こんにちは。カメラのナニワ 梅田中古買取センターの喜田です。
夏本番の毎日ですが、皆様暑さに負けずに撮影に出かけておられますか?
今日は、夏といえばのあの被写体を撮影するコツをお伝えしたいと思います。
夏の象徴の黄色い花……そう、向日葵(ヒマワリ)です!
見ているだけでも元気の出てくる大輪のヒマワリは、皆さん好きなのではないでしょうか?
存在感のある花なので、1輪でも花畑でも、シャッターを切るだけでインパクトのある絵になります。
そんなヒマワリをさらに魅力的に写すにはどんなことに気をつければいいでしょうか?
■ライティング
光の当たり加減でヒマワリの印象が変わります。
晴天では夏特有の強い日差しに輝くような強いヒマワリを演出することが出来ますし、曇天での撮影ではヒマワリの質感や優しい雰囲気をしっとり表現できます。
順光で真上に太陽があると夏らしさが増しますし、逆光だと太陽も背景に移し込むことができ、花のシルエットがしっかり出ます。
明るい光、暗い光、光線状況によって、ヒマワリそのものに立体感を持たすことや、同じ色の花びらでも微妙にグラデーションを持った表現が可能になります。
■焦点距離
まず、どのように風景を切り取るのかで焦点距離は重要なポイントです。
マクロで1輪撮るだけでも写真映えしますし、群生しているのを引きでおさえても壮観です。M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZのマクロ機能を使って、倍率0.36倍(35mm判換算0.72倍相当)のクローズアップ撮影
100mm(35mm判換算)50mm(35mm判換算)
35mm(35mm判換算)
■背景処理
前ボケや後ボケをうまく使って、撮りたいものを際立たせましょう。
多くの方がボケ感で意識をするのが被写体の後ろ側、後ボケの方ではないでしょうか。
一方で手前にボケを作る前ボケによって遠近感を出すのも有効です。
カメラの撮影位置でも背景は変わります。下から、青空と一緒に写すのも定番です。
撮りたい印象によって撮影の時間帯を選んでみるのも良いでしょう。
訪れた日は真夏日真っ盛りの7月中旬頃。時間帯も太陽高度の高い昼間であったこともあり、光の状況が硬めでした。
普通に露出を合わせて撮影しても、空の青さは白く飛んでしまいます。
そこで青空の撮影は半ば諦めて、ヒマワリそのものの存在感や生命力の強さを写し出すのにあえてモノクロ写真での撮影を行いました。
カラー写真では気づけない、茎や葉の輪郭を写すことが出来ます。
モノクロ写真は懐かしさのある夏模様、どこか夏の終わりを告げているかのようにしっとりとした色調に思えます。
【撮影機材】
カメラ パナソニック DMC-GX7
レンズ オリンパス 2本
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ
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【関西のヒマワリ撮影おすすめ場所!】
・ひまわりの丘公園 (兵庫県小野市)
名前からしてヒマワリに期待できそうなこの公園。
見頃が7月中と早いですが、ここでは約50万本のひまわりが咲き誇ります。
・堺・緑のミュージアム ハーベストの丘
大阪市からも行きやすい堺の「ハーベストの丘」。夏にはひまわりのフェスタも開かれ、花摘み体験やフォトコンテストなども開催され楽しむことができます。
・長居植物園 (大阪府大阪市)
年中色々な植物が楽しめる長居植物園。夏にはここでもヒマワリが楽しめます。市内の近場で探しているなら、ここがおすすめです。
・おいで野洲ひまわり迷路 (滋賀・野洲市)
こちらはヒマワリの迷路がイベントとして開催され、5万本のヒマワリの迷路の中を歩くことができます。
・南光ひまわり畑 (兵庫県佐用郡佐用町)
複数の地区に分かれた広大なひまわり畑に関西最大級規模のひまわりが咲き誇る人気スポットです。開花時期や開園期間などをよく確認してから訪れるのがおすすめです。
いかがでしたでしょうか。
気分が塞ぎがちな時にも、ヒマワリを見ればいつもの夏の様子を思い浮かべ、明るい気分になれます。
今年撮り逃した方も、来年はぜひご紹介したスポットをチェックして、最高のヒマワリ写真を作品の一つに入れてみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございます。この記事についてのお問い合わせは、カメラのナニワ梅田中古買取センターの喜田まで。
【おまけ】
瀬戸内海に浮かぶ島、直島。
芸術の島として知られ、数多くのアート作品が街を彩る島のシンボルでもあった、黄色い『南瓜』が昨年の台風で流されてしまいました。
その南瓜がなぜかここ岡山の地に流れ着いていた模様です。
今後もより良いサービスを提供できるよう日々努めてまいります。
引き続き変わらぬご愛顧を賜りますよう何卒宜しくお願いいたします。