撮影してきました。
今回の撮影は、EOS KISS X5と17-70/2.8-4 DC MACRO OS HSMを使用しました。基本的に広角側17mm(35mm換算28mm相当)でF2.8またはF4で撮影しています。
レンズはできる限り開放F値が明るいレンズを推奨します。
【作例】
お持ちのカメラの高感度耐性と相談しつつ、いろいろと試してみていただければと思います。
今回の撮影には、反省点がありまして、今回ISO感度を1600で撮影しています。
わたしの手持ちのEOS KISS X5ですと、ISO1600で長時間露光撮影すると少しノイズが目立ち気味になってしまいました。
その反省点を活かして、後日リベンジ撮影にでかけてみました。
ホタルは、雨が降ると羽が濡れないようにするために、雨に濡れない葉っぱの裏や茂みの奥に隠れてしまいます。
雨上がりでも湿度が高く尚且つ気温も高く、ムシムシしている状況ならば、活動も活発になります。
上の写真は、葉っぱの上に休んでいたホタルにピントを合わせて、70mm(35mm換算112mm)F4で60秒撮影しています。
葉っぱの上でよく動いてくれたので、光の軌跡が楽しめます。
【まとめ】
ホタルの撮影は、月明かりがあるかないかでも写り方は大きく変わります。
特に、月明かりのない新月の夜は、ホタルの光が目立って綺麗に撮れる、最高の条件です。
そのため、新月の夜にリベンジ撮影に行ってみたのですが……。
気温湿度が高くムシムシでいれば、ホタル撮影には最高の条件でしたが、日中曇りがちで気温が上がらなかったのが残念でした。
もうシーズン終了ぎりぎりですが、これを機に皆さまチャレンジしてみていただければと思います。
また、長時間露光撮影(バルブ撮影)は奥が深い撮影方法で、花火撮影などほかの撮影にも活かせます。
一度、その楽しさを体験されてみては如何でしょうか?