こんにちは~。編集長の中村です。
本日ご紹介していきますのはこちら。
ブランド名が「OM SYSTEM」に移行してから初のカメラとして今年の3月に発売されたOM-1のロゴは、「OLYMPUS」となっていました。
しかし、今回はじめて「OM SYSTEM」のロゴをつけたカメラが登場したわけです!!
小型軽量のボディにたくさんの機能が盛り込まれた、いつでもどこでも持ち歩ける素敵なカメラとなっております。
作例を交えつつ、今回はその魅力をじっくりと解説してまいります~。
【いつでもどこでも気軽に持っていけるカメラ】
【従来のフラッグシップ機準拠の撮影性能】
【コンピュテーショナル フォトグラフィ① ライブND】
【コンピュテーショナル フォトグラフィ② ライブコンポジット】
【コンピュテーショナル フォトグラフィ③ ハイレゾショット】
【コンピュテーショナル フォトグラフィ④ 深度合成】
【コンピュテーショナル フォトグラフィ⑤ プロキャプチャー】
【月も簡単に撮れる望遠性能】
【キットレンズ2種はどちらも優秀】
【電源まわりにちょっとだけ不満点も】
【小型でいつでも持ち歩けることの良さ】
【アウトドア用カメラが欲しい方への参考記事】
【いつでもどこでも気軽に持っていけるカメラ】
さて、こちらのOM-5を一言で評価するならば、気軽に持ち出せるカメラと言えるでしょう。
だいたい旧製品からの位置づけで言うと、中級機であるOM-D E-M5シリーズの最新機種に当たると言えるでしょう。
まず、ボディ本体重量414gとめちゃくちゃ軽いです。このあたりはE-M5シリーズから引き続きの重量感ですね。
キットレンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II(285g)と合せても、たったの699g!!
「たっぷり600ml入り」なので、600gちょいぐらい。
レンズ込みで699gのOM-5は、ペットボトル飲料よりちょっと重いぐらい!
コンパクトな単焦点レンズなどを装着した場合は、ボディとレンズ合わせても600g程度に収まりますので、ほんとに軽いです。
そして今回、従来までのE-M5シリーズよりも防塵防滴性能が強化されています!
フラッグシップモデルのOM-1と同等のIP53に対応し、過酷なシチュエーションでも安心して使用できるスペックになりました。
ちなみに「IP53」という言葉が何を示しているかというと……。
「IP○▲」という言葉の「○」が防塵性能、「▲」が防滴性能の規格となっております。
防塵性能の「5」は、粉塵からの保護設計となっていて「機器の正常な作動に支障をきたしたり、安全を損なう程の料の粉塵が内部に侵入しない」ことが確認されているということ。
防滴性能の「3」は「200mmの高さより60°の範囲10ℓ/分の放水、10分」のテストに耐える防滴性能を備えていることを示します。
OM-5の公式ページより引用した上の画像は、その防滴テストを行っている様子になります。
ちなみに、2020年に発売されたかつてのフラッグシップモデル・OM-D E-M1 Mark III の防塵防滴性能はIPX1でした。
防塵性能は「X」で未確認、防滴性能も「1」でしたので、かなり強化されていますね。
また、-10℃耐低温設計も従来機から引き継がれています。
このように軽くて丈夫なカメラとなっておりますので、持っていく場所を選ばずにさまざまなシーンで写真撮影を楽しむことができるようになっています。
【従来のフラッグシップ機準拠の撮影性能】
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
「軽くて丈夫だって良い写真が撮れなきゃ意味ないじゃん!」
ご安心ください!!
こちらのOM-5ですが、かつてのフラッグシップ機であるOM-D E-M1 Mark III と同等の撮影性能になっています。
AF性能や画像エンジンなどがOM-D E-M1 Mark IIIと同クラスになり、動体撮影も快適にこなせるスペックになっています。
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
フラッグシップモデルであるOM-1ほどの凄まじい動体撮影性能はありませんが、鳥・昆虫・飛行機・鉄道などを撮るのにも十分なスペックを持ち合わせています。
なお、ボディはE-M5系統をベースとしていますので、OM-D E-M1 Mark IIIのボディ580gよりもかなり軽いのは地味に見逃せないポイント。
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
また、ボディ内手ブレ補正機能も強化されて、補正効果は最大で約6.5段になりました!
前モデルにあたるOM-D E-M5 MarkIIIよりも補正効果がが1段分アップしています。
上の写真、手持ち2秒で撮っています。他社のカメラで手持ち2秒で手ブレを起こさず撮影するのはなかなか容易でありません。
しかし、OM-5はカメラやボディが軽いこともあり、手ブレを発生させない撮影が容易にできますね~。
かつてのオリンパス時代から手ブレ補正機能の優秀さは評判になっていましたが、今回実際に使ってみてその凄さを体感しました。
【コンピュテーショナル フォトグラフィ① ライブND】
コンピュテーショナル フォトグラフィ、カメラボディ内での画像処理による多彩な撮影機能もOM-5の目玉です。
かつてのオリンパス時代からユニークな機能が数多く登場していましたが、これまで搭載されていたものがすべて使用できるようになっています!
まず、これまでE-M5シリーズには搭載されていなかったライブNDが使用可能になりました。
複数の画像を合成して疑似的に露光時間を延ばし、物理的にNDフィルターをつけていなくても露光量を減らすことができる機能になります。
簡単に説明しますと……。
川や滝などの「水の流れ」を表現するには、シャッタースピード(シャッターを開けて光を取り込む時間)を1秒ぐらいまで遅く設定しなければなりません。
しかし、日中撮影でそこまで長い時間露光すると、明るすぎて写真が全体的に白くなってしまいます。
そういうシーンで使用するのが、レンズを通る光の量を減らすNDフィルター。
しかし、このライブND機能を用いれば、わざわざフィルターを装着せずともカメラ内の画像処理で同様の効果を得られるのです!
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
ライブNDなし
ライブNDあり(ND16 4段分)
しかも、いまのシャッタースピードで実際にどういう風に写るのかがファインダー・液晶モニターでも確認できます!
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
先述した通り、OM-5には強力なボディ内手ブレ補正機構が内蔵されていますので、スローシャッター表現を楽しむのにはかなり適したカメラになっています。
水の流れだけでなく、夜スナップで人の動きを「流して」撮ったりもできます。たのしい。
【コンピュテーショナル フォトグラフィ② ライブコンポジット】
また、星空や花火などを撮るのに便利なライブコンポジットも搭載されています。
「ライブコンポジット」は、複数枚の写真を合成して明るく変化が生じた部分のみ重ね合わせてくれる機能。
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
通常のバルブ(長時間露光)撮影だと、暗い空の部分も明るくなってきてしまって上手く撮るのはけっこう簡単じゃなかったりします。
しかし、こちらのライブコンポジットであれば、写真の明るい部分のみを合成してくれるので、誰でも手軽に星空が撮れるというスグレモノ。
しかも、肉眼では暗くてほとんど見えないような星も合成処理で明るく写してくれるので、簡単に「満天の星空」のような写真を撮影できます。
今回、わたくしもOM-5ではじめて星を撮影しましたが、非常に便利な機能だと実感しました!
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
また、OM-5は「星空AF」にも対応しています。
星景写真では、オートフォーカスで星にピントを合わせようとすると微妙に合焦しないことがあったりするので、マニュアルでピント合わせをするのが普通です。
しかし、こちらの星空AFを使えばバッチリ星にピントを合わせてくれるので、気軽に星の写真を撮ることができるのです!
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
こちらはライブコンポジットで数十秒程度撮影したもの。もっと長時間まわしていれば星が軌跡になってる写真がとれるのですが……。
長時間撮影はバッテリーの消費も激しいため、撮影する際はバッテリー残量に気を付けてください!
【コンピュテーショナル フォトグラフィ③ ハイレゾショット】
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0
従来のE-M5シリーズからの進化点として、手持ちハイレゾショットにもOM-5は対応しております。
ハイレゾショットとは、複数枚の写真を合成することで高解像の画像を撮影できる機能。
OM-5のイメージセンサーは有効画素数2037万画素ですが、手持ちハイレゾショットによって約5000万画素相当の画像を生成することができます!!
Web掲載用にリサイズしてしまっているので、元データから赤く囲った部分だけ切り出した画像をお見せしますと……。
この通り!
大きく切り取っても高精細でディティールの伝わる画像になっています。
撮影時はとりあえずハイレゾショットで高精細に撮っておいて後から細部を切り取って編集する、といったやり方も可能になります。
なお、ハイレゾショットには「手持ち」以外にも三脚に固定して撮影する前提の三脚ハイレゾショットも使用可能です。
撮影できる画像はJPEGであれば手持ちハイレゾショットと同じく約5000万画素になりますが、長時間露光での撮影やフラッシュを用いての撮影は三脚ハイレゾショットでしかできません。
また、合成にかかる時間も、三脚ハイレゾショットのほうがかなり短いです。
用途に合わせて使い分けを行ってください~。
【コンピュテーショナル フォトグラフィ④ 深度合成】
深度合成は、複数枚の写真を合成して「ボケていない画像」を生成する機能。
上の写真は、深度合成機能を用いて全体的にピントの合った状態にした画像です。
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
大きい花などを撮ろうと思ったとき、花のしべにピントを合わせると花びらがボケてしまうことがあります……。
深度合成の設定をONにして撮影すると、ピント位置を変えて複数枚の画像を撮影してくれます。
それをカメラ内で合成することで、先ほどの写真のようにボケていない画像を作ってくれるのです!
深度合成前:ボケている写真
深度合成後:ボケていない写真
小指の先程度のごく小さい植物を撮りました。
ごく小さいものを撮影するマクロ撮影では、どうしてもボケずに撮影するのが難しいのですが、深度合成機能を用いればきちんとピントの合った状態に写すことができます。
深度合成前:ボケている写真
深度合成後:ボケていない写真
ちょっと分かりづらいですが、動物園のトカゲを撮ったものです。右手前の腕がボケてしまっているのが、合成によってきちんと写った状態になりました。
ちなみに、深度合成は対応したレンズでのみ使用可能な機能ですが、2種類のキットレンズのうちの1本であるM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROは対応したレンズになります。
こちらのレンズにつきましても、後ほど詳しく解説いたします!
【コンピュテーショナル フォトグラフィ⑤ プロキャプチャー】
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
鳥などの高速で動き回る被写体を撮る場合、動きに気づいた時点でシャッターを切っていては「遅い」ことがしばしば。
そんな時に便利な機能がプロキャプチャーです!
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
シャッターを全押しする前からカメラが記録を開始してくれて、連写の「あいだ」の画像を最大14コマ記録できる機能。
知識や経験、集中力がなくてもシャッターチャンスを逃すことない、とてつもなく便利な機能です!!
高速で飛びまわるスズメガを捉えた1枚。小さくすばしっこいので、プロキャプチャー機能が非常に役立ちました。
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8
飛び回るカワウ。AF性能が優秀でカメラのレスポンスも良好、ボディやレンズが軽くて取り回しが良いため動体撮影にも苦労しないカメラとなっております。
手軽に飛んでいる鳥なども撮れますし、機材が軽くてコンパクトなため荷物の負担にもなりにくいです。
バードウォッチングのついでに持っていくなどの使い方もよいでしょう!
【月も簡単に撮れる望遠性能】
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS
ちなみにOM-5はボディやレンズが小型軽量で取り回しが良く、手ブレ補正も強力なので非常に快適な望遠撮影ができます。
例えば、上の写真はM.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 ISで撮影したもの。皆既月食の月です。
望遠端の400mm(換算800㎜)、デジタルテレコン2倍の設定で焦点距離1600㎜相当の超々望遠撮影しています。
センサーがマイクロフォーサーズのOM-5は焦点距離2倍で撮影できますので、このような超望遠撮影はお手のもの。
念のため、センサーサイズと焦点距離についての説明は、記事の末尾にて関連リンクをご案内いたしますね。
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
ちなみに、キットレンズの1本であるM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIでも月は撮れちゃいます!
望遠端で換算300㎜のレンズですので、こちらもデジタルテレコン機能で2倍の600㎜までは伸びます。
デジタルテレコンを使うと若干の画質劣化がありますが、スマホ画面で写真を見る程度なら分からないレベルです。
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
ちなみに月食が最大になったときの写真もこちらのレンズで撮影してみました。
こういう珍しい被写体でもお手頃価格のキットレンズで撮れるというのはありがたいですね~!!
【キットレンズ2種はどちらも優秀】
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
今回、OM-5には2種類のレンズキットが発売されることになっています。
先ほどもご紹介した高倍率ズームレンズのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 IIつきのキットが、ボディのみと同時の11月18日に発売。
深度合成機能にも対応しているM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROつきのキットが12月10日発売です。
どちらもそれぞれ違った長所を持った優秀なレンズになります。
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
まず、M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II は、35㎜換算で28㎜の広角から300mmの望遠までカバーするレンズです。
例えば広角側で上のようにダイナミックな写真を撮ったり……。
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
望遠側で被写体を大きく際立たせて撮ったりと、様々なシーンに対応できるレンズになります!
IPX1となっていますので、こちらもフィールドに持ち出すのに安心感がありますね。
ZERO (Zuiko Extra low Reflection Optical)コーティングが施されており、逆光でも写真が白っぽくなるのを防いでくれます。
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II
重さ285gと非常に軽く、取り回しが良いためシーンを選ばず使えるのもポイント。
望遠側でレンズ先端から約33cmでの撮影が可能であり、近接撮影も得意。
隙のない、オールラウンダーレンズです!
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
一方、もう1本のキットレンズであるM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PROは、「PRO」とついているだけあって高画質と小型軽量を両立した素晴らしいレンズ!
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
先ほどご紹介したM.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6 II も優秀なレンズですが、特に望遠側ではほんの少し「写りが甘い」ことも。
便利さよりも「画質」優先の方は、こちらのM.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO のキットを選ぶことをオススメします。
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
動物の毛や鱗の質感もしっかり解像し、キリっとした写真が撮れます。
開放値はズーム全域でF4一定で、最大撮影倍率0.5倍のハーフマクロ撮影も可能。
被写体に思いっきり寄って撮影することで、ボケを活かした撮影が可能です!
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
近接撮影のみならず、遠景の撮影もバッチリ!
描写に優れるPROレンズの性能であれば、ハイレゾショットで撮影すれば細部まで高解像の画像を得られます。
小さく切り取っても綺麗な画像が得られますので、風景写真の撮影などにも向いているでしょう。
OM-5+M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
これだけ写りの良いレンズであるにも関わらず、重さ254gと極めて軽いのも嬉しいところ。
2020年2月12日時点で「F値固定の標準ズームレンズの中で世界最小最軽量」とのことですので、こんなに軽くて便利なレンズはなかなかありません。
もちろん防塵防滴仕様になっていますので、フィールドでの撮影にも問題なし。
PROレンズの名は伊達ではありません!!
【電源まわりにちょっとだけ不満点も】
本体充電用のUSB端子ですが、今どきのスタンダードであるUSB Type-Cではありません。ここに関しては個人的にそこまで気にならないのですが……。
何よりも問題なのは、USB給電することができないところ。電源を接続して電力供給を受けながらカメラを動かすことができません。
そのため、ライブコンポジットを用いて星の軌跡を撮影しようとする場合などは、かなりの長時間撮影が必要となるためバッテリーの残量にはくれぐれも気を付けてください!
場合によっては電源不足によって途中で記録できなくなってしまう可能性もありますので、星の軌跡を撮ろうと思う方はちょっと注意です!
記事末尾にリンク貼りますが、弊社スタッフが前機種にあたるOM-D E-M5 MarkIIIで星の軌跡を撮影した作例を掲載しているので、撮ること自体は問題なくできるはずですが。
ここぞというときにきちんと撮影できるよう、使用していない時はこまめにモバイルバッテリーに接続するか、予備バッテリーを用意しておいたほうが無難です。
とはいえ、USB充電中は端子部分が保護されない状態になりますので、接続する際はまわりの環境にも気を配る必要があるでしょう。
場合によっては、きちんと荷物にしまった状態で充電するなどの対策も必要かと。
以上、少しだけ注意点でした。
【小型でいつでも持ち歩けることの良さ】
それは「カメラは持ち出さなければ意味がない」との想いがあればこそ。OM SYSTEMのカメラも、その姿勢を受け継いでいます。
また、交換レンズが比較的安価で揃えやすく、総じて軽くて使いやすいのがマイクロフォーサーズ機であるOM-5のメリット。
例えばもっとF値の低い大口径レンズでボケを活かした写真を撮ったり。
マクロレンズで小さな生き物たちの世界を覗いたり。
望遠レンズで肉眼のでは見えない月や星の世界を捉えたり。
広角レンズで軽快にスナップを撮り歩いたり。
楽しみ方は何通りもあります!!
ちなみに、普段わたくしはオールドレンズを使って写真を撮ることが多く、焦点距離が2倍になってしまう都合でマイクロフォーサーズのカメラには手を伸ばしたことがなかったのですが……。
今回、こちらのOM-5を使ってみて携行性の高さ・強力な手ブレ補正・多彩な機能でめちゃくちゃ便利だなぁと思いました。
デモ機でいろいろ撮影してみて、めちゃくちゃ楽しかったです!!
小型であることのメリットをきちんと生かしたカメラ造りをしていてとても感心しました。このOM-5を持って山とか行ったらめちゃくちゃ楽しいだろうな……。
これからカメラを買う方はもちろん、すでに他社製のカメラをお持ちの方も、役に立つシーンがきっとあると思いますのでぜひともオススメしたいです。
ぜひともナニワグループオンラインにてご注文ください~! 店頭でもご注文承っております!!
【アウトドア用カメラが欲しい方への参考記事】
ちなみに、アウトドア系のYoutuberさんでOM-5の機材レビューを上げている方をちらほら見かけます。
アウトドア趣味があって、自然の多いところに出かけていくことが多い方ほど、きれいな風景に出会ってそれを記録したいと思うことが多いはず。
弊社スタッフが過去の機種でコンピュテーショナル フォトグラフィの機能を用いた作例を多数公開しておりますので、こちらも参考にしていただければと。
まず、「前モデル」にあたるOM-D E-M5 MarkIIIの製品レビューがこちら。
スペック的にOM-5とほぼ同等である過去のフラッグシップモデル・OM-D E-M1 MarkIIIの製品レビューがこちら。
また、製品紹介の中で言及した「焦点距離」についてのお話や、手ブレ補正の「段」について知りたい方は、以下のブログ2本もご覧いただけますと参考になるかと。
とはいえ、記事を読んだだけではカメラの選び方など最初はなかなか分からないと思いますので、ナニワグループ各店にお越しくださいましたらいろいろとご案内できるかと存じます。
機材相談だけでも結構ですので、お気軽にお越しくださいませ~!!
【おまけ】
違います。
OM-4は1983年に発売されたフィルムカメラ。
いちおう並べて撮ってみましたが、ファインダー部のデルタカットはたしかにOMシリーズの伝統なのだなぁと。
最後にしょうもない話、失礼しました。今回も長々とお付き合いいただきましてありがとうございました!!